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全日本選手権 U23ロードレース REPORT
レポート
2023.06.24

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全日本選手権 U23ロードレース REPORT

大会期間:2023年6月24日(土)
開催地:日本サイクルスポーツセンター
コース:8kmサーキット×14周回=112.0km
出走:124名 完走:35名
JCL TEAM UKYOメンバー:U23 大仲

日本CSC 8kmサーキットを舞台に全日本選手権U23 個人ロードレースが行われました。通常の5kmサーキットに登坂の厳しい区間を延長したこの8kmサーキットでの全日本選手権は、2004年のアテネ五輪の選考会として行われて以来19年ぶりの会場となります。

頂上に向けて勾配がきつくなる一方、ダウンヒルは急勾配な上にテクニカル。アップダウンのみで構成された休みどころのないコースです。

今回U23カテゴリーには大仲選手が単騎参戦、大学自転車部とクラブチーム、プロチームに所属するU23選手が混在するスタートラインはいつもと違った雰囲気にも見えました。コースレイアウト的にも力勝負になるため、勝負の人数に絞られるまで前に前に展開することをイメージしてスタートラインに立ちました。

レースはプロトンが登りでも横に広がるスローな展開から始まります。1周のタイムは14分前半、各選手が登りの感触や下りのラインなどを確認する意味もありますが、1周毎に脚が削れていくコースだけに慎重に走っている様子です。

この状態から動きが出たのは5周目、独走力に定評のある早稲田大学の神村選手が単独で先行を始めます。しかしこの差は30秒以上開くことなく、プロトンも激しい動きをみせないまま進行していきます。大仲選手も前方で様子を見る走りで先の展開に備えているようです。

レースが動き出したのは14周で行われるレースの中間となる7周目、中央大の犬伏選手が単独で神村選手に追いつくと、サンブレイブの佐藤選手もブリッジに成功。この動きにプロトンの前方は活性化した動きを見せ始め8周目の終わりにレースは振出しに戻ります。

9周目に入ると一気にスピードが上がり次の展開が作られます。リードを決めたのはキナン津田選手、京産大上野選手、明治大林原選手、 VC鎌田選手ら12名、後方60名の選手たちは小グループになり点々とばらけてしまいます。ここで大仲選手も後方の小グループに残されてしまいます。

残り3周、先行メンバーはVC鎌田選手とキナン津田選手の強いクライミングペースに 9名まで絞られると、勝負がこの中から決着するのを選手たちは確信します。お互いの脚を見合う展開になり、ペースの上げ下げが激しくなります。

この段階でレース場に残った選手は40名程、大仲選手は残念ながらDNFとなってしまいます。

残り1周、スピードの乗るホームストレートには5名の選手が激しく動きを見せながら現れます。一度落車した京産大上野選手が戦列に復帰し最後の登りに勝負が掛かります。

残り3kmの登りでは2名が遅れ、最終ゴール前の直線路に現れたのはVC鎌田選手、キナン津田選手、そして京産大上野選手の3名。

鎌田選手が先行スプリントを開始、番手に付いた津田選手でしたがゴールまでに車輪が届かず敗退、鎌田選手が念願の全日本U23タイトルを奪取しました。

大仲選手コメント

周回を重ねるごとに登りでの高い負荷から腰への負担が大きくなり、レースが強く動いた時に反応できなくなってしまいました。強い選手だけが残った結果です。また次の試合に向けてトレーニングします。

清水選手コメント

登りに相当強い選手でなければかなり厳しいコース。大仲選手の奮闘も敵わず残念な結果となりました。しかし、彼にチャンスのあるレースもこれからありますし、気を取り直して次に向かって一緒に頑張っていきます。

RESULT

全日本選手権 U23ロードレース
U23  Dst 112.0km

TOP3
1  鎌田 晃輝                   3:22.12″
VC FUKUOKA
2 津田 悠義            +0:00″

KINAN Racing Team
3 上野 颯斗            +0:02″

京都産業大学

DNF 大仲 凛功

全日本選手権はどんな大会?

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