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【RACE REPORT】Stage 5 : Alula Camel Cup Track > Alula Camel Cup Track / 169,6 km
横風分断が何度も起きるハードなステージを生き残り、ファンチェル選手が総合 8位に浮上!
開催日:2月1日
コース:Alula Camel Cup Track > Alula Camel Cup Track / 169,6 km
出走:17 teams (6 WT, 7 PT, 3 CT, 1 NT)
JCL TEAM UKYOメンバー: アレッサンドロ・ファンチェル, シモーネ・ラッカーニ, アンドレア・ダマート, ニコロ・ガリッボ, 小石祐馬, 小林海, 山本大喜
JCL TEAM UKYO監督:MANUELE BOARO
レース公式サイト :https://www.thealulatour.com/en
JCL TEAMUKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/
アル・ウラ ツアーの最終ステージは、総合成績を変動させるを最後のチャンスとなった。コースはアル・ウラ キャメル カップ トラックをスタートし、ファドラへ向かった後、モゲイラを通過しながら再びスタート地点に戻るルート。レース中盤には39km地点と69.4km地点に中間スプリントが設定されていた。終盤にはキャメルカップトラック内の周回コースに入り、 1回目の通過時にはボーナスタイム争い、 2回目の通過が最終ゴールラインとなった。
JCL TEAM UKYOの戦略は、
1.スプリンターのアンドレア・ダマートを良い位置に送り込む
2.強風による横風分断(エシュロン)に備え、ファンチェルを集団内で安全に守る
この2つの目標を掲げてスタートした。ファンチェルは総合 10位からスタートし、可能更ならば更なる順位アップを目指していた。
予想通り、スタート直後からハイペースの展開となった。何人もの選手が逃げを試みたが、集団は簡単には容認せず、激しい攻防が続いた。スタート直後の幹線道路では有力勢が序盤からペースを上げ、集団が分断される。分断された集団からも溢れてしまった小石・山本・ダマートはここでレースを終えることに。
スタートから40km程の地点でようやくミッケル・ビョーグ (UAE)とアイバラス・ミクティス (Tudor)が逃げを成功させ、1分のリードを確保。しかし追走のアタックにより活性化したメイン集団に吸収された。レースが進むにつれ、横風区間での激しいアタックにより集団が分断される。 JCL TEAM UKYOはこの動きに対応しきれず、後方グループに取り残されてしまう。レースが進むにつれて風向きが変わり落ち着いたメイン集団に再合流。残り約 80km地点でメイン集団へ復帰した。直後、JCL TEAM UKYOのニコロ・ガリッボが逃げに乗り、新たな4名の先頭グループを形成。彼らは最大1分のリードを得る。その後の横風区間でメイン集団が加速し、再び分断が発生。ペースの上がった集団にキャッチされたガリッボは吸収されるとすぐにファンチェルのサポートに回り、彼を前方の安全な位置へと導いた。この働きにより、ファンチェルは総合ライバルと差をつけることに成功。最終的に、ファンチェルはリスクなくフィニッシュへ向かう形となった。最後はスプリント勝負となり、マッテオ・モスケッティ (Q36.5)がステージ優勝。ファンチェルは 18位でフィニッシュし、総合順位を 8位に上げることに成功した。JCL TEAM UKYOは、アル・ウラ ツアー2025の総合トップ10に唯一入ったコンチネンタルチームとなった。
ファンチェルのコメント
「今日のレースは本当にハードだった。最終ステージは横風が強く、厳しい展開になるとわかっていたので、みんなとても緊張していた。僕も途中で遅れた場面があったけど、冷静に対応し、チームメイトのおかげで前方へ復帰することができた。特にガリッボが大きな助けになった。彼が僕を前の集団に戻し、総合 8位を守るのを手助けしてくれた。」「今大会の結果には満足している。チーム全体としても良い走りができたし、個人的にも総合8位という結果に満足している。」
Result
STAGE 5
1. Matteo Moschetti (Q36.5 Pro Cycling Team) in 3h32’
2. Dylan Groenewegen (Team Jayco AlUla) s.t.
3. Juan Sebastian Molano (UAE Team Emirates-XRG) s.t.
18. Alessandro Fancellu (JCL Team Ukyo) +4”
AlUla Tour FINAL GC
1. Tom Pidcock (Q36.5 Pro Cycling Team) in 17h26’25”
2. Fredrik Dversnes (Uno-X Mobility) +1’09”
3. Johannes Kulset (Uno-X Mobility) +1’12”
8. Alessandro Fancellu (JCL Team Ukyo) +1’39”