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BACK【RACE REPORT】ALULA TOUR STAGE5
大会期間:2024年1月30日(火)~2月3日(土)
カテゴリー:UCI 2.1 ステージ:第5ステージ 距離:150.2km
開催地:サウジアラビア 出場:18チーム 114名
JCL TEAM UKYOメンバー:小石、山本、岡、アール、カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ
チームワークで守り切った岡選手のリーダージャージ!トーマス選手もUCIポイント獲得!
第5ステージはアップダウンと終盤に総合成績が入れ替わる登りを含めたレイアウト。特に残り13㎞のレイアウトは注目で、5kmで獲得標高450m登る激坂の後吹きさらしのストレートを8km走りゴールを迎えるクライム能力とスピードを求められるコースとなっています。
JCL TEAM UKYOは、クライマーのペゼンティ選手をエースに前ステージでモースト アクティブ ライダージャージを奪還した岡選手のジャージキープを狙うステージとなりました。
チームのミーティングでは岡選手のスプリントポイント獲得のフォローに小石選手、個人総合成績を目指すペゼンティ選手にはカルボー二選手をメインに配置し、他のメンバーも彼らのフォローに回るという作戦。特に岡選手はポイント争いが僅差に6名居るため、57.6km/107.kmに設置されたスプリント賞に向けた動きにしっかりと対応してポイントを奪取する必要がありました。
レースがスタートすると10km程でウノエックス ぺデルセン選手とトゥドール コルゼ選手が飛び出します。さらに20㎞地点でこの2名に小石選手とQ36.5 コンカ選手が合流し4名のリーディンググループをケイセイします。
57.6km地点のスプリントポイントは3位までがポイント対象な為、ポイント争い圏外のこのメンバーが逃げ続ければ岡選手に優位な展開になります。プロトンは4名を容認しワールドツアーチームが道幅いっぱいに膨らみペースダウン。
しかし、このわずかな隙間をぬって岡選手と同点で争っているルージャイ バドサイカン選手とゾルザキス選手が抜け出し先行4名へブリッチする動きを見せます。岡選手はここに反応できず、マルチェッリ選手がこの危機を察知してひとり飛び出して追いつき、リーディンググループは小石選手とマルチェッリ選手を含む7名となります。
ここでのふたりの目的はバドサイカン選手にポイントを取らせない事でしたが、58km地点のポイント賞は彼に1位を奪われてしまい、2位にマルチェッリ選手、3位に小石選手が通過することとなります。この時点で岡選手は次の107km地点のスプリントポイントを1位通過しなければジャージを失うことになりました。
この後方のプロトンでは山本選手とアール選手が牽引し展開を振出しに掛かります。
再び集団が一つになると99km地点でルージャイ ゾルザキス選手が再び単独アタック。山本選手とエウスカルディ ボニージョ選手が追走で抜け出します。
最後のスプリントポイントまで8kmを切っている状況にJCL TEAM UKYOはトレインを作り、利害が一致するクイックステップ勢と猛追に掛かります。
107km地点のスプリントポイントを前に展開を振出しに戻し、岡選手が1位通過、マルチェッリ選手も3位通過し、バドサイカン選手にポイントを取らせずに同点に持ち込みます。これでゴール順で岡選手のジャージが決着することになります。
残すはゴールへの最終展開、カルボーニ選手がペゼンティ選手を守りながら残り30kmを切ると先ほどまでアシストに徹していた山本選手がメカトラに見舞われ脱落、最後の山に差し掛かると総合を狙うクライマーたちが一気に前方に集結します。
残り10km、15%を越える登りの連続にリーダージャージを着るクイックステップのメリエール選手が脱落、間もなく岡選手も脱落してしまいます。しかしポイント同点のバドサイカン選手はすでに遅れていることからトラブルがなければジャージを獲得できる状況になりました。
前方ではクイックステップ レセルフ選手が急勾配をものともしない高ケイデンスで強烈にリードをはじめます。この動きに30名ほどの先頭集団は崩れ、ペゼンティ選手も20番手あたりで必死に登る展開となります。
レースはこの動きに乗り切った3名によるスプリントとなり、ジャイコアルウラのヤテス選手がスプリントを制し優勝、総合優勝も手中にします。3名がゴールして34秒後、ペゼンティ選手とカルボーニ選手、アール選手が12位集団でゴールし、ペゼンティ選手の総合成績を23位と少し上げる結果となりました。
そして45位で岡選手がゴール、見事にモーストアクティブライダーのオレンジジャージを手中に収め全5ステージ 総距離811.2kmのツアーを走り切りました。
岡選手選手コメント
今日は僕が最初の逃げに乗れなかったことで皆に苦労をかけてしまいました。それでもこのジャージを守るために一丸となって動いてくれて、彼らがいなければ全てを失っていました。とにかくジャージを守り切れてホッとしています。これを日本に持ち替えれれることが嬉しいです。
ボルピGMコメント
今日は最初にミスをしたが、チーム・スタッフ全員が最後まで集中力を絶やさずにポイントを取り返すために戦ってくれた。ジャージを守れたのは我々にとって名誉あること。次につながる戦いが出来たと思う。
ボアロ監督コメント
初顔合わせからはじまったステージレースでしたが、それぞれがリスペクトし合える良い関係、日に日にそれがチームの連携の良さに繋がったと思います。岡選手のジャージ獲得は私たちの最初の成功と捉えることができるでしょう。
STAGE5 Result TOP3
DST 150.2km Ave 44.03km/h
1 YATES SIMON 3h24’37”
JAYCO ALULA
2 LECERF WILLIAM +00
Sodal Quick Step
3 FISHER FINN +00
UAE TEAM EMIRATS
23 PESENTI Thomas +1’34”
JCL TEAM UKYO
総合成績 TOP3
1 YATES SIMON 18h37’05”
JAYCO ALULA
2 LECERF WILLIAM +03
Sodal Quick Step
3 FISHER FINN +03
UAE TEAM EMIRATS
23 PESENTI Thomas +1’52″ UCI3P
JCL TEAM UKYO
Most active rider ジャージ OKA Atsushi
TEAM 総合成績 TOP3
1 BORA Hansgrohe
2 UAE Team Emirates
3 JAYCO ALULA
10 JCL TEAM UKYO