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BACK【RACE REPORT】Tour of the Alps STAGE1
山本選手が7名のリーディンググループに乗り70kmのエスケープ! ペゼンティ選手が13位でゴール!
大会期間:2024年4月15日(月)~19日(金)
カテゴリー:UCI 2.PRO
ステージ数:全5ステージ
総距離:708.4km
開催地:イタリア
出場:18チーム 121名出走 116名完走 (WT 9チーム PRT 7チーム CT 1チーム National 1チーム)
JCL TEAM UKYOメンバー:山本、岡、小石、石橋、カルボーニ、ペゼンティ、増田
4/15 Stage 1 | Neumarkt/Egna – Kurtinig/Cortina 133.3km
4/16 Stage 2 | Salurn/Salorno – Stans 189.1km
4/17 Stage 3 | Schwaz – Schwaz 127km
4/18 Stage 4 | Leifers/Laives – Borgo Valsugana 141km
4/19 Stage 5 | Levico Terme – Levico Terme 118km
Stage1 Neumarkt/Egna - Kurtinig/Cortina (133.3km ▲2,045m)
第1ステージは、前半に20kmで800mの山岳、後半は登り初めが16%と激しい勾配 5km400mの峠を2周するレイアウト。最後は平坦ゴールとはいえ、厳しい山岳が含まれており展開で絞り込んでいく流れも考えられるコースレイアウトです。
Giro d’Abruzzo を好調で終えたJCL TEAM UKYO。今シーズン前半、最大のステージレースに挑みました。
チームの作戦としては、エースは好調のカルボーニ選手。レース前半は岡選手と増田選手でエスケープに乗る展開を作り、後半は山本選手、ペゼンティ選手や小石選手が主要な選手たちの動きにしっかりと反応。石橋選手は全体のヘルパーとして動いてもらう作戦で挑みました。
レースは序盤の平地区間から各チームの思惑が交錯した激しいアタックが繰り広げられます。増田選手、岡選手が作戦通りこの動きに呼応し、何度も攻撃に出ますが決まらない状況が続きます。
そして迎えた20km地点、彼らの入れ替わりで山本選手が一発で抜け出したタイミングがこのレースを動かすことになります。Polti 2名、Unibet 、Euskartel、Corratec、Tudorを1名ずつ、そして山本選手を入れた計7名の逃げは2分半のアドバンテージを稼ぎます。しかし、山岳の序盤に設置されたスプリントポイントへのスピードアップをきっかけにペースが安定しない状況が続きます。
山本選手はスプリントポイントを3位で通過。そして、山岳を終えた70km地点で再び先頭グループを一体化します。プロトンとのタイム差は4分、ペースが落ち着いたタイミングで石橋選手が補給を取りに行くなどアシストし、後半に備えることが出来ました。
レースは後半戦、急勾配の登り区間に入ると先行していたメンバーはPolti2名の先行で大きく崩れます。分断した後方のグループに残された山本選手は頂上付近までプロトンからリードした後は追走グループに吸収されるのを待つ展開となります。
一方、プロトンは後半の最初の登り区間で急激なペースアップ、一気にメンバーを絞り込みます。ここではカルボー二とペゼンティはメイングループで通過、やや遅れた増田選手や岡選手は急勾配でトリッキーな下り区間に差を広げられてしまいます。
50名程に絞られたメイングループに山本選手が吸収されると、山本選手はカルボー二選手やペゼンティ選手たちのアシストとして働き、勝負がかかる2回目の山岳へ彼らを送り出します。
残り20km、各チームのエース級がハイスピードでぶつかりあう展開が続きいよいよ先頭グループは11名に絞られます。メンバーは3大ツールで活躍する選手たちが中心の構成、ペゼンティ選手やカルボー二選手はここには乗れませんでしたが、20秒後ろの追走グループでチャンスを狙います。
レースはEF チャベスがアタックした事をきっかけに4名の選手でクライマックスを迎えます。ゴールまでのホームストレート、力強い走りでスプリント勝負を制したのはENEOS フォス選手。
トップグループがゴールして30秒後、追走グループが現れ、スプリントが始まります。ENEOSのガンナ選手についで2番手で13位でゴールしたのは ペゼンティ選手、カルボーニ選手も同一集団でゴールしました。
Tour of the Alps 第1ステージは、Giro de Italiaの前哨戦としてハイレベルの選手が集まる中、メンバー全員が機能して山本選手のエスケープやペゼンティ選手・カルボー二選手を上位グループでゴールさせることが出来ました。
大会唯一のコンチネンタルチームとしてワールドツアーチームと戦うJCL TEAM UKYO。引き続き応援よろしくお願いします!
山本選手コメント
「Abruzzoの落車から回復に務めてきて、バイクには直前で踏める感覚が戻る程回復しました。今日は岡や増田さんが前半のアタックに反応していましたが、たまたま自分が加わったタイミングで逃げが決まりました。結果的に前待ちという形でレースを進行できたのは自分にとっては良かったと思います。
もう少し逃げのメンバーが協調性があれば後半の登りまで逃げ続けることができたと感じていたのですが、捕まった時に残っていたカルボー二やペゼンティをアシストすることも出来たので役割を果たせたかなと…。明日からのステージも山本大喜らしい走りを貫くのでよろしくお願いします。」
第1ステージ Result TOP3
DST 133.3km Ave 40.578km/h
1 FOSS Tobias INEOS Grenadiers 3:17:06
2 HARPER Chris JAYCO ALULA +0:00
3 CHAVES Esteban EF Education +0:00
13 PESENTI Thomas JCL Team UKYO +0:34
24 CARBONI Jovanni JCL Team UKYO +0:34
個人総合成績 TOP3
1 FOSS Tobias INEOS Grenadiers 3:16:06
2 HARPER Chris JAYCO ALULA +0:04
3 CHAVES Esteban EF Education +0:06
13 PESENTI Thomas JCL Team UKYO +0:44
24 CARBONI Jovanni JCL Team UKYO +0:44