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BACKTour de Taiwan stage2 REPORT
ゴールは標高438mに位置する山岳ステージ
大会期間:2023年3月12日~3月16日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第2ステージ
コース:山岳ステージ 120.59km
出場:22チーム 出走109名 / 完走:106名
JCL TEAM UKYOメンバー: 石橋、小石、山本、クレダー、プラデス
スタート地点:桃園市政府
チームプレゼンテーション
チームの好連携でクレダー選手が2位でフィニッシュ! 個人総合成績1位のイエロージャージを!
第2ステージは桃園市の中心街をスタートし、台湾の西海岸沿いを南へ進行、50km地点のスプリント賞を通過したのち内陸へ標高300mの最初の山岳賞(90.4km)まで緩やかに登り基調のプロファイル。そして、一度大きく下った後、3kmを山岳賞(101.88km)を一つ通過しながら標高438mのゴールへ登っていくレイアウト。登り区間で人数が絞られて少人数のスプリントが予想される。
しかし、各チームの動向を読みながら進む第2ステージだけに中盤以降の展開によっては、プロトンが終盤ひとつに纏まり、第一ステージと同様にスプリンターがゴール勝負で活躍するシーンも考えられます。JCL TEAM UKYOは小石選手と山本選手をアタックで展開を作り、少人数スプリントの場合はプラデス選手、大人数の場合はスプリント賞ジャージを着用するクレダー選手で勝負を狙う作戦でレースに挑みました。
出走サインをする石橋選手
この日は前夜からの荒天が残り朝から気温が低く、選手たちはウェアを着こみレースに向かいました。レースがスタートすると45km地点まで続く海岸線は非常に強い追い風となり、時速65km/hで進行するプロトンの前方では動きがあっても吸収される展開が続きます。
しかし、スタートして1時間が過ぎる頃、STジョージサイクリング・チャイニーズ台北・ソウルサイクリングの3名が抜け出すとプロトンはこの逃げを容認。スプリント賞も3名が獲得すると、山岳に入る終盤戦までプロトンはエスケープグループとの差を2分前後に保ちます。
その後、90kmに設置された山岳賞はSTジョージサイクリングのジャック選手が先行し獲得。しかし、彼のペースアップでエスケープグループが分解してしまいます。一方、それを追うプロトンはロットが山岳区間で牽引を開始すると大きくペースが上がり、一気に後方は振るい落とされます。スピードが高まった前方の展開に、JCL TEAM UKYOは小石選手と山本選手が反応し後手にならない状況を保ちます。
補給を受け取る小石選手
山本選手
レースは残り10kmを切り最後の山場へ入る地点で、単独で先行するジャック選手とプロトンとの差は1分半。ゴールまで間近の状況に更に追走は活性化、残り5kmでヴィクトワール広島のダイボール選手が抜け出すと小石選手が鋭く反応、これに追随する形で更にプロトンは細分化します。とうとうジャック選手をキャッチするとレースは最終局面へ。
最後の登りを終えた絶妙なタイミングで抜け出したのはケルンファルマのジョルディ・ロペス選手。彼の必死のリードをギリギリまで追走したのはプラデス選手。そしてそのアシストを受けたクレダー選手がスプリントで猛烈に車輪を詰めるもあと一歩届かず2位でゴール。3位にはプラデス選手が飛び込みました。
ゴールシーン
連日素晴らしい連携をみせる2人
クレダー選手コメント
「優勝に届かなくて悔しい!でも、動くべき時にチームが見事に機能してくれたおかげて獲れたイエロージャージ。僕らはストロングチーム!明日からも楽しみです。」
清水監督コメント
「前日のミーティングで立てた作戦を選手たちが見事に遂行してくれました。優勝まであと一歩とはいえ、個人総合リーダー、チームランキングも1位となり良い形で実力を発揮できたと感じています。明日からも応援よろしくお願いします。」
RESULT
Dst 120.59km Ave 42km/h
ステージ/Stage TOP3
1 LOPEZ Jordi 2:52:16”
KERN FARMA
2 クレダー・レイモンド/KREDER Reymond +0:00″
JCL TEAM UKYO
3 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0:00″
JCL TEAM UKYO
24 山本大喜/YAMAMOTO Masaki +0:03“
42 小石祐馬/KOISHI Yuma +0:03“
個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1 クレダー・レイモンド/KREDER Reymond 4:39:45”
JCL TEAM UKYO
2 LOPEZ Jordi +0:02″
KERN FARMA
3 プラデス・ベンジャミ/PRADES Benjamin +0:08″
JCL TEAM UKYO
20 山本大喜/YAMAMOTO Masaki +0:15“
42 小石祐馬/KOISHI Yuma +0:15“
表彰式でイエロージャージを着用したクレダー選手
レース後に握手を交わすプラデス選手と清水監督
Tour de Taiwanはどんな大会?
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