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【RACE REPORT】Milano ~ Torino Rho – Torino (174 km)
増田成幸が最古のクラシックレースで逃げに乗る!ナホム・ゼライが20位でフィニッシュ!
レース期間 : 3月19日
距離 : 174 km
UCIカテゴリー: 1.Pro
参加チーム : 19チーム(WT 6チーム、PT 11チーム、CT 2チーム)
出走選手数 : 133名
JCL TEAM UKYOメンバー:アレッサンドロ・ファンチェル、マルク・カベド、石橋学、増田成幸、鎌田晃輝、
小林海、ナホム・ゼライ
JCL TEAM UKYO監督:アルベルト・ボルピ
レース公式サイト : https://www.milanotorino.it/
JCL TEAMUKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/
2025年のミラノ~トリノは、非常に厳しいフィニッシュが設定された。3年連続でRhoからスタートし、ポー平原を横断してトリノへ向かう174kmのコース。レースの勝負所は、終盤に2回登るスーペルガの登りだった。最初の150kmは完全な平坦基調で、マジェンタ、ヴェルチェッリ、カスタニョーロを通過。
• 最初のスーペルガ登坂( 5km・平均勾配9.1%・最大14%)では、頂上600m手前で右折し、リヴォドラへの下りへ。
• 2回目のスーペルガ登坂が最終決戦となり、ここで勝者が決まることとなる。
JCL TEAM UKYOの戦略は、逃げに乗ること、エースのナホム・ゼライとアレッサンドロ・ファンチェルを守ることだった。
序盤のアタック合戦が激しく、最初の25kmはすべての逃げが吸収される展開。しかし、その後5名の逃げが決まり、JCL TEAM UKYOの増田成幸がその中に入ることに成功!逃げグループ( 5名)
• 増田成幸(JCL Team Ukyo)
• ヨナス・ルッチ( EF Education – EasyPost)
• クリスティアン・スバラリ( Q36.5 Pro Cycling)
• ダビデ・バルダッチーニ( Corratec – Vini Fantini)
• ダビデ・バイス( EOLO-Kometa)
この5名は最大3分38秒のリードを獲得。しかし、Tudor Pro CyclingとUAE Team Emirates – XRGがメイン集団
をコントロールし始め、差は縮まる
この逃げはスーペルガの登りまで続くものの、登り始めてすぐに逃げ集団は崩壊。増田も遅れてしまう。
最初のスーペルガ登坂の頂上で、ルッチが単独でダウンヒルへ突入。メイン集団でも登りに入ってからペースアップがあり、30〜40名ほどに絞られ、チームからはゼライがこの集団に食らいつく。
ルッチの逃げは2回目のスーペルガの登り口まで続くも吸収される。
決定的な動きは、残り3km地点で発生。UAE Team Emirates – XRGのアダム・イェーツがアタックし、7名が反応。 ナホム・ゼライはこのアタックには乗れなかったが、追走グループで粘る。残り1km、デル・トロ(UAE)が攻撃を開始。これに反応できたのは、トビアス・ハランド・ヨハネセン( Uno-XMobility)とベン・トゥレット( Visma | Lease a Bike)の2人のみ。最後の200mでデル・トロがスプリントし、単独優勝!
JCL TEAM UKYOのナホム・ゼライは、20位でフィニッシュ!この結果は、コンチネンタルチーム所属選手として最上位の成績となった。また、増田成幸は1日中逃げに乗ったものの、しっかりと完走した。
MILANO-TORINO 2025
1. Isaac Del Toro (UAE Team Emirates – XRG) in 3h56’49”
2. Ben Tulett (Visma | Lease a Bike) +1”
3. Tobias Halland Johannessen (Uno-X Mobility) +9”
20. Nahom Zeray (JCL Team Ukyo) +1’08”