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BACKTour of Japan stage4 REPORT
大会期間:2023年5月21日~5月28日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第4ステージ
コース:フラット 137.3㎞(パレード 11.3 ㎞+21㎞x6LAP)
山岳ポイント:48.6km / 90.6km
出場:16チーム(国内 10チーム/海外 6チーム) 出走 89名 完走89名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石、岡、山本、石橋、プラデス、アール
明日からのハードステージに向けて 温存しながらもタイム差なしでゴールし勝負に備える!
第4ステージはフラットとヒルクライム区間が半々の比較的穏やかなレイアウトの周回コース。本大会最長の距離ではあるものの、特にスプリンターチームが勝負してくるステージとなります。
JCL TEAM UKYOの選手たちはここまでコンディションは良いだけに、この日は総合争いに重要な翌ステージへ向けての走り。
トラブルや駆け引きでグループが割れた時などにタイム差を失わないように良いポジションをキープしていきながら、最終展開で好位置にいればスプリント勝負に加わるという比較的自由な作戦で向かいました。
天候は快晴、風は涼しくレースコンディションとしてはこの上ないシチュエーションとなりました。スタート地点は美濃市の文化遺産である古民家の街並みを楽しむパレードランからはじまります。
長良川を渡ると周回コースに入りレースはスタート。すぐに飛び出したのが宇都宮ブリッツェンの阿部選手。そこに山岳賞ジャージをキープしたいブリヂストン兒島選手とそのポイントを争うシマノ中井選手らを含めた4名がジョイントしリーディンググループが形成されます。
思惑の伺えるメンバーでのエスケープにプロトンは早々にこれを容認します。48km地点の山岳ポイントまでにプロトンとのタイムギャップを稼ぎたい先行5名は協調関係を築いた走りでを続け、着々とタイムを稼いでいきます。
一方プロトンはリーダーチームのTRINITYを中心に追っ手のアタックを誘発しない程度にスピードを作りながら進行します。
この安定したペースにJCL TEAM UKYOの選手たちはグループ後方で各々の楽なポジションに少しリラックスしながら流れに乗っている様子。
長いステージレースでは走りながら集中力や身体を回復させる日を挟むことで勝負のステージに温存する事も重要なのです。
1度目の山岳ポイント(48km)を通過するとタイムギャップは3分45秒まで開きます。前日のステージではコースの難しさもあり逃げ切りを許してしまっただけに、プロトンはこれ以上のタイム差を開かせないようにコントロールし、追走を仕掛け始めるタイミングを図っている様子です。
2度目の山岳賞(90km)に近づくといよいよTRINITYとMATRIXがタイム差を縮めに動き出します。残り30㎞を切るとその差は2分、捕まえるタイミングを図りながらスピードをのせていきます。
1列棒状になる展開にJCL TEAM UKYOも隊列を組んでポジションを掴みに行く体制に入ります。残り10kmで差は40秒、峠を下り切った先がゴールまで1㎞というコースレイアウトだけに、下りに入る前に主導権を握ろうと各チームのポジション争いが登りで激化します。
そして、このスピードアップにより先行グループはキャッチされプロトンはひとつになります。峠を下り切ったラスト1km地点、ここで先手をとって平坦に抜け出たのはスプリンター窪木選手を守るブリジストン勢、平地のスぺシャリストで構成されたメンバーだけに他の追随を許さない強力な走りをみせます。
ゴールまで300m、ここでTRINITYやMATRIXの選手らが先頭に並ぶとゴールスプリントが開始されます。岡選手はこの流れに乗って左手からのラインを狙う展開。
最終局面は、窪木選手が残り200mで先頭に立つと更に後続を引き離し、ゴールラインを先着したというタイミングで、右からハンドルを投げたTRINITY ランパーティ選手が僅差を制しました。岡選手は、広がったスプリントの前線に肩を並べず14位でフィニッシュ、その他のメンバーも時間差なしでゴールしました。
アベレージ44km/hの高速レースとなった第4ステージに対し、明日から3日間のステージはTOJの総合成績に大きく入れ替わるコースレイアウト。ここで活躍するために総合上位をキープしてきたアール選手、プラデス選手、小石選手の活躍、彼らをアシストするメンバーたちに期待が高まります。
清水選手コメント
「前日のレースでの逃げ切りもあり、今日は各チームがスプリントに向けた完璧なコントロールをしてきました。あわよくば岡選手が!という気持ちもありましたが、単騎で太刀打ちするには分が悪かった様です。チームとしては明日のハードなステージにトラブルなく力を残していくことが出来たので、動きはないながらに意味のあるステージとなりました。 」
RESULT
Tour of Japan stage4 Dst 137.3km Ave 43.8km/h
ステージ/Stage TOP3
1 LAMPERTI Luke 3’08“01
TRINITY
2 KUBOKI Kazushige +0″
BRIGISTONE
3 MEIJERS Jeroen +0″
TRENNGANNU
5 アール・ネイサン/EARLE Nathan +0″
6 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0″
個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1 LAMPERTI Luke 9:09’46”
TRINITY
2 SAINBAYAR Jambaljamts +0″12
TRENNGANNU
3 BOUGLAS Georgios +0″14
MATRIX
4 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0″14
7 アール・ネイサン/EARLE Nathan +0″22
Tour of Japanはどんな大会?
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