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BACKTour de Taiwan stage5 REPORT
佛光山 ≪ 高雄 - Stage 5 - 146.44 km
大会期間:2023年3月12日~3月16日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第5ステージ
コース:フラット+山岳 146.44km
出場:22チーム 出走95名 / 完走 94名
JCL TEAM UKYOメンバー: 石橋、小石、山本、クレダー、プラデス
スタート地点:佛光山仏陀記念館
レース前集合写真
クレダー選手がゴールスプリントで4位!山本選手もロングエスケープで湧かせた第5ステージ!
ツール・ド・台湾 第5ステージは、台湾第三の都市である高雄市をスタートし内陸の山岳地帯を一回りして戻ってくる146.44km。山岳・スプリントポイント共に3か所設置されており、各賞のジャージやボーナスタイムを狙うライダーによってアグレッシブな展開が予想されます。そして、終盤のプロファイルは大集団でのスプリントになりやすいコースレイアウトです。
前日のステージでクレダー選手のイエロージャージを失ったJCL TEAM UKYOではありますが、トップから7秒差の総合3位のプラデス選手、14秒差の総合21位に小石選手が上位に位置しており、昨日までのジャージを守る立場から戦う立場になったことで、脚質にバリエーションのある選手たちでステージ優勝のチャンスも狙い戦える日となりました。
スタート地点
レースはスタート直後から各チームの激しいアタックの応酬が繰り広げられます。ここにはエスケープを狙う小石選手や石橋選手が積極的に仕掛けます。約1時間リードする選手が入れ替わる緊張状態の続いた末、ようやく形成した7名のエスケープに山本選手が入ります。
7名はしばらく逃げるも、ケルンファルマがここにメンバーが乗せていないのを危険視して追走を開始します。一度この逃げをキャッチしかけるタイミングでケルンファルマを含む数名がブリッジし、メンバーをシャッフルした結果、山本選手が乗ったエスケープグループは9名となり再びプロトンとのリードを広げていきます。
スタート直後の様子
稼いだタイムギャップは約2分、この日レースを纏めるのはリーダーチームのトレンガヌとなりました。まずは総合成績が僅差で入れ替わる可能性があるため、ここでの山本選手は総合3位のプラデス選手のアシストとして後手に回らないポジションと終盤の展開によっては自身のステージ優勝を目指すことになります。延々と逃げ続けたエスケープグループでしたが、終盤は人数を減らしながらも最後のスプリントポイントも通過します。そして、残り7㎞でゴールスプリントを狙うプロトンに飲み込まれレースはクライマックスを迎えます。
ゴール前の風向きは向かい風、500mのホームストレートに現れた大集団は道幅一杯に広がり一気にゴールへ押し寄せます。ゴール直前で優勝を確信したのはグリーンプロジェクトのエンリコ・ザネンチェッロ選手、クレダー選手はスプリントの結果 4位となりました。そして、JCL TEAM UKYOは全員がプロトンでゴールを果たし5日間の戦いを終えました。
5日間690.49kmで争われたツール・ド・台湾は トレンガヌのジェロエン・メイヤース選手が総合優勝となりました。JCL TEAM UKYOはクレダー選手による途中3日間の総合リーダージャージの着用や2度のステージ2位、プラデス選手の総合3位、小石選手の総合20位で計95点のUCIポイントを獲得。イエロージャージを守っていた時に描いていた理想のフィナーレとはなりませんでしたが、各々がひとりのエースの為に死力を尽くして戦える素晴らしいチームとなりました。
ゴールシーン
レース後インタビューを受けるプラデス選手
プラデス選手コメント
「僅差のタイム差にミスのできないレースとなりましたが、山本選手のエスケープで冷静に運ぶことが出来ました。中東遠征に比べ自分のコンディションも上がっているのも確認できたツール・ド・台湾。この流れを次の試合へいかしていきたいと思います。」
清水監督コメント
「今日はリーダーを守る立場でなくなった一方、各選手それぞれが戦うテーマも持って一致団結したレースができました。プラデス選手の総合3位のキープは最大のテーマとなりましたが、これを達成できたことは大きかったと感じています。続くJCL開幕戦、ツール・ド・タイと引き続き応援よろしくお願いします。」
RESULT
Dst 146.44km Ave 45.45km/h
ステージ/Stage TOP3
1 ZANONCELLO Enrico 3:13:20”
GREEN PROJECT
2 OKAMOTO Hayato +0:00″
AISAN RACING
3 KOVAR Stephan +0:00″
HRINKOW ADVARICS
4 レイモンド・クレダー/KREDER Raymond +0:00″
JCL TEAM UKYO
22 ベンジャミ・プラデス/PRADES Benjamin +0:00“
JCL TEAM UKYO
個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1 MEJIERS Jeroen 15:39:49”
TRENGANNU
2 LOPEZ Jordi +0:01″
KERN FARMA
3 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0:07″ UCIポイント70P
JCL TEAM UKYO
20 小石祐馬/KOISHI Yuma +0:14“ UCIポイント3P
JCL TEAM UKYO
33 山本大喜/YAMAMOTO Masaki +3:46“
JCL TEAM UKYO
※UCIポイントは、その他ジャージ着用やステージでの獲得を合わせて合計 95P獲得
健闘を称える清水監督
プラデス選手と清水監督
Tour de Taiwanはどんな大会?
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