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【RACE REPORT】Stage 4 / Corropoli – Isola del Gran Sasso 166 km
ファンチェッルはスプリントで 8位、総合も8位で大会を終える
開催日:4月18日
コース:Stage 4 / Corropoli – Isola del Gran Sasso (166 km)
参加チーム : 19チーム (2 WT, 5 PT, 11 CT)
出走選手数 : 132人
JCL TEAM UKYOメンバー:アレッサンドロ・ファンチェル、小石祐馬、アンドレア・ダマート、鎌田晃輝、増田成
幸、シモーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
JCL TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ
レース公式サイト : https://www.ilgirodabruzzo.it/
JCL TEAMUKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/
2025年ジロ・ダブルッツォの最終ステージは、コローポリからイーゾラ・デル・グラン・サッソまでの 166km。序盤は平坦基調で始まり、その後ベッランテの登りで最初の中間スプリントが行われました。ここではボーナスタイム(3秒/2秒/1秒)が与えられます。その後は、アップダウンが連続する厳しいコース。選手たちは一度ゴールラインを通過し、その後 58kmの丘陵周回コースの突入。この中には 2回登らなければならないスパラッツァーノ䛾のKOM(山岳賞区間)も含まれていました。
フィニッシュ前は緩やかな登りが続き、残り 1200mから数百メートルは 9%の急勾配、その後はゴールまで 3%程度の登りが続くフィニッシュライン䛷でした。
JCL TEAM UKYOの戦略は、ファンチェルとラッカーニの総合順位のキープ、チャンスが有ればジャンプアップを目指すことでした。
最終ステージとあって、各選手が最後の勝負に挑みました。スタート直後から多くの選手が逃げに挑み、 18km地点ではジョージ・ベネット( Israel Premier Tech Academy)、マシュー・キングストン( Mg.K Vis)、マッテオ・ズルロ(S.C. Padovani)、クリスティアン・スバラリ( Solution Tech)、ガブリエレ・ラッカーニ( Polti Visitmalta)、マルコ・マルティーニ(Technipes)の6名が先行。しかし、ベッランテの登りへ向かう過程でこの逃げは吸収されました。このスプリントでは、フィリッポ・フィオレッリ( VF Group)が1位通過し、ポイント賞(チクラミーノジャージ)のリーダーとしてポイントを追加。ファンチェッルは 4位通過。
45km地点でベネットが再びアタックし、ショエルト・バクス( Q36.5)、フェデリコ・グッツォ( S.C. Padovani)、アレッサンドロ・トネッリ( Polti)、ジョエル・スーター( Tudor)、イヴォ・オリヴェイラ( UAE)、マルティン・マルチェルージ(VF Group)の7名が再び先行する展開。その後、アレクサンドル・バルメル( Solution Tech)が12kmが追走の末に合流。集団との差は 1分30秒程度で推移しました。登坂では逃げ集団がさらに差を広げ、グッツォが山岳賞ポイントを先頭通過。これによりグッツォが山岳賞ジャージを獲得しました。この区間でJCL TEAM UKYOが追走に加わり、ダマート、鎌田、小石、ゼライが追走し、先頭との差を1分未満まで縮めました。残り50km、差が30秒ほどまで縮まったタイミングでシモーネ・ラッカーニがアタック。単独で逃げを追走し、差を 17秒まで詰めましたが、 1人で8人を追う不利な状況で諦めて集団を待つことに。その後、パブロ・トーレス( UAE)がアタックするも、デ・ラ・クルス( Q36.5)とツィマーマン( Intermarché)、さらにフィオレッリも反応。マルコ・ブレンナーが遅れたため、 Tudorがペースを上げて追走し、アタックは吸収されました。最後の KOMではグッツォ、バルメル、スーターが遅れ、バクスとオリヴェイラが抜け出して 2人で先行。後方では VF GroupとPetrolikeがメイン集団を牽引し、逃げ残のりメンバーを吸収。残り 8kmで逃げは30秒差にまで縮まりましたが、 2人はペースを維持し続け、ラスト 1kmまで逃げ切りに成功。オリヴェイラがスプリントを開始し、バクスを引き離し䛶大会 2勝目を挙げまし䛯。集団スプリントではファンチェッルが 8位に入賞。総合成績に大きな変動はなく、ファンチェッルは総合 8位、ラッカーニは13位䛷このレースを終えました。
鎌田晃輝のコメント
「今回のアブルッツォ遠征は、正直自分にとっては非常に苦しいものでした。ほとんどのステージで体調が良くなかったのですが、それでもこのイタリアでの経験は自分を成長させると思います。これを糧に、より強い選手になりたいです。」
STAGE 4 GIRO D’ABRUZZO RANKING:
1. Ivo Oliveira (UAE Team Emirates XRG) in 3h58’49”
2. Sjoerd Bax (Q36.5 Pro Cycling Team) s.t.
3. Giovanni Bortoluzzi (General Store – Essegibi – F.lli Curia) +12”
8. Alessandro Fancellu (JCL Team Ukyo) s.t.
GIRO D’ABRUZZO FINAL GC:
1. Georg Zimmermann (Intermarché-Wanty) in 15h06’08”
2. David De La Cruz (Q36.5 Pro Cycling Team) +11”
3. Pablo Torres (UAE Team Emirates XRG) +18”
4. Alessandro Fancellu (JCL Team Ukyo) +1’07”
13. Simone Raccani (JCL Team Ukyo) +1’37”