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BACK【レポート】Le tour de Langkawi #Stage1
大会期間:2023年9月23日~9月30日
カテゴリー:UCI 2.Pro
ステージ:第1ステージ
コース:フラット 187.4km
出場:22チーム(ワールドチーム 2チーム/プロチーム 8チーム) 出走 128名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石、大仲、山本、クレダー、上野
スタート地点:KERTEH
集団スプリントでクレダー選手が15位でフィニッシュ!
9月23日(土)から30日(日)の8日間にわたってマレーシア半島を舞台に繰り広げられるアジア最大級のプロロードレースツアーに参戦しています。
Le tour de Langkawi 第1ステージはマレーシア半島東岸に位置するケルテをスタートし、クアラトレンガヌをゴールとする比較的フラットの187.4km。最後の50kmは平坦であるため、集団スプリントとなることが予想されました。
ステージレースの初日であるため作戦に柔軟性を持たせ、10名以上の大きな逃げができそうな場合は山本選手がチェックに入り、基本はクレダー選手でのゴールスプリントで挑みました。
今回、JCL TEAM UKYOでの海外ステージレース初挑戦である上野選手と大仲選手は2人ともスプリント力のある選手。2人の選手たちは、クレダー選手と一緒に行動しながらレース中の補給やスプリントの位置取りなどに挑戦することになりました。
レースがスタートするとすぐにアタック合戦が始まり、40km付近でトレンガヌのアイマン選手(マレーシアナショナルチャンピオン)を含む4名の小さな逃げ集団が形成されます。メイン集団はワールドチームやプロチームによってコントロールされ、先頭との差は1分15秒まで詰めていきます。
この日のチームのオーダーとしては、「小さな逃げであれば容認し、最後のゴールスプリントに備えること」。JCL TEAM UKYOの選手たちは集団内でエースとなるクレダー選手のサポートにまわります。補給に挑戦したいと意気込んでいた上野選手は、ボトル運びなどを積極的に行い、自分の役目をしっかりと果たしていきます。
レースが大きく動いたのは100kmを超えた地点。ルージャイのテグシュバヤル選手が先頭集団から単独で逃げを開始し、メイン集団との差を3分まで広げます。その逃げを追うべく、スイスのプロチームであるチュードルがペースを上げ、集団をコントロールしていきます。
ゴールまで残り30km、アジア特有のスコールに見舞われ、先頭を単独で走っていたテグシュバヤル選手がスピードを落としてしまいます。その隙にペースを上げ続けていた後続に吸収され、集団は一つに。
ゴール1km手前、最後のスプリント勝負に向けて山本選手がクレダー選手を4番手付近まで引き上げましたが、スプリントのアシストをする脚を残した欧州チームにあと一歩届かず、クレダー選手の15位で第1ステージを終えました。
初めて海外でのUCIステージレース参戦の上野選手と大仲選手も、レースの運びの違いには驚いていたものの、しっかりと1日目を走り切りました。明日は、ほぼ平坦ですが全体的には起伏のある186kmのコースとなっています。JCL TEAM UKYO一丸となって戦う明日のステージへ応援よろしくお願いします。
クレダー選手コメント
「自分の調子含めて、レースはとてもよかったです。少しレース間隔が空いてしまったので不安でしたが、今日15位という結果でレースを終えることができました。まだステージは続くので、日々少しずつでもいい結果が出るように明日からも楽しんでいきたい。」
大西監督コメント
「8ステージの初日で山岳賞狙いの逃げができ、最終的にはゴールスプリントになると予想して初日はゴールスプリントに向けて温存する作戦を取りました。クレダー選手も少しレーススケジュールが空いていたので、極端なリスクを取らずに感覚を取り戻すことが出来たようです。スプリントに向けての山本選手のアシストとの連携も確認でき、明日以降に繋げていければと思います。若手2名は無事に初日を終えてそれぞれに気づきもあり、チームメイトからも色々と吸収しながら日々成長を目指します。」