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BACKTour of Japan stage8 REPORT
大会期間:2023年5月21日~5月28日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第8ステージ
コース::大井ふ頭 フラット周回 112km (7kmx16lap)
出場:16チーム(国内 10チーム/海外 6チーム) 出走 83名 完走83名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石、岡、山本、石橋、プラデス、アール
個人総合、チーム総合ともに大会2連覇達成!
最終日は大井ふ頭の周回コース、TOJの前身の国際ロードレース時代から続く東京ステージです。風が巻き上がる程のハイスピードで展開されるレース。JCL TEAM UKYOはアール選手のリーダージャージを守る戦いに挑みました。
レースは序盤から逃げを試みる選手の動きが頻発する展開からスタートします。JCL TEAM UKYOとしてはアール選手や岡選手の総合成績の為に、逃がしても良いメンバーかどうかをチェックしながら、プロトンをコントロールする展開が続きます。
レースが動いたのは3周目、MATRIXの小林選手を中心とした6名が先行します。先頭をコントロールするJCL TEAM UKYOの判断でこの逃げを容認、JCL TEAM UKYOのメンバーで1分のタイムギャップを作り追走のアタックを封じるスピードでコントロールします。
アール選手は先頭を固めるメンバーの流れに乗り、体力を温存しながら過ぎていく周回をチームメイトに守られて走り続けます。
7kmの周回を9分前後のスピードでプロトンの先頭を展開しながら、逆転を狙うチームの動きに細心の注意を払うて走りは中盤以降も続きます。
特にヴィクトワール広島のダイボール選手と岡選手が総合成績で僅差である為に、JCL TEAM UKYOのトレインの背後には彼らが隊列を組みチャンスを狙う走りが目立ちます。
2回目のスプリントポイントも変わらず先頭6名で通過すると、徐々に各チームがゴールスプリントへ向けてのフォーメーションを整え始めます。
先頭とのギャップを埋めるのどれくらいのスピードかプロトンの牽引を強めて30秒差まで縮めるシーンも見受けられました。このモーションで先頭は力の残った選手たちが纏まり、MATRIXの小林選手、シマノ石原選手、サンブレイブ佐藤選手の3名がスピードを上げて再度リードアウトする動きに出ます。
ここでプロトンをリードするのはランパーティ選手のスプリントをフォローするTRINITY勢。
残り周回は3周に入り40秒の差に集団ゴールスプリントは濃厚、先頭3名を捕らえるタイミングをスプリンターチームは読みながら、各チームどこからスプリントへ流れを組むか、風の向きやゴールまでのリーチから計算し始めます。
残り2周となると愛三工業、ブリジストン、宇都宮ブリッツェンもトレインを組んで集団前方に位置取りを開始します。
JCL TEAM UKYOもこのステージを勝つとボーナスタイムで岡選手の総合2位のジャンプアップが見込めるため、ハイスピードの中で混沌としたポジション争いに割って入ります。
レースはラスト半周、とうとう逃げる3名を捕らえたプロトンは一気にスプリントへのモーションをかけ出します。ラスト500m、ここで主導権を握ったのはブリジストン。
トラック競技のスペシャルメンバーで構成された彼らのスピードは60km/hに達し、力を果たした仲間を切り離しながら満を持して窪木選手がスパートします。この勢いは本大会のスプリントを総なめにしてきたTRINITIYのランパーティー選手を凌駕してゴールへ駆け抜けました。
岡選手は左手からチャンスを伺うも敵わず12位に沈みます。しかし、このレースの8割をコントロールしたJCL TEAM UKYO、トップとタイム差なしでアール選手のゴールをエスコートし、見事個人総合優勝を手中にしました。
長かった8日間のレースですが、岡選手とアール選手のステージ2勝と個人総合優勝、3名の総合成績で争われる団体総合時間賞も優勝し、TOJ2023年を象徴する大活躍を成し遂げました。
レース後、8日間戦ってきた選手、スタッフたちの緊張が解け、お互いが顔を見合わせれば笑顔が溢れる程充実した最高のレースとなりました。
アール選手コメント
最後のステージまで強いチームメンバーが守ってくれました。TOJを勝つために厳しい練習をしてきて、それを実現するために力を尽くしてくれた彼らやスタッフたちに感謝しています。昨年も優勝しましたが、今年はもっと大きな意味をもつ勝利であったと確信しています。ありがとう!
清水選手コメント
個々にエースとして走れば総合10位以内に入る選手たち。そんな選手たちがプロフェッショナルに徹してくれたからこそアール選手の個人総合優勝を成し遂げることができました。世界を目指すJCL TEAM UKYO、ここから次のステップへ進んでいきます。引き続き応援よろしくお願いします!
RESULT
Tour of Japan stage8 Dst 112.0km Ave 44.2km/h
ステージ/Stage TOP3
1 KUBOKI Kazushige 2:23″30
TEAM BRIDGESTINE CYCLING
2 OKAMOTO Hayato +0″
愛三工業レーシングチーム
3 ONODERA Rei +0″
宇都宮ブリッツェン
12 岡 篤志 / OKA Atsushi +0″
36 アール・ネイサン/EARLE Nathan +0″
個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1 アール・ネイサン/EARLE Nathan 17:45″01
JCL TEAM UKYO
2 DYBALL Benjamin +0″45
ヴィクトワール広島
3 岡 篤志 / OKA Atsushi +0″55
JCL TEAM UKYO
4 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +1″09
13 小石 祐馬 / KOISHI Yuma +3″49
Tour of Japanはどんな大会?
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