セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ第2ステージは今大会のクイーンステージ。リッチョーネ〜ソリアーノ・アル・ルビコーネまでの163.9 kmは多数の登坂を含み、4つの山岳ポイント（ KOM）が設置された。最初はサン・レオ、残りはソリアーノ・アル・ルビコーネの周回コース内に設定された。スタート後、選手たちはサンマリノ方面へ向かい、フィオレンティーノまでの未分類の長い登りを経て、テクニカルな下りを経由して最初の1級山岳サン・レオへ。その後パッソ・デッレ・シエピを通過し、4周回する最終サーキットへ入った。このサーキットには3.2 km（平均勾配6.5％）の登りが設定されており、4周目の頂上がゴール地点となっていた。JCL TEAM UKYOはマルク・カベドが山岳賞ポイント獲得のため逃げに乗り、総合争いを狙うナホム・ゼライとアレッサンドロ・ファンチェッルを集団内で守る作戦で臨んだ。

晴天の中、スタートから20分ほどで4名の選手が逃げグループを形成。マチュー・ブルゴドー（トタルエナ　ー）、カルロス・サムディオ（ソリューションテック）、ドミニク・アマン（フォアアールベルク）、そしてJCL TEAM UKYOのマルク・カベド。逃げはすぐに4分差を築き、カベドは効率的に先頭を引いて逃げ集団のリードを保った。山岳区間に入りアマンが遅れると、カベドはブルゴドーとのスプリントを制し最初のKOMを獲得。その後UAEチームがメイン集団のペースを上げ、差を1分以内まで縮めた。周回コース1周目でサムディオが脱落し、カベドとブルゴドーの争いとなったが、カベドが再びKOMを先頭通過。合計18ポイントを獲得した時点でメイン集団に吸収された。

その後も何度か攻撃があったが、最終盤の残り2 km地点でアタックしたポール・ダブル（ジェイコ・アルウラー）が単独勝利。ヤルノ・ヴィダル（ロット）が2位に続いた。JCL TEAM UKYOの主力ライダー、ファンチェッルとゼライは残り4 km地点で前方のクラッシュに巻き込まれ、約30秒の足止めを受けてしまい、良い順位争いに参加できず。最終的にゼライは1分16秒遅れの45位でゴールした。しかしカベドは18ポイントを獲得し、見事に山岳賞リーダージャージ（グリーンジャージ）を獲得。明日の第3ステージは4つの山岳ポイントが設定されており、カベドは山岳賞リーダーとしてこのジャージを守るべく奮闘する。

マルク・カベドのコメント
「非常に速い展開のステージでしたがチームの目標である逃げに乗ることができました。最初の2つのKOMを先頭で通過し、山岳賞ジャージのためにポイントを稼げました。今日は特別な日で、調子も良く、グリーンジャージを獲得できて最高です。チームメイトに感謝しています。これからもジャージを守るために全力を尽くします」

SETTIMANA COPPI E BARTALI STAGE 2 RESULT
1. Paul Double (Team Jayco AlUla) in 4h18’23”
2. Jarno Widar (Lotto Development Team) s. t.
3. Diego Ulissi (XDS Astana Team) s. t.
45. Nahom Zeray (JCL Team Ukyo) +1’16”
SETTIMANA COPPI E BARTALI STAGE 2 GC
1. Paul Double (Team Jayco AlUla) in 4h18’23”
2. Jarno Widar (Lotto Development Team) +4”
3. Diego Ulissi (XDS Astana Team) +6”
45. Nahom Zeray (JCL Team Ukyo) +1’26”
SETTIMANA COPPI E BARTALI STAGE 2 KOM CLASSIFICATION
1. Marc Cabedo (JCL Team Ukyo) 18 pts.
2. Paul Double (Team Jayco AlUla) 10 pts.
3. Mathieu Burgaudeau (Team TotalEnergies) 9 pts.