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BACK【RACE REPORT】Giro d’Abruzzo STAGE1
マルチェッリ選手がスプリントで2位!ペゼンティ選手がホワイトジャージを獲得!
大会期間:2024年4月9(火)~12日(金)
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ数:全4ステージ
開催地:イタリア
出場:22チーム 1チーム7名編成 152名出走 142名完走 (WT 2チーム PRT 7チーム CT 13チーム)
JCL TEAM UKYOメンバー:山本、ペゼンティ、増田、カルボーニ、石橋、マルチェッリ、鎌田
4/9 Stage 1 Vasto – Pescara 161.2km ▲2,025m
4/10 Stage 2 Alanno – Magliano de‘ Marsi 162.2km ▲2,210m
4/11 Stage 3 Pratola Peligna – Prati di Tivo 162.8km ▲3,415m
4/12 Stage 4 Montorio al Vomano – L‘Aquila 173.2km ▲3,364m
Stage1 Vasto – Pescara (161.2km ▲2,025m)
SP 31.1km
KOM 106km CHIETI 272m
Giro d’Abruzzo 第1ステージは、海の街VASTOをスタートし、海岸線を北上後スプリントポイントを経て内陸の山岳地帯へ入るレイアウト。
後半は106km地点の山岳ポイント CHIETIを抜けて、海の街 PESCARAへゴールする161kmです。
この日、JCL TEAM UKYOはスプリントゴール勝負となるのを予想しました。マルチェッリ選手をエースにすると共に、前回のレースで好調を魅せたカルボーニ選手を守る体制でチームメンバーが一丸となってスタートに向かいました。
快晴の天候に恵まれた第1ステージ。多くの観衆が見守る中、前方にはコンチネンタルチームがずらりと陣取り、プロツアー・ワールドツアーチームは余裕を持って後方からスタートする様子が特徴的でした。
レースがスタートするとエスケープを決めようと各チームが動き、プロトンは緊迫した交戦状態が続きます。ボアロ監督からも「この状況に注意しろ!展開を見逃すな」と無線で選手に伝えられ、アタックに反応する展開が続きます。
20分が過ぎる頃、数名のコンチネンタルチームの選手の抜け出しが発生。後方から追いついたメンバーと合わせて8名のリーディンググループが形成されます。ボアロ監督がすぐに彼らのゼッケンをチェックし、彼らの先行を容認する指示を出すと他のチームも同様にペースを落ち着かせます。
結果、30km地点で3分30秒の差が開きます。このリーディンググループが徐々に人数を減らしながら100km以上逃げる流れでレースは進んでいきます。
プロトンをコントロールするのはASTANAとCORRATEC。JCL TEAM UKYOは落ち着いたプロトンの中で脚を休め後半の展開に備えます。
残り40kmを切る頃、ここまで徐々にペースを上げてきたプロトンが1分20秒までタイムギャップを詰めていきます。しかし、先行する選手が3名に絞られたことで、プロトンは残りの距離とタイム差を考えて一時追走のペースを緩めます。
そして、このタイミングで前方にコントロールに入っていた石橋選手がタイミングよく数名のコンチネンタルの選手と抜け出します。さらに後方からプロツアーのPOLTI、BINGOALが追いつくと追走グループが形成されます。
マルチェッリ選手の為にチェックに入った石橋選手はこのグループの中で上手く立ち回りながら、UAEが追走に入りペースが上がった後方のプロトンが追いつくのを待ちます。
残り21km、プロトンが石橋選手らを吸収すると序盤から先行する3名との差は40秒とゴールスプリントを射程圏内に入れた流れとなります。マルチェッリ選手を前方に引き上げ、特にカルボーニ選手が終盤の展開にアグレッシブに位置取りをキープします。
残り10km、レースは振出しに戻りスプリントトレインが形成されペースが上がります。再び緊張状態になったプロトンの中で落車が発生。山本選手が巻き込まれて遅れてしまいます。
ゴールに伸びる直線路、マルチェッリ選手が猛然と前方を掻き分けて先頭に出ます。残り10mまで先行を粘りましたが、右手から捲ってきたVF Groupのスプリンター、ザノンチェッロ選手の車輪が伸びてほぼ同着でゴールラインを切ります。
アナウンスではマルチェッリ選手の名前が多くコールされていましたが結果は2位、湧き出る悔しさに空を仰ぎます。そして、6位に入ったペゼンティ選手はこの日U25のトップの証であるホワイトジャージを獲得することになりました。
終盤にかけて石橋選手の動きや、ゴールスプリントでのマルチェッリ選手、ペゼンティ選手の活躍でレースを湧かせたJCL TEAM UKYOはチーム総合1位も獲得。明日のステージへ繋がる幸先の良い出だしとなりました。
明日の第2ステージの応援もよろしくお願いします。
ペゼンティ選手コメント
「今日はコースも綺麗で走りやすいレースだった。マルチェッリが2位と惜しかったが悪くない成績。自分も彼の流れでポジショニングがうまく取れて6位に入ることが出来た。これもしっかりとレース中に皆がフォローしてくれたおかげだと思う。明日からのレースもこのジャージを守っていきたい。」
第1ステージ Result TOP3
DST 161km Ave 43.89km/h
1 ZANONCELLO Enrico VF Group Bardiani 3:38:41
2 MALCELLI Matteo JCL TEAM UKYO +0:00
3 PEÑALVER Manuel POLTI Kometa +0:00
6 PESENTI Thomas JCL TEAM UKYO +0:00
個人総合成績 TOP3
1 ZANONCELLO Enrico VF Group Bardiani 3:38:31
2 MALCELLI Matteo JCL TEAM UKYO +0:04
3 PEÑALVER Manuel POLTI Kometa +0:06
7 PESENTI Thomas JCL TEAM UKYO +0:10
U25 総合1位 ホワイトジャージ :PESENTI Thomas
チームランキング総合1位 :JCL TEAM UKYO