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BACKTour de Taiwan stage3 REPORT
新竹 ≪ 台中市石岡「Taiwan Romantic Route」Stage 3 154.5 km
大会期間:2023年3月12日~3月16日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第3ステージ
コース:フラット+山岳 154.5km
出場:22チーム 出走106名 / 完走 95名
JCL TEAM UKYOメンバー: 石橋、小石、山本、クレダー、プラデス
スタート地点:新竹市中心部
レース前集合写真
JCL TEAM UKYO チーム一丸となってのレースコントロール!総合リーダーのクレダー選手が3位でボーナスタイムを獲得!
第3ステージは新竹市中心地から古い町並みと台湾の重要な史跡群が集まる内陸の新竹老街を通過し、内陸の山麓をなぞりながら2つのスプリントポイントを越え標高600mに設置された85㎞地点の山岳ポイントを迎えます。その後は大きく下った後、緩やかに登りながら2つ目の山岳ポイント。そしてアップダウンを繰り返した後、154.5km地点の台中市石岡のゴール地点までの3㎞は下り基調になるコースレイアウト。
第2ステージでクレダー選手が獲得したリーダージャージを守るJCL TEAM UKYO。2秒差でケルンファルマのジョルディ・ロペス選手、44名の選手が15秒差で残っている状況に如何にこのステージをコントロールして纏まったゴールスプリントへ流れを作るかが戦略となりました。
レース前に地元メディアに取材を受けるクレダー選手
レースはスタートから各チームが激しくアタックを繰り返す展開が続きます。小石選手、山本選手、プラデス選手で吸収されては入れ替わる攻撃に対応します。そんな中、1名鋭いスピードで飛び出したのがトリニティレーシングのアンドレス選手。スピードに乗る彼に3名がジョイントすると、プロトンはこの4名の逃げを容認します。
そして、この日はJCL TEAM UKYOがプロトンコントロールの日。石橋選手、山本選手が牽引の中心となりタイムギャップを3分に保ちながら走ります。エスケープグループが2回のスプリントポイント(36.6㎞/71km)を通過するまで逃げ続けてくれたことで、プロトンは安定したペースが続きます。
しかし、レースが中盤の山岳区間へ入っていくとタイムギャップは一気に縮み、105㎞地点でプロトンは振出しに戻ります。そして、再びアタックの応酬がはじまると小石選手がこれらの動きに素早く呼応します。
プロトンをコントロールするチーム
他チームの動きに対応し続ける小石選手
残り40㎞地点、6名の強力な逃げが発生すると小石選手が追いつき、今度はプロトンとの差が広がります。この逃げに総合2位のケルンファルマの選手が乗っていない事から、牽引役を彼らに引き渡すことでクレダー選手のスプリントにとって優位な展開となりました。そして、135㎞地点の山岳ポイントに差し掛かると同時にこの逃げは吸収、下り基調のゴールまでのレイアウトにゴールスプリントとなる機運が高まります。ゴールまで5㎞を切ると先頭を固めたのはグリーンプロジェクトとロット・デステニィのトレイン。
ゴールに向けトップスピードでプロトンを引き伸ばします。残り300m、見通しの良い直線にスプリンターたちが一気に横一列に広がり、トップギアを踏み倒してゴールに飛び込みます。優勝はロット・デステニィのティジル・デッカー選手、クレダー選手は混戦の中ゴールへ車輪を差して3位を獲得。この結果、ゴール順位に付与するボーナスタイムを得たクレダー選手はタイムギャップをライバルと広げイエロージャージを守る理想の展開となりました。明日の第4ステージは再び厳しい山場が待ち構える今大会最長の165㎞。JCL TEAM UKYOが総合リーダーを守る戦いは明日も続きます。
ゴールシーン
クレダー選手コメント
「今日はチームが自分の為に長い時間よく働いてくれました。中でも最後のユウマ(小石選手)のエスケープはチームの為にも、自分のスプリントにも良い流れを作ってくれました。」
小石選手コメント
「強い選手と終盤に抜け出せてあわよくば…というのもありましたが、結果的にチームにもメリットのある流れを作れたのはよかったと思っています。」
RESULT
Dst 154.5km Ave 41km/h
ステージ/Stage TOP3
1 DE DECKER Tijl 3:46:18”
LOTTO DISTNY
3 ZANONCELLO Enrico +0:00″
GREEN PROJECT
3 クレダー・レイモンド/KREDER Reymond +0:00″
JCL TEAM UKYO
29 山本大喜/YAMAMOTO Masaki +0:00“
49 小石祐馬/KOISHI Yuma +0:00“
個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1 クレダー・レイモンド/KREDER Reymond 8:25:59”
JCL TEAM UKYO
2 LOPEZ Jordi +0:06″
KERN FARMA
3 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0:12″
JCL TEAM UKYO
21 山本大喜/YAMAMOTO Masaki +0:19“
38 小石祐馬/KOISHI Yuma +0:19“
イエロージャージを守り続けてstage4に進むクレダー選手
Tour de Taiwanはどんな大会?
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