JCL TEAM UKYO

NEWS

BACK
【RACE REPORT】Giro d’Abruzzo STAGE3
レース
2024.04.12

SHARE

facebook twitter line

【RACE REPORT】Giro d’Abruzzo STAGE3

マルチェッリ選手のロングエスケープ! カルボーニ選手が激戦を9位でゴールする活躍!

大会期間:2024年4月9(火)~12日(金)
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ数:全4ステージ
開催地:イタリア
出場:22チーム 1チーム7名編成 141名出走 139名完走  (WT 2チーム PRT 7チーム CT 13チーム)
JCL TEAM UKYOメンバー:ペゼンティ増田カルボーニ石橋マルチェッリ鎌田

4/9    Stage 1   Vasto – Pescara                              161.2km ▲2,025m
4/10  Stage 2   Alanno – Magliano de‘ Marsi      162.2km ▲2,210m
4/11  Stage 3   Pratola Peligna – Prati di Tivo    162.8km ▲3,415m
4/12  Stage 4   Montorio al Vomano – L‘Aquila 173.2km ▲3,364m

Stage3 Pratola Peligna - Prati di Tivo(162.8km ▲3,415m)

SP 91.5km
KOM 123.4km CROCE ABBIO 1276m
KOM 162.8km Prati di Tivo

第3ステージはAbruzzo内陸の街”Pratola Peligna”からスタート。細かく起伏を越えながら1000mへ到達する2つの山岳の後、最後15kmは厳しい勾配を登り切りゴールを迎えるクイーンステージ。このステージの総合成績上位が更に絞られるレイアウトです。

第2ステージを終えて総合3位のペゼンティ選手、6位のカルボー二選手をチーム一丸でフォローし、最後の山で勝負する作戦でレースに向かいました。

レースは序盤から起伏を使って抜け出した7名がレースを動かしていきます。総合で50秒以上遅れている選手たちのリードをプロトンは容認。すぐに2分30秒のタイム差が開きます。この先行グループにマルチェッリ選手が入った事で、JCL TEAM UKYOはプロトン内でのその後の展開を優位に運ぶことになります。

70km地点を越えて1名が脱落し6名のメンバーとなった先行グループのメンバーは、ZALF トマッソ選手とデニス選手・VF Group フィリッポ選手・Polti ペニャルベール選手 BINGOAL ティッザ選手、そしてマルチェッリ選手。この中に山岳賞やスプリント賞争いに危険な選手がいない事から、プロトンをコントロールするのは総合成績トップのクリステン選手を擁するUAE勢は安定したペースでレースをコントロールしていきます。

レースが後半に向けて追走を強めたのは120km地点から始まる2つ目の山岳。カルボー二選手、ペゼンティ選手は前方に位置取りをキープし、石橋選手が登りの入り口などポジション争いに優位に運べるようにレースコントロールに加わります。

一方、先行グループは分断。マルチェッリ選手が脱落しプロトンに戻りますが、ここまで大きな仕事を果たしてくれました。

レースはいよいよ山頂にゴールを迎える最後の15kmの登りへ入ります。先行グループを全員吸収するコントロールに徹したUAEに対し、ASTANA勢が猛烈なペースメイクで攻撃に出ます。一気にグループが縦に伸び、細分化される中で残り10kmを前にペゼンティ選手が脱落してしまいます。

一方、4名を先頭グループに残したUAEはウリッシ選手、イェーツ選手、クリステン選手が交互に攻撃を仕掛けレース展開を激化させます。この攻防で少し遅れをとったカルボーニ選手でしたが渾身の力で踏み続けて開いていく差を最小限に抑える走りに徹します。ゴールはこの先頭での攻防を耐えきったASATANAのルツェンコ選手がUAEのイェーツ選手とウリッシ選手との2対1の攻防を制し見事優勝を果たします。

ルスツェンコ選手の優勝から1分40秒が経過し、ゴール前のストレートに現れたのはカルボーニ選手。後ろを振り切って9位でゴールへ飛び込みます。各選手が分断してゴールを迎えたことからカルボーニ選手が総合9位も獲得します。

続いて数名の選手を間にペゼンティ選手、増田選手がフィニッシュ。ペゼンティ選手は総合を少し落としましたが14位、増田選手は順位を上げて36位と健闘しました。

 

Giro d’Abruzzoの大一番となったクイーンステージでも10位以内にカルボー二選手を送り込んだJCL TEAM UKYO。コンチネンタルチームとして価値あるリザルトを残し続けています。

明日の最終ステージも引き続き応援よろしくお願いします。

カルボーニ選手コメント

「レースが最後に勝負が集約されるのを予想していたし、チームメイトがそれまでのシチュエーションに最善を尽くしてくれた。中盤で遅れを取ってしまったが、自分の成績を諦めずに踏み続けた結果が9位。まだ上がいるけど現時点でこの結果には満足してる。明日はアップダウンが多く、非常に負荷の高い展開になりそうだ。でも今のコンディションならきっとうまく行くと思うよ。」

第3ステージ Result  TOP3

DST 163km Ave 38.153km/h

1 LUTSENKO Alexey    Astana Kazaqstan            4:16:20
2 ULISSI Diego        UAE Team Emirates       +0:02
3   YATES Adam                  UAE Team Emirates      +0:02

9   CARBONI Jovanni       JCL Team UKYO        +1:55
19 PESENTI Thomas       JCL Team UKYO               +2:53
39 MASUDA Nariyuki       JCL Team UKYO               +6:31

 

個人総合成績 TOP3

1 LUTSENKO Alexey   Astana Kazaqstan         12:00:11
2 YATES Adam               UAE Team Emirates   +0:14
3   VOISARD Yannis      Tudor  Pro Cycling      +0:37

9   CARBONI Jovanni      JCL Team UKYO       +2:11
14 PESENTI Thomas       JCL Team UKYO            +3:05
36 MASUDA Nariyuki      JCL Team UKYO             +8:24

チーム総合成績 5