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Tour of Oman stage 1 REPORT
レポート
2023.02.12

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Tour of Oman stage 1 REPORT

AL RUSTAQ FORT > OMAN CONVENTION AND EXHIBITION 147.5km

大会期間:2023年2月11日~2月15日
カテゴリー:UCI 2-PRO ステージ:第1ステージ
出場:18チーム 出走126名 / 完走:124名
JCL TEAM UKYOメンバー:石橋、小石、岡、武山、山本、クレダー、プラデス
スタート地点: AL RUSTAQ FORT ゴール地点: OMAN CONVENTION AND EXHIBITION

ツアー・オブ・オマーン第1ステージはAl Hazm 城をスタートし下り基調にマスカット国際空港
へゴールする147.5㎞で行われました。途中、60㎞と101㎞地点にスプリントポイント、92㎞
地点に山岳ポイントが設けられ、ボーナスタイムやMOST ACTIVE RIDER賞を狙った攻撃も
予想されます。JCL TEAM UKYOは前日のMUSCAT CLASSICでの選手の疲労を考慮し、
山本選手の総合上位獲得、そしてこの第1ステージをスプリンターのクレダー選手で勝負す
る作戦でスタートしました。

25位以内に4選手が入る好発進! チームランキングは暫定2位に!

レースはスタート直後から3名の逃げが発生します。トレンガヌのジェロイェン選手、ブルゴスBHのロドリゴ選手、オマーンナショナルチームのサイド選手のリードアウトは最大で2分40秒まで開きます。プロトンがこの逃げを容認して距離を保っているため、JCL TEAMUKYOは後半に備えて待機します。

60km地点のスプリントポイントに向けては、ASTANAとSoudal-QUICK STEPの牽引で一時差が縮まりますが、各チームの思惑がズレたことで再びタイム差が戻ります。92㎞の山岳ポイントでプロトンとのギャップが40秒まで詰まるとトレンガヌのジェロイェン選手が二人をおいて独走に持ち込みます。

レース前コースプロファイルを確認する 清水監督・プラデス選手・クレダー選手

スタート直後の様子

力強く踏み続ける走りで山岳をトップで抜けると、独走で再びタイム差を広げ始めます。ここでプロトンは彼を吸収することで集団が活性化する展開を考慮し、終盤で吸収しスプ
リント勝負に持ち込む流れを組む事を選びました。そして、いよいよレースがゴールへ近づくと各チームの熾烈なポジション争いがはじまります。

ハイスピードの展開で、ASTANAとUAEのトレインが先頭付近で目立つ中、JCL TEAMUKYOも武山選手と石橋選手でクレダー選手を良いポジションへエスコートします。独走
していたジェロイェン選手を吸収したプロトンは残り3㎞、海からの横風にプロトンは内陸に寄りながらトップスピードにギアが掛かります。

クレダー選手の前にはプラデス選手、最終コーナー手前を岡選手がアプローチするも、ハイスピード下であちこちで接触、ブレーキングが起こり流れが混沌となります。

 

あっという間にポジションを奪われる熾烈な展開に、クレダー選手が意を決して単騎でラスト500m程の直線をトップ戦線に割って入ろうと試みます。しかし、徐々にスピードが届かなくなっていくクレダー選手をみて、瞬時に判断したプラデス選手と岡選手が個々にスプリントラインに車輪を差し込みゴールへもつれ込みます。

結果、勝負を制したのはSoudal-QUICK STEPのティム・メルリール選手。JCL TEAM UKYOはプラデス選手が12位、岡選手が17位、クレダー選手が20位でフィニッシュ。チームとしては上位20名に3名を送り込む結果となりましたが、クレダー選手の勝負を叶えられなかった事もあり、レースを走り終えた選手たちは一様に悔しい表情となりました。レースを終えて入念に修正点を話し合い、第2ステージへ希望を繋ぎます。

ゴールスプリント(プラデス選手)

先頭とタイムギャップなしゴールした岡選手

プラデス選手コメント
「目まぐるしいスプリント前の攻防に必死にラインを捉えようとしましたが難しかった。サウジツアーよりも連携は良くなってきているし、最後のゴールで3人が20位前後のポジションに居たこと自体がそれぞれがクレダーの為に前に展開していた事の現れ。反省を活かして強くなれるでしょう。」

クレダー選手コメント
「この大会では最初で最後かもしれないチャンスだった。ラスト10㎞までのチームの連携は完璧だった。各選手が僕の為に働きたいというのもわかる。でも成功させるには経験、知恵、力が必要だ。この貴重なレースを振り返ることでまたチームが進歩できるきっかけにしていきたい。」

岡選手コメント
「トライはしたけどチームでゴール勝負をするというミッションを果たせなかった。それほどレベルの高い戦いであったし、僕らもここに対応して行かなければいけない。」

清水監督コメント
「チームによっては3名で最後の展開で前方に上手く上がってきたLOTTOの選手たちもいる。この反省をいかして、再びワールドクラスと勝負するツールドランカウィでのスプリントステージはひとつ先の走りを目指したい。」

Result TOP3
Tour of Oman stage1 147.5km
1 MERLIER Tim      Soudal-QUICK STEP  3:31:00″
2 DEKKER David    Team ARKEA     +00″
3 ZINGLE Axel     COFIDIS       +00″
12 PRADES Benjamin  JCL TEAM UKYO    +00″
17 OKA Atsushi     JCL TEAM UKYO   +00″