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【RACE REPORT】Settimana Internazionale Coppi e Bartali STAGE1
レース
2024.03.20

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【RACE REPORT】Settimana Internazionale Coppi e Bartali STAGE1

中盤のレースを日本人選手達がコントロール。 終盤は、カルボーニ選手のアシストを受けてスプリントに挑んだ マルチェッリ選手が2位となりました!

大会期間:2024年3月19(火)~23日(土)
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ数:全5ステージ
開催地:イタリア
出場:21チーム  (WT 4チーム PRT 8チーム CT 9チーム)
JCL TEAM UKYOメンバー:カルボーニマルチェッリベゼンティ石橋鎌田小石増田

3/19 Stage  1    Pesaro > Pesaro                              108.8km  ▲1511m
3/20 Stage 2    Riccione > Sogliano al Rubicone     139.8km  ▲3292m
3/21 Stage 3    Riccione > Riccione                          134.5km  ▲2597m
3/22 Stage 4    Brisghella > Brisighella                   150.2km  ▲2288m
3/23 Stage 5    Forli > Forli                                       157.5km  ▲2993m

Live配信:  https://www.youtube.com/watch?v=Bwm_rqWiLjM

Stage1

Stage1 Pesaro > Pesaro(108.8km ▲1511m)

第1ステージは、海の街Pesaroの少し内陸からスタートし山岳地帯に入り、内陸を8の字に周りながら残り30kmは海岸沿いのアップダウンを辿ってゴールする108km。

注目の山場は、23km地点付近から登り初め40km地点付近を頂上とするMonte della cesana [▲568m]。後半は細かなアップダウンとカーブを繰り返すことで、小グループのエスケープなど展開が生まれやすいレイアウトです。

JCL TEAM UKYOはツールド台湾で好調を魅せたマルチェッリ選手をスプリントのエースとしてこのステージでは温存させ、小石選手・ペゼンティ選手・カルボー二選手を総合上位に残すフォローをしながら、他のメンバーは危険な展開をチェックしていく作戦となりました。

特に100kmと短い距離だけに、5名以上の逃げが2分開いた場合は積極的に追走して後半までに差を1分に縮まるという事も念頭にレースに挑みました。

レース当日の天候は前日の雨から回復傾向にあり、スタート前には気温も上がる好天に恵まれました。前日プレゼンテーションの行われたPlaza de POPOをスタート地点にレースはスタート。選手たちはイタリアの街を抜け山へと向かっていきます。

エスケープを決めた4名

レースは20km地点で4名のリーディンググループが展開されます。メンバーはQ36.5 ウィーラン選手、Polti Kometa フェッター選手、Tudor ウィルゲン選手、VF Group タロッズィ選手で構成され、プロトンとの差は36km地点で2分に広がります。

JCL TEAM UKYOは2分差が開いた状況に対応し、増田選手、鎌田選手、石橋選手がTeam Corratecと共に追走のコントロールに加わります。

中盤の展開をコントロールし続けたことで残り30kmで1分10秒程までタイムを縮めます。するとこの展開にUAEが加勢し、プロトンのペースは終盤の展開に向けて一気に動き始めます。

プロトンのコントロールに入る日本人選手たち

残り15kmでタイムギャップが20秒を切り、各チームがスプリントの機運が高まると、カルボーニ選手が前方の非常に良いポジションをキープしながら海岸沿いのアップダウンを優位に展開します。そして、マルチェッリ選手は8番手前後をキープしスプリントに備えます。

残り10kmを切り、追走グループが先行4名をキャッチするとそのハイペースは衰えることなくゴールへ突き進みます。ラスト2kmほどでTudor ブレネール選手が下りのコーナーを使って絶妙なアタックを決めて先行、テクニカルなコーナーに100m程差が開きます。

レースは最終局面、ホームストレートに先頭で現れるブルネール選手と背後に迫るスプリント集団。ラスト200mを切るとその差は3秒を切り、スプリントの先頭はマルチェッリ選手が一つ抜け出します。

ラスト50m、1秒差まで迫ったもののブルネール選手は勝利を確信。両手を大きく広げてゴールを抜けます。その次の瞬間になだれ込んだプロトン、マルチェッリ選手が悔しそうな表情でスプリントの頭を獲り2位。カルボーニ選手、ペゼンティ選手とゴールへなだれ込みました。

1秒差で優勝を逃したマルチェッリ選手でしたが、ワールドツアー、プロツアーのチームが横に並ぶハイクラスのレースで実力を示したレースとなりました。仕事を終えてゴールする増田選手らも、マルチェッリ選手の結果にひとつ笑みを浮かべてゴール。

中盤のレースコントロール、終盤の展開にも積極的に対応したJCL TEAM UKYOの手応えを感じたレースとなりました。

本日もJCL TEAM UKYOの応援ありがとうございました!明日のステージも引き続きよろしくお願いします!

第1ステージの結果、繰り下がりとはなりますが、総合2位となったマルチェッリ選手は、明日はスプリント賞ジャージを着てスタートに並びます!

マルチェッリ選手コメント

「先週のツールド台湾の結果から、今日はスプリント勝負をボアロ監督より指示されていました。今日はチームメイトが常に僕をフォローしてくれて、きついコースで脚を貯めることができたことを感謝したい。そして、スプリントも掛かった!しかし、最後に抜け出した1人を追い抜けず悔しい!」

ボルピ監督コメント

「日本人選手たち良くやった!石橋選手、増田選手!とても素晴らしい!鎌田選手も初レースにしてよく貢献してくれた。どのチームも難しい第1ステージ、僕らがこうして戦えることを証明した。カルボー二、マルチェッリの活躍はチームがこうして機能したから成し得たものだ。」

第1ステージ Result  TOP3

DST 108.8km Ave 43.69km

1  BRENNER Marco       TUDOR PRO CYCLING  2:30:38
2  MALUCELLI Matteo      JCL TEAM UKYO             +00:01
3  BERCKMOES Jenno       LOTTO DSTNY                  +00:01

17  CARVONI Jovanni           JCL TEAM UKYO         +00:01
24  PESENTI Thomas            JCL TEAM UKYO              +00:01
87  KOISHI Yuma                   JCL TEAM UKYO               +00:23

 

個人総合成績 TOP3

1  BRENNER Marco            TUDOR PRO CYCLING       2:30:38
2  MALUCELLI Matteo       JCL TEAM UKYO              +00:05
3  BERCKMOES Jenno       LOTTO DSTNY                     +00:07

17  CARVONI Jovanni          JCL TEAM UKYO            +00:11
24  PESENTI Thomas          JCL TEAM UKYO                  +00:11
87  KOISHI Yuma                  JCL TEAM UKYO                  +00:33

チーム総合2