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【インタビュー】アルベルト・ボルピGM “チームへの思い”
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2024.03.18

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【インタビュー】アルベルト・ボルピGM “チームへの思い”

今シーズンより指揮を執る、アルベルト・ボルピGM。
数々の輝かしいキャリアをもつ彼に、チームへの思いを聞きました。

プロフィール

1962年12月9日生
イタリア ロンバルディア州サロンノ出身
ジロ・デ・イタリア   12回出場 (1985-1997)
ツール・ド・フランス  3回出場 (1989、1990、1995)

 選手としての経歴(1984-1997)

Bianchi         (1984)
Sammontana – Bianchi (1985-1986)
Gewiss – BIanchi    (1987-1988)
Chatou d`Ax      (1989-1990)
Gatorade         (1991-1992)
Mecair – Ballan      (1993)
Gewiss          (1994-1996)
Batik del Monte               (1997)

指導者としての経歴(1998-)

Riso scotti MG boys  (1998)
Vini Caldirola    (1999)
Fassa Bortolo    (2000-2005)
Barloworld     (2006-2009)
Liguigas Canondale  (2010-2012)
Canonndale      (2013-2014)
Skydive Dubai     (2015-2016)
Bahrain – Victorious (2017-2023)
JCL TEAM UKYO         (2024-)

21歳、84年のロス五輪のロードレース イタリア代表を経てBianchi-Piaggioにてプロに転向しました。翌年の85年のジロ・デ・イタリアで新人賞のマイヨを守り切り、同年のG.P.Camaioreで優勝したのが自分のキャリアの中でも最も良い思い出です。

1998年に自分のキャリアを終え、Riso scotti という小さなプロチームでディレクターのキャリアをスタートしました。その2年後、Fassa Bortoloで初めて規模の大きなプロチームの監督となりました。

2007年に所属したイギリスのBarloworldでは、その後ツール・ド・フランスで総合優勝したゲラント・トーマス。2012年のLiquigas Canondale ではモレノ・モゼール、イヴァン・バッソ、ペーター・サガンといったチャンピオンたち。2017年から7年所属したBharain Victorious ではヴィンチェンツォ・ニバリと…26年の監督のキャリアで多くのトップレーサー達を指揮してきました。

そして、日本人選手たちとの出会い。同時代に選手として走った市川、今中の実力はもちろん知っていました。そして監督となって別府や新城の非常にプロフェッショナルな仕事ぶりは目を見張るものがありました。彼らの可能性を感じる中で、日本の若くて強い選手たちにインセンティブな機会を与えれば世界で活躍する選手に成長できると感じました。

具体的にはコーチによる指導のもとプロレースを戦える強度のトレーニング、栄養学に基づいた適切なニュートリションによる管理、そしてハイレベルなレースを戦うディレクションです。

JCL TEAM UKYOにはこの指導を受けるのに適した有能なメンバー(選手)を揃えただけでなく、スタッフとして有能なメカニック、マッサージスタ、そしてプロ選手としてのキャリアも長く優秀なマヌエル・ボアロ監督を迎え入れ、私はこれら全般を統括して管理し、選手たちのコンディションを守る立場であります。

 

今年これまで我々が参戦した4レース(Alula Tour/Tour of Oman/Trofeo Laigueglia/Tour de Taiwan)、どれもハイクラスのチームが揃う中で、JCL TEAM UKYOのメンバーの活躍は賞賛に値するものがありました。

特にAlula Tourで岡選手がスプリントリーダー ジャージを勝ち取ったことは、彼らの可能性をひとつ証明してくれたと感じています。このことを私は誇りに思います。

これからイタリアでは国内のハイレベルなプロレースが待っています。そして4月後半に参戦するTour of Alps(4月15日~19日)、これはジロ・デ・イタリアに参戦するチームが最終調整する重要且つ非常にハードなレースです。

5月、日本を舞台に戻せばツールド熊野、Tour Of Japanと我々が総力をあげて力を発揮すべきレースが続きます。チームの活躍を楽しみにしていてください!

2024年3月 ALBERT VOLPI  ≪ANEST IWATA オフィス内にて≫