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【RACE REPORT】Wakayama Castle Criterium 30km
レース レポート
2025.05.07

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【RACE REPORT】Wakayama Castle Criterium 30km

小石祐馬が積極的にアタック 明後日からの本戦に弾みをつける

レース期間 : 5月6日
距離 : 30 km
UCIカテゴリー: 和歌山城クリテリウム CRT
参加チーム : 19チーム(プロチーム: 1、コンチネンタルチーム: 16、クラブチーム: 2)
出走選手数 : 110人
JCL TEAM UKYOメンバー:小石祐馬、ニコロ・ガリッボ、小林 海、石橋学、増田成幸、鎌田晃輝
JCL TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ
レース公式サイト : https://www.tourdekumano.jp/

JCL TEAM UKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/

Live : https://www.youtube.com/@cycling-ch/streams

 

和歌山県と三重県を舞台に開催されるUCIアジアツアー2クラスのステージレース、ツール・ド・熊野がいよいよ開幕。ゴールデンウィーク最終日となる5月6日(火)にはエキシビションレースである「和歌山城クリテリウム」が和歌山市中心部で開催され、沿道に詰めかけた多くのファンを沸かせることとなった。選手たちにとっては180度ターンを2箇所含む全長約1.5kmのコンパクトな周回コースを20周回する合計30km、時間にして40分前後という足慣らしの一日。クライマーやオールラウンダー中心のメンバーで熊野の総合優勝とステージ優勝を第一目標とするJCL TEAM UKYOはこの日、できるだけ厳しい展開に持ち込み、スプリンターチームの作戦を崩すべく積極的な走りを披露した。天気予報は持ち直し、薄曇りのドライコンディションでレースが動き出す。すぐにドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)を勝たせたいソリューションテック・ヴィーニファンティーニが集団先頭を固めたが、積極的に走ることを目標にするJCL TEAM UKYOは、まずはニコロ・ガリッボが、続いて小石祐馬がアタック。同じ思惑を共有するライバルチームも積極的に逃げを続けたものの、すぐに折り返しコーナーがやってくる短時間レースゆえに、どのアタックも集団を引き離すには至らなかった。

9周目には全日本チャンピオンジャージを着る小林海を含む落車が発生したものの、幸い大きな怪我はなくニュートラル措置(クリテリウムにおいて落車やトラブルが起きた際にレースに復帰できるルール)で集団復帰。フィニッシュに向けてスピードアップを続ける集団が、豊臣秀長によって築城された和歌山城を横目に「けやき大通り」を駆け抜けた。

最終的にどのスプリントチームも主導権を握れないままラスト1周を駆け抜け、最終180度コーナーを先頭で立ち上がったエリオット・シュルツ(オーストラリア、ヴィクトワール広島)をフィニッシュ直前でパスしたラヨビッチが勝利した。

アタックでレースを厳しいものにするという目標を実行し、レースを沸かせたJCL TEAM UKYOの選手たちは、一人も欠けることなくフィニッシュ。明後日から始まるツール・ド・熊野本戦に向けて順調な滑り出しを見せている。

小石祐馬のコメント
「30キロのショートレースで平坦でヘアピンコーナーが2つあるコースで圧倒的に集団スプリントになる可能性が高いコース。スプリンターがいない僕たちはハードな展開に持ち込もうとトライしたがスプリントに持ち込みたいチームが多く不可能でした。明後日から始まるツール・ド・熊野に向けて良い準備が整いました」。

和歌山城クリテリウム RANKING
1.ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)
2.エリオット・シュルツ(オーストラリア、ヴィクトワール広島)
3.ネイト・ハッデン(オーストラリア、セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム)
39.ニコロ・ガリッボ(イタリア、JCL TEAM UKYO)