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【RACE REPORT】Stage 5 / Lienz – Lienz 112,5 km
レース レポート
2025.05.03

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【RACE REPORT】Stage 5 / Lienz – Lienz 112,5 km

5日間の過酷なレースを経し、 JCL TEAM UKYOの4選手が完走を果たした。

開催日:4月25日
コース:Stage 5 / Lienz – Lienz (112,5 km)
参加チーム : 16チーム(WT 8、PT 5、CT 2、NT 1)
出走選手数 : 80人
JCL TEAM UKYOメンバー:マルク・カベド、石橋学、ニコロ・ガリッボ、シ
モーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
JCL TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ
レース公式サイト :https://www.tourofthealps.eu/it

JCL TEAMUKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/

 

最終日となったこのステージは、チームにとって再び厳しいレースとなった。リエンツをスタート・ゴールとする112kmのコースには複数の厳しい登りが含まれるステージだった。スタート後、30kmほどの平坦を走り、 35km地点で最初のKOM、バンベルク(4.8km・平均勾配9.1%)に到達。その後短い下りを経て、オーバーアスリングへの厳しい登り( 3.8km・平均勾配10.1%)が続いた。その後、リエンツ近くへ戻り、バンベルクを再び登る。下りと平坦路を経て、最後の登りであるストロナッハ KOM(3.1km・平均勾配12.6%)の向かう。山頂は残り 9.4km地点にあり、半分はテクニカルな下り、フィニッシュへと向かうレイアウト。JCL TEAM UKYOの目標は、ただタイムリミット内にフィニッシュすること。過酷なレースが続いたことで、すべての選手が疲労困憊だった。

ステージ序盤から多くの選手が逃げを狙うアタックを繰り返した。残っている選手が約 80人のみという状況下、大人数の逃げができればコントロールが難しくなると誰もが認識していた。逃げが決まったのは約 10km地点。レナード・ケムナ(リドル・トレック)、フラン・ミホイレヴィッチ、フィンレイ・ピカリング(バーレーン・ヴィクトリアス)、マッテオ・ヴァンフッフェル(ピクニック・ポスト NL)、エミル・ヘルツォーク、ベン・ツヴィーホフ(レッドブル・ボーラ=ハンスグローエ)、クーン・バウマン(ジェイコ・アルウラー)、ニコラ・プロドム、ポール・セイシャス(デカトロン AG2Rラ・モンディアル)、ヤコブ・フグルサング(イスラエル・プレミアテック)、ルーカス・エリクソン(チューダー)、ビセンテ・ロハス、マヌエーレ・タロッツィ( VFグループ・バルディアーニ CSF・ファイザネ)、マッティア・バイス(ポルティ・ビジットマルタ)、ダニエル・ガイスマイヤー(チーム・フォアアールベルク)の以上15名が先行する。
20km地点で、この15名は集団に対して 2分45秒のリードを確保。先頭グループではエリクソンが中間スプリント(ラヴァント)を1位通過。2位はタロッツィ、3位はヴァンフッフェルと続いた。先頭グループでは、ピカリングがバンベルク KOMの頂上を最初に通過し、山岳賞(ブルージャージ)を確定させた。続いてミホイレヴィッチ、バウマン、ツヴィーホフ、セイシャスが通過。集団は先頭から 3分20秒遅れて山頂を通過した。

2回目のバンベルクの登りで、チューダー・プロサイクリングがペースアップを開始。フロリアン・シュトルクが牽引し、マイケル・ストーラーのアタックをサポート。ストーラーは総合リーダーのタイメン・アレンスマンを振り切り、総合逆転を狙って独走を開始。先頭グループでは人数が絞られ、ヘルツォーク、ツヴィーホフ、バウマン、プロドム、セイシャス、フグルサング、タロッツィ、バイスの8名が逃げ続ける。後方でストーラーは残りの登り口付近で 2分30秒差。アレンスマンはストーラーから30秒後方。一方、JCL TEAM UKYOの選手たちは集団内でタイム差を最小限に抑えるべく奮闘していた。

その後の下りで、ストーラーはチームメイトのエリクソンと合流。エリクソンのサポートを受け、アレンスマンおよびその他の総合勢に対するリードを拡大した。最後の登りでは、デカトロン AG2Rラ・モンディアルの 2人(プロドムとセイシャス)が逃げグループの他メンバーを突き放し、2人でフィニッシュラインへ。プロドムが先着し、セイシャスが 2位。3位にはヘルツォークが入った。その後方で、ストーラーはアレンスマンに対して 1分44秒の差をつけてフィニッシュし、ストーラーが逆転で総合優勝を果たした。デレク・ジーが総合 3位となった。JCL TEAM UKYOでは、マルク・カベドが 37位に+6分14秒差でゴール。石橋学、ニコロー・ガリッボ、ナホム・ゼライの3人も無事にタイムリミット内で完走した。一方、ジロ・ダブルッツォとツアー・オブ・ジ・アルプスの 2週間を通して激しいレースをこなしたシモーネ・ラッカーニが、第4ステージの極寒の中で体調を崩した影響もあり途中とリタイアとなった。

シモーネ・ラッカーニのコメント
「今朝起きたときに少し体調が悪くて。昨日は特に下りでとても寒く感じました。今日はスタートはしてみたけど、数日間休んで次のレースに備えるのがいいと思い途中でリタイアしました。ツアー・オブ・ジ・アルプスのレベルは非常に高かったです」

STAGE 5 TOUR OF THE ALPS RANKING:
1. Nicholas Prodhomme (Decathlon AG2R La Mondiale Team) in 2h58’54”
2. Paul Seixas (Decathlon AG2R La Mondiale Team) s.t.
3. Emil Herzog (Red Bull – BORA – Hansgrohe) +29”
37. Marc Cabedo (JCL Team Ukyo) +6’14”
FINAL TOUR OF THE ALPS GC:
1. Michael Storer (Tudor Pro Cycling Team) in 19h48’08”
2. Thymen Arensman (INEOS Grenadiers) +1’33”
3. Derek Gee (Israel – Premier Tech) +4’07”
43. Nicolò Garibbo (JCL Team Ukyo) +49’04”