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BACKTour de Taiwan stage4 REPORT
南投 ≪ 日月潭 Stage 4 165.57 km
大会期間:2023年3月12日~3月16日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第4ステージ
コース:フラット+山岳 165.57km
出場:22チーム 出走95名 / 完走 95名
JCL TEAM UKYOメンバー: 石橋、小石、山本、クレダー、プラデス
スタート地点:南投市街地
レース前集合写真
リーダージャージを失うも最終ステージに望みを繋げる!
ツール・ド・台湾の後半戦の山場である第4ステージ。コースはスタートから登り基調に50㎞かけて標高600m近くまで登る前半。一方、100㎞までの中盤は小さなアップダウンはあるものの大きくコースは下り基調、104㎞地点のスプリントポイントを過ぎると終盤は149km地点 標高789mの山岳ポイントまで約45kmのヒルクライム。
頂上からゴールまでの”日月潭”周回は第2ステージ同様やや下り基調のアップダウンの先にゴールを迎えるレイアウトです。第3ステージまでクレダー選手のリーダージャージを僅差で守る JCL TEAM UKYO。総合40位までが19秒以内にひしめく状況に逆転を狙うライバルチームの攻撃を受けやすく、厳しい展開が予想されました。
スタート前の選手たち
第4ステージはチャイニーズタイペイの選手のスタートアタックで戦いが始まります。この動きに点々と選手が追いつき10名のリードグループを形成されます。この中で最も総合で上位の選手がリンコウアドバリクスのミケーレコンツァー選手(+40秒)。
プロトンはこのエスケープグループを容認、石橋選手を牽引役にタイム差の調整をはじめます。序盤こそは3分をキープしてコントロールしていたものの、他のチームの協力を得られず、先行10名が綺麗に先頭交代を回していたことからじわじわとタイムギャップは広がります。
最初の山岳を越える頃には6分と大きくなったタイムギャップ。JCL TEAM UKYOはここで山本選手を牽引に加え、グリーンプロジェクトやケルンファルマのアシスト選手たちと協調体制を組みます。
プロトンをコントロールする石橋選手・山本選手
レースは後半、40㎞の登りに入るとややペースの落ちた先頭グループから総合上位にいるミケール選手がアタック、一気にタイムを広げ独走でゴールを目指します。そして、先頭グループの更に後ろにいるプロトンも活性化。ケルンファルマのコボ選手が揺さぶりをかけるとヴィクトワール広島のダイボール選手が追いつき強力な追走グループを形成します。
この動きをきっかけにプロトンは人数を減らしながらハイスピードで進行していきます。ラスト20㎞、依然力強い独走を続けるミケーレ選手とダイボール選手の差は2分、その後ろに追走のメインプロトンという構図。ラスト10kmでついにミケーレ選手に元のエスケープグループの3名が合流すると、追手のダイボール選手らとのタイム差は1分半となります。
レースは残り3㎞、ダイボール選手が単独でこの先行をキャッチすると500m程後ろにはプラデス選手や小石選手を含む25名程のプロトンが迫ります。そしてクライマックスは160㎞近いチェイスの末、ラスト300mに先行を飲み込み一つとなりました。間髪入れずにはじまったゴールスプリント、トレンガヌの強力なアシストを受けて頭一つ抜け出しゴールへ飛び込んだのはジェロエン・メイヤー選手。プラデス選手も彼らの横に並びましたがスプリンターに飲まれて7位、小石選手もタイム差なしの20位でレースを終えました。
JCL TEAM UKYOは先行グループをチェイスする展開でイエロージャージのクレダー選手が遅れをとってしまったことでリーダージャージを失ってしまいましたが、総合成績3位でトップから+7秒差にプラデス選手、+14秒差に小石選手(総合21位 日本人最上位)が残しているだけに、明日の最終ステージに希望を託し一丸となって戦っていきます。
ゴールスプリント
クレダー選手コメント
「残念ですがスプリンターの自分がプロトンに残れる展開ではなかったです。チームは登りに強いベンジャミとユウマ(小石選手)が上位に残っているのが救いです。気持ちを切り替え明日を戦います。」
小石選手コメント
「一歩遅れたら希望もなくなるタイミングでもあっただけに、捨て身で石橋選手の牽引に加わってくれた山本選手に感謝です。明日のリード次第でまだ総合上位に食い込める可能性がある限り、僕は全力で明日に賭けます。」
RESULT
Dst 165.57km Ave 41.32km/h
ステージ/Stage TOP3
1 MEJIERS Jeroen 4:00:25”
TRENGANNU
2 BALLABIO Giacomo +0:00″
GLOBAL6
3 PAASSCHENS Mathjs +0:00″
LOTTO Distny
7 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0:00″
20 小石祐馬/KOISHI Yuma +0:00“
40 山本大喜/YAMAMOTO Masaki +3:32“
個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1 MEJIERS Jeroen 12:26:29”
TRENGANNU
2 LOPEZ Jordi +0:01″
KERN FARMA
3 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0:14″
JCL TEAM UKYO
21 小石祐馬/KOISHI Yuma +0:14“
33 山本大喜/YAMAMOTO Masaki +3:46“
チームのために、先頭でけん引して戦い続ける石橋選手
Tour de Taiwanはどんな大会?
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