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TOUR de KUMANO stage1 REPORT
レポート
2023.06.03

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TOUR de KUMANO stage1 REPORT

大会期間:2023年6月3日~6月4日
カテゴリー:UCI 2.2
ステージ:第1ステージ
コース::フラット+ヒルクライム 63.7㎞(台風により短縮コース)
出場:17チーム 98名出走 96名完走
JCL TEAM UKYOメンバー: 山本石橋武山プラデスアール

ワンツーフィニッシュ!山本選手1位、岡選手2位!!

今年から2ステージ開催となり、初日にして山岳コースとなったTour de 熊野。当初は第1カテゴリーの札立峠を中盤に含むコースでしたが、前日の台風の影響を受けレース当日にコース変更となりました。

新たなコースは標高292mの第2カテゴリーの山岳 千枚田を2度周回する63.7km。千枚田は急勾配区間もあるものの、8分弱で登れるスピードクライミングが特徴で常に前方で展開する必要があります。

またレース距離も半分となったことで勝負に残れる人数も多くなる見込みから激しい展開が予想されました。

JCL TEAM UKYOはTOJに続き選手のコンディションが良い状態であるため、千枚田の登りでチーム全体でペースアップを掛けて勝負する人数を絞ろうという作戦。

特に山本選手は前チーム在籍時に4年間移住していた思い入れのある場所だけに勝利への強い信念を持ってレースに挑みました。

天候はスタート時刻には快晴となりました。選手たちはスタートから速い展開を予想し、補給やアップなどレースをイメージしながら入念に準備をしてスタートラインに並びました。

レースは序盤から各チームがアタックを繰り返す緊張状態で進行します。JCL TEAM UKYOもマークがあるなかで攻撃の姿勢でレースを運びます。

最初の千枚田を前にエスケープに成功したのはトレンガヌのサインバヤル選手、千枚田の中腹に単独で現れます。これに追走を掛けたのがキナンの山本選手とシマノの風間選手。

しかし、ここで武山選手を先頭に一列に伸びたプロトンが現れると一気に選手たちを飲み込んでいきます。

当初の作戦通り引き伸ばされたプロトンの後方は分裂しはじめ、山本選手が先頭に立つとサインバヤル選手も吸収し一気に10名、更に頂上付近では後ろを引き離して山岳ポイントを通過します。

ここで絶妙なタイミングで単独ブリッチを掛けた岡選手、山本選手と合流するとダウンヒルに入ります。

2名でリードアウトするJCL TEAM UKYO、スピードのある彼らの逃げは40秒のタイムギャップを稼ぎます。

後方ではプラデス選手、アール選手が控えており、仮に振出しに戻っても攻撃ができる有利な状況になります。2回目の千枚田でも強力な力走を見せる二人はタイムギャップを開いたまま頂上を通過しダウンヒルに入ります。

山本選手は内臓が攣るほど追い込んでの走り、勝ちへの執念が力となりペダルを踏み続けます。ゴールまでラスト2kmに入ると一時縮まった差がまた広がり、とうとうゴール前のホームストレートに2名が現れます。

優勝を確信すると山本選手を先頭に拳を突き上げ、見事なワンツーフィニッシュを決めました。

そして、36秒が経過しゴールへ現れたのは10名の選手。スプリントの結果5位にプラデス選手、11位にアール選手が入り第1ステージを終えました。明日の最終ステージはリーダーチームとしてレースをコントロールし総合優勝を目指す戦いとなります。

山本選手コメント

最初の千枚田で武山選手の牽引をバトンタッチし、頂上までの1kmをハイペースで踏んだら頂上では後ろが離れていました。

すぐに岡選手が追いついてくれて『これはもう逃げれるだけいこう』となりました。後ろに強いチームメイトが居るので、追いつかれても次の展開に繋がると必死に踏み続けた結果逃げ切ることが出来ました。

大変な天気の中、このレースを作ってくださった地元の皆さんに恩返しする為にも、全力で勝負し勝つことができたのは嬉しいです!

大西選手コメント

チームメンバー全員の実力が高いだけに、2月の中東遠征から力をみせていたものの、アシストに回ることも多かった山本選手。シーズン当初からターゲットにしていたツールド熊野でその実力を結果にしてくれました。

RESULT

TOUR de KUMANO stage1 DST 63.7km  Ave 42.9km/h

ステージ/Stage TOP3
1  山本 大喜 / YAMAMOTO Masaki      1:28’58”
JCL TEAM UKYO
2 岡 篤志 / OKA Atsushi        +0″
JCL TEAM UKYO
3 SAINBAYAR Jambaljamts +36″

TRENNGANU

5 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin   +36″
11 アール・ネイサン/EARLE Nathan   +36″

個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3

1  山本 大喜 / YAMAMOTO Masaki      1:28’58”
JCL TEAM UKYO
2 岡 篤志 / OKA Atsushi        +0″
JCL TEAM UKYO
3 SAINBAYAR Jambaljamts +36″
TRENNGANU

5 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin   +36″
11 アール・ネイサン/EARLE Nathan   +36″

TOUR de KUMANOはどんな大会?

こちらから