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【RACE REPORT】Stage 6 / 富士山ステージ 66.6km
ゼライがステージ優勝!リーダージャージは再びファンチェルに
レース期間 : 5月23日
距離:66.6km
UCIカテゴリー: 2.2
参加チーム : 16チーム (1 PT, 13 CT, 1 NT, 1 CLUB )
出走選手数 :87人
JCL TEAM UKYOメンバー:アレッサンドロ・ファンチェル、アンドレア・ダマート、ニコロ・ガリッボ、小石祐馬、シ
モーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
JCL TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ
レース公式サイト : https://www.toj.co.jp/
JCL TEAMUKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/
Live : https://www.youtube.com/@BPAJch/streams
日本最高峰のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」 6日目は、静岡県の富士山へと戦いの舞台が移り、小山町の 富士スピードウェイ からスタートする。パレード走行から小山町のオリンピックTTコースを3周し、最大勾配22%という急勾配のあざみラインを富士山5合目まで一気に登る。この地域で2021年に開催されたオリンピックのレガシーを感じさせる、本大会最難関のクイーンステージである。
平均勾配10%11.4㎞のあざみラインの獲得標高は1160mで、例年この富士山の登り区間で総合優勝が決まるため、JCL TEAM UKYOとしては何としても勝っておきたい重要なステージ。チームのエース、ファンチェルを他の選手たちでアシストしながら個人総合時間リーダーのグリーンジャージを獲らせる作戦だ。そのためにはライバルチームの総合エースをマークし、あざみラインの登りで彼らを逃がさないようチームメンバー全員で戦わなくてはならない。
序盤の周回コースに入り、個人総合ポイント賞ジャージを奪還を狙う宇都宮ブリッツェン岡篤志、トレンガヌのメトケル・イヨブを含む5名の逃げが決まる。タイム差は徐々に開いていき、最大2分20秒差に広がった。スプリントポイントでは岡篤志が2回トップ通過、合計10ptを獲得し合計46ptとなった。48ptを所有しているファンチェルに2ポイント差まで迫る。富士山の山岳で逆転総合リーダーを狙うキナンレーシングやヴィクトワール広島がメイン集団をコントロールし、先頭5名との差を詰めていき、あざみラインのKOMスタート地点である残り11.5㎞で1分10秒差となる。 ここからは各チームのエースがどこまで登れるかの力勝負になる。残り9㎞地点で最後1人で逃げていたトレンガヌのメトケル・イヨブを捕らえ、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニのマーク・スチュアートを含む12名の先頭グループが形成され、その中にはJCL TEAM UKYOからファンチェル、ラッカーニ、ゼライら3名も含まれる。さらにペースアップが始まり、残り6㎞で先頭はヴィクトワール広島のベンジャミン・ダイボールとファンチェル、レンベ・ラド・ネットのヨハネス・アダミエツの3名に絞られる。
残り4㎞地点でゼライが追いつき、4名になったのを確認してファンチェルがペースアップ。アダミエツが脱落し、ダイボールが僅差で追う。ゼライはダイボールをマークし、差が開いたところでペースを上げてファンチェルに合流。ゼライがファンチェルのためにペースを作り後続との差を広げる。後続との差を確認し、リーダージャージをラッカーニから引き継ぐことが決定的になったファンチェルがゼライにステージ優勝を譲り、ゼライとファンチェルのワンツーフィニッシュを達成。最難関の富士山ステージでのチーム力の高さを見せることができた。リーダージャージを着用してスタートしたラッカーニも36秒遅れの4位でフィニッシュし、総合でファンチェルに続いて2位となった。
ゼライのコメント
「日本で初優勝できて嬉しいです。今日は調子も良く、ファンチェルの総合リーダーを獲るためアシストすることを心がけました。最終局面で彼と2人になってからもなるべく長く牽引して、ステージ優勝できました。スポンサー様、ファンの皆様の応援に感謝しています。」
TOUR OF JAPAN FUJISAN STAGE RESULT
1. ナホム・ゼライ(JCL TEAM UKYO)2時間09分48秒
2. アレッサンドロ・ファンチェル(JCL TEAM UKYO)+6秒
3. ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+23秒
TOUR OF JAPAN FUJISAN STAGE AFTER GC RESULT
1. アレッサンドロ・ファンチェル(JCL TEAM UKYO) 14時間07分42秒
2. シモーネ・ラッカーニ(JCL TEAM UKYO) +21秒
3.ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+1分13秒