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【レースレポート】ジャパンカップ クリテリウム
レポート
2023.10.14

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【レースレポート】ジャパンカップ クリテリウム

ジャパンカップ クリテリウム 岡選手が日本人最高位の6位でフィニッシュ!

ジャパンカップロードレースに出場する全チームが参戦する宇都宮市大通りで行われるクリテリウム。街の中心部での開催に訪れる観客も多く、国内外のトッププロが繰り出すトップスピードが観客を魅了します。「自転車の街宇都宮」を大きくアピールする大会であり、出場する選手の大きなアピールとなる舞台になります。コースは1周2.25㎞を15周回する33.75㎞。直線路の往復というシンプルなコースだけに非常に高いスピードで展開されます。JCL TEAM UKYOは前年度3位の成績を残している岡選手を終盤の流れに乗せてゴールスプリントを勝負させる戦略で挑みました。

 

レース当日は快晴、涼しく絶好のレース日和となりました。レースのスタート前にはレースコースをゆっくり2周、約55000人の大観衆の前をパレードします。宇都宮在住の増田選手と岡選手にはひと際大きな声援が送られました。

 

午後15時40分、スタートラインにズラリと並んだのはワールドツアーチームの面々。レースはスタート直後から彼らのトップスピードに揉まれて進行する事になります。3周目には本大会で最も注目されている選手のひとり、スーダル・クイックステップのアラフィリップ選手、EFのピッコロ選手、ロットのエインコール選手の3名のエスケープが決まります。プロトンの中段では岡選手とプラデス選手、増田選手が次の展開に備え連携をとります。

この3名の逃げは8周目の2回目のスプリントポイントを奪取するまで力強く逃げ続けます。残り5周を切るとこの3名を急激に追走する流れでプロトンが割れます。

ラスト3周のスプリント賞をコフィディスのマルタン選手が獲得し、後方の追走が合流すると、集団の前方には増田選手がポジションを上げて観衆を湧かせます。プラデス選手は岡選手を前方へ牽引しゴールスプリントに備えます。

終盤までスピードが緩まぬまま進行したレースは大集団のスプリントを迎えます。プロトンの先頭を切ってでホームに現れたのはリドル・トレックのトゥーンス・エドワード選手。彼を捲ろうと左右に選手が一気に広がりますが、他の追随を許さないスプリントでゴールを制します。最終のUターンを10番手でクリアーしていた岡選手は、最終局面で押し寄せる選手と降ってくる選手たちを捌きながらプロトンの左手から捲り6位でゴール、コンチネンタルチームの選手として最高位、日本人最高位を獲得しました。

岡選手のコメント

「プラデス選手の流れに乗りながらポジションをアップしましたが、最後の局面で左側に位置していた為、スプリント直前に被ってくる選手たちを避けながら巧く立ち回った結果が6位でした。力でというより技術で獲得した順位かなと感じました。ツール・ド・九州以来やや体調が崩れていましたが、自分が出来る走りに徹することが出来たと思います。」

清水監督コメント

「残り3周に勝負をフォーカスする連携を実行してくれたメンバーたち。ワールドツアーの激しいスプリントの流れで最後に最前面にこれる車輪さばきを魅せた岡選手。目標の表彰台には届きませんでしたがナイスファイトだったと思います。」

Result TOP3

DST 33.75㎞ Ave 49.4km/h

1位 トゥーンス・エドワード   リドル・トレック    0:40’59”

2位   シーハン・ライリー            イスラエル・プレミアテック  +0’00”

3位 ザングル・アクセル     コフィディス                      +0’00”

6位 岡篤志          JCL TEAM UKYO                  +0’00”

27位 プラデス・ベンジャミ   JCL TEAM UKYO               +0’00”