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【RACE REPORT】ALULA TOUR STAGE4
大会期間:2024年1月30日（火）～2月3日（土）
カテゴリー:UCI 2.1 ステージ：第4ステージ 距離：142.2km
開催地:サウジアラビア 出場:18チーム 123名
JCL TEAM UKYOメンバー：小石、山本、岡、アール、カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ
チーム一丸でスプリントに挑んだ第4ステージ。岡選手がイエロージャージ奪還に成功！
第4ステージはALULAを代表する古代都市 HEGRAをスタート地点に、オープニングセレモニーが行われたMARAYAをゴールする142.2㎞。70㎞程の大周回を1周した後、半周コースを重ねてゴール地点を一度通過する小周回を1周するというレイアウト。比較的平坦基調のコースではありますが、コーナー先での進路により風向きの影響がレースを左右するコースです。
特にゴール前のシチュエーションは道幅が変化し、登り基調のゴールとなるため難しい展開が予想されました。昨年度はこのゴール勝負においてマルチェッリ選手が2位になっていることから、チームの作戦としても彼をゴール前に前方へエスコートする役割を最重要のテーマに、僅差でトップに並んでいる岡選手のモーストアクティブライダー賞の獲得を目指しました。
スタートすると21km地点のスプリントポイントに向けてすぐにレースが動きます。16km地点で飛び出したのはエウスカルディ ボニージョ選手、ルージャイ カーター選手とヤタン選手、サウジアラビア アルフマ選手、そして岡選手の5名。
しかし、ルージャイとエウスカルディが同賞を狙っていることから、協調体制が築けず岡選手がスプリントポイントまでをリードする苦しい展開となります。さらに、スプリントポイントを通過するタイミングでプロトンに飲み込まれてしまいますが、ここで岡選手は2位通過を果たします。そして一度集団が振出しにもどると同時に入れ替わりで3名の選手が抜け出します。
しかし、ここは2回目のスプリントポイントまで70㎞あることから岡選手はプロトンで待機を選びました。
前ステージで風による分断に苦しんだこともあり、この日はメンバーは固まって40位前後のポジションをキープするという作戦でレース後半に備えます。100km地点までの平均時速は45km/hと高速で展開していきますが、力強く踏み続ける3名が2度目のスプリントポイントも先頭で通過します。
ここでプロトンを牽引するのはクイックステップ、残り25kmでその差が1分となると先行グループからトレンガヌ ミルティアディス選手が飛び出し分解します。
一方、プロトンは各チームがスプリントトレインが組まれスピードが活性化します。JCL TEAM UKYOもトレインで集団前方にポジションを固めますが位置取り争いも激化、先行する選手たちを飲み込み、更に落車も発生したことで選手がこぼれ始めます。
ラスト400mの登り坂、先行するクイックステップ メリエール選手がコフィディスのコクァード選手の捲りを押し切り優勝。縦にばらけたゴールスプリント、健闘したマルチェッリ選手でしたがゴールは12位で迎えました。
チームとしては結果を残すことはできませんでしたが、ワールドチームのスプリントへの展開に必死に戦いを挑みました。そして、この日前半を果敢に動いた岡選手がモースト アクティブ ライダー ジャージを奪還することに成功しました。
明日は唯一の山岳が設けられた最終ステージ、岡選手のジャージ死守とペゼンティ選手の総合上位を目指します。最終日までJCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします。
岡選手選手コメント
「逃げていてもマークがきつく、協力関係のない逃げに苦しみました。しかし2位で通過したことで、幸いにもジャージを取り戻すことが出来ました。スプリンターのマルチェッリ選手をアシストする役目もあったので、集団に待機し最後の牽引に務めましたが、やはりレベルが高く位置取り争いに早く動きすぎて脚を使ってしまったかなと感じました。明日はこのジャージを守れて終わることも個人的には目標ですね。」
ボルピGMコメント
「岡選手の連日よく動けていて素晴らしい！ジャージを獲得することはチームにとって非常に有意義なこと。岡選手には今日しっかり休んで明日ベストで迎えて欲しい。マルチェッリ選手のスプリントはうまく行かなかったけれど、難しい展開でもあった。チームの連携はしっかりできているのでこれからまたチャンスを作っていきたい。」
STAGE4 Result TOP3
DST 141.2km Ave 44.19km/h
1 MERLIER TIM 3h11’43”
Soudal – Quick STEP
2 COQUADO Bryan +00
COFIDIS
3 VAN UDEN CESPER +00
TEAM DSM-FIRMENICH
12 MARCELLI MATTEO +03
JCL TEAM UKYO
総合成績 TOP3
1 MERLIER TIM 15h12’12”
Soudal – Quick STEP
2 VAN UDEN CESPER +04
TEAM DSM-FIRMENICH
3 COQUADO Bryan +00
COFIDIS
28 MARCELLI MATTEO +1′”31
JCL TEAM UKYO
31 PESENTI Thomas +1’34”
JCL TEAM UKYO
Most active rider ジャージ OKA Atsushi
