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【RACE REPORT】OITA URBAN CLASSIC
レース レポート
2024.10.01

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【RACE REPORT】OITA URBAN CLASSIC

山本大喜選手がサバイバルレースで準優勝! アジア最優秀選手賞も獲得する活躍を魅せました!

開催日程  2024年9月29日
開催場所  大分県 レゾナックドーム大分周辺
レース形式 ロードレース 11.6㎞ 13LAP 150.8km
出場チーム 18チーム ≪海外CT 6チーム/国内CT及び選抜チーム 12チーム≫
出走 100名 完走56名
JCL TEAM UKYO メンバー : 山本大喜/岡篤志/佐藤 后嶺/アール・ネイサン
監督:田村遼
大会HP:https://www.oita-cyclefes.com/

YouTubeLIVE:  https://www.youtube.com/live/KCOTDBQwT4E?si=VRlrpw6uuPtWHzsB

 

今年で11年目を迎える「おおいたアーバンクラシック」。UCI 1.2クラスに認定されたロードレースは、大分県の市街地を駆け抜ける国内でも希少なコースとなっています。1周11.6㎞/全13周で争われるレース、ハイスピードで駆け抜けるフラット区間、アップダウンに富んだ市街地、鋭いコントロールが必要なテクニカルコーナーの末に迎える上り坂など、様々な展開が想像できるコースプロファイルを持ち、ゴール地点であるレゾナックドーム大分へ向かう市街地からの登りは想像以上に長く選手を苦しめます。今年はUCIコンチネンタルを中心に16チームが参戦。ツール・ド・ランカウィ組とメンバーを分けたJCL TEAM UKYOからは山本選手、岡選手、佐藤選手、アール選手の4名が挑みました。前半に出来たエスケープグループが逃げ切る例も多いこのレース。「出走人数が少ないだけに後手に回るとレースをコントロールするのは難しい。有力どころの逃げグループに2名を乗せることで、ライバルチームと対等に戦うことが出来る」という事を念頭にレースに挑みました。


レースはスタート前から緊張感が漂う雰囲気。それが影響してかパレード走行中に選手数名が絡む落車も発生します。再スタートが切られるとすぐに緩急のあるコースを利用して抜け出しを図る選手たち。前半の逃げは要注意と意識した山本選手、岡選手もタイミングを見計らいリーディンググループに共に乗るプランを遂行しようと試みます。特に動きが良いのは人数を揃えているキナンとシマノ。交互にメンバーがアタックを掛けプロトンを揺さぶります。

レースは2周目の中盤に入ったところで4名のエスケープグループが形成されます。ここにロングエスケープが得意なヴェロリアン松山の阿部選手と短い登りに強いヴィクトワール広島のキンテロ選手、キナンの孫崎選手が乗ったことで少人数ながら強力な逃げとなりました。山本選手が先頭に立ちこの展開を元に戻そうと試みますが番手に逃げに送り込んでいるチームが後ろに続いたことで距離は縮まず、他チームの協力が得られずにタイム差が1分以上に開きます。山本選手がプロトンの中ほどに戻ると、プロトンは先頭グループにメンバーを乗せていないシマノレーシング、マトリックスを中心にコントロールがはじまります。プロトンは4名の逃げは容認する流れとなり、ハイスピードながら幾分ペースは安定し始めます。

ここに佐藤選手も加わることで次の展開にJCLTEAM UKYOが動ける体制を準備します。そして、いよいよタイム差が縮まりだすとEF 津田選手、MATRIX 小林選手が鋭い攻撃を仕掛けてレースの流れを入れ替えようとします。しかしペースが不安定になることで先頭とのタイムギャップが逆に縮まらなくなります。それだけ先行する4名の走力は強力で残り2周半になるまで1分以上の差を保ちます。

残り1周半に入るころにタイム差は40秒、先行グループを間近に捉えられる距離になると、ヴィクトワール広島のダイボール、キナンの山本選手など逃げに送り込んでいるチームもプロトンの人数を減らそうと攻撃に転じます。山本選手、岡選手、アール選手は機を逃さぬようにアタックに反応し、結果先行グループを吸収した直後に出来た8名のエスケープに山本選手が乗ることに成功します。キナン3名VICTORIA SPORTS 2名、宇都宮ブリッツェン1名、MATRIX 1名、山本選手の8名はハイペースのローテーションを繰り返しながらゴールに突き進みます。

ゴールまで残り3㎞、後方との差が20秒に開いたことでこのメンバーからキナンの新城選手がアタック、2名メンバーを乗せているVICTORIA SPORTSのニコラスがエースのジェロエン選手を従えてこれを追撃、山本選手とMATRIX小林選手はこの流れを逃がしません。残り300mで小林選手が攻撃に出ると番手につけたジェロエン選手が一気に捲って先行、山本選手も追随しますがそのスピードを越えることが出来ずにゴールが目前へ迫ります。優勝を確信し拳を握ったジェロエン選手の後方で宇都宮ブリッツェンのアコスタ選手とスプリント勝負に先着したのは山本選手でした。先頭グループ7名がゴールラインを切って間もなく現れたメイングループのトップをアール選手が獲り8位、グループ後方で岡選手がゴールしレースを終えました。

少数精鋭で挑んだUCIロードレースでしたが、2位と健闘した山本選手が30点、アール選手が3点のポイントを獲得する結果となりました!
JCL TEAM UKYOの応援ありがとうございました!

OITA URBAN CLASSIC RESULT
DST 150.8km Ave 44.26km/h
1 MEIJERS Jeroen VICTORIA SPORTS 3:24:24
2 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +0:01
3 ACOSTA Ruben 宇都宮ブリッツェン +0:01
8 EARLE Nathan JCL TEAM UKYO +0:42
24 OKA Atsushi JCL TEAM UKYO +0:59
●アジア最優秀選手賞  YAMAMOTO Masaki