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【RACE REPORT】Stage 1 / 印南カエル橋周回コース 125.3km (17.9kmx7周)
鎌田晃輝が逃げから山岳賞を獲!ニコロ・ガリッボがチーム最高位の13位
レース期間 : 5月8日
距離 : 125.3km(17.9kmx7周)
UCIカテゴリー: 2.2
参加チーム : 19チーム(プロチーム: 1、コンチネンタルチーム: 16、クラブチーム: 2)
出走選手数 : 110人
JCL TEAM UKYOメンバー:小石祐馬、ニコロ・ガリッボ、小林 海、石橋学、増田成幸、鎌田晃輝
JCL TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ
レース公式サイト : https://www.tourdekumano.jp/
JCL TEAM UKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/
Live : https://www.youtube.com/@cycling-ch/streams
プレイベントである「和歌山城クリテリウム」から2日後の5月8日(木)、UCIアジアツアー2クラスのステージレース、ツール・ド・熊野の第1ステージが行われた。初日の舞台となったのは、1周17.9kmの「印南かえる橋周回コース」を7周する125.3km。中盤に3級山岳が設定され、3周目と6周目に山岳ポイントが与えられる。
晴天の中迎えられたレースは、序盤からアタックが連発する。しかしいずれも決め手に欠く中、2周目にJCLTEAM UKYOから今年2月にUCIアジア選手権男子U23ロードレースを制した鎌田晃輝がアタック。現マレーシア王者であるアズキ・ヌール・アミルール・ファフルディン(トレンガヌ・サイクリング)と共に集団を抜け出し、2名による逃げ集団を形成した。
チーム加入2年目の20歳、鎌田を逃げに送ったため、JCL TEAM UKYOは集団牽引の責任を免除される。3周目の山岳ポイントの争いはファフルディンが先頭通過して、最大5ポイントをゲット。その後、メイン集団を飛び出した岩村元嗣(チームユーラシア‐ iRC)も加わり、3名は逃げ切りを目指してローテーションを回した。
6周目の山岳ポイントで鎌田はファフルディンにリベンジを果たし、同点の8ポイントに並ぶ。そして粘った3名はプロトンに吸収され、最終周回の3級山岳でJCL TEAM UKYOは集団先頭に人数を集め、ペースアップを敢行。そこから小石祐馬が積極的なアタックを見せたものの、キナンレーシングやソリューションテック・ヴィーニファンティーニによって惜しくも引き戻された。
その結果、勝負は集団スプリントに持ち込まれ、JCL TEAM UKYOは新加入のニコロ・ガリッボ(イタリア)にスプリントを託す。2日前の和歌山城クリテリウムの勝者であるドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が制し、ガリッボは13位でフィニッシュとなった。
日本王者である小林海が途中棄権したものの、区間順位でファフルディンを上回った鎌田が山岳賞ジャージを獲得し、最後の3級山岳では小石が見せ場を作ったJCL TEAM UKYOの選手たち。翌日第2ステージは、昨年大会で2位と3位に入った相性の良い「古座川清流周回コース」が舞台だ。
レース後の鎌田晃輝のコメント
「コンディションが悪い中でも、自分なりに上手く走れたのではないでしょうか。逃げている時はタイム差が拡がったこともあり、『もしかしたらワンチャンあるのでは?』とも思ったのですが、残念ながら最後(集団に)捉まってしまいました。初めてこういったジャージを頂いたので、最後まで守れるよう頑張って走ります」。
Tour de Kumano Stage RANKING
1.ドゥシャン・ラヨビッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)
2.岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
3.ベンジャミ・プラデス(ヴィクトワール広島)
13.ニコロ・ガリッボ( JCL TEAM UKYO)
Tour de Kumano GC RANKING
1.ドゥシャン・ラヨビッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ) 2:55:46
2.岡篤志(宇都宮ブリッツェン) +0:05
3.ベンジャミ・プラデス(スペイン、ヴィクトワール広島) +0:09
5.鎌田晃輝(JCL TEAM UKYO)+0:11