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【RACE REPORT】Trofeo Laigueglia(190,7 km)
レース レポート
2025.03.06

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【RACE REPORT】Trofeo Laigueglia(190,7 km)

JCL TEAM UKYOに栄光は訪れず:ゼライが36位でフィニッシュ

レース期間 : 3月5日
距離 : 190,7 km
UCIカテゴリー: !.Pro
参加チーム : 25チーム (8 WT, 9 PT, 8 CT)
出走選手数 : 175人
JCL TEAM UKYOメンバー:アレッサンドロ・ファンチェル、マルク・カベド、アンドレア・ダマート、ニコロ・ガ
リッボ、小林 海、シモーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
JCL TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ
レース公式サイト :

https://www.laiguegliailborgodamare.com/trofeo-laigueglia
JCL TEAMUKYO公式サイト :

https://jcl-team-ukyo.jp/

このレースのコースは、ライグエーリアを発着点とする190.7kmのハードなルート。スタート直後の23kmは平坦だったが、オンツォへの最初の登りが選手たちを待ち受けていた。その後、ヘアピンカーブの多い長い下り区間が続き、集団の注意が必要なテクニカルなコースとなった。

最初のKOM (山岳ポイント) は57km地点のCima Paravenna。
• 登坂距離: 6.7km
• 平均勾配: 5.7%
• 最大勾配: 12%

この後、ライグエーリアへ戻り、レースは2回目のフィニッシュライン通過へ。そこからテスティコ峠( 7km、平均勾配4.6%)を超え、再びCima Paravennaを通過してライグエーリアへ戻った。

終盤の10.8kmの周回コースでは、
• 最初の2kmがColla Micheriの登り(平均勾配8.4%、最大勾配14%)
• 急カーブの多い下りとCapo Meleの短い登りが続く

このコース特性を踏まえ、JCL TEAM UKYOはゼライとファンチェルを最終周回まで温存し、登りで勝負する作戦
をとった。

レースはスタート直後からハイペースで進行。何人かの選手がアタックを試みるも、集団は逃げを許さずハイペースで展開。本格的な逃げはアルナスコの登りで形成され、9名が集団から抜け出した。JCL TEAM UKYOは集団で待機し、逃げとのタイム差は最大4分5秒まで広がった。UAEチーム・エミレーツXRGがコントロールを開始し、Cima Paravennaでタイム差を縮める。その後、イネオス・グレナディアーズも追走に加わり、集団を引いた。ライグエーリアに戻った際にペースが一度落ちたが、テスティコ峠の登りで再び加速。EFエデュケーション・イージーポストのアタックにより集団は3つに分裂したが、最終サーキット突入時には再び一つにまとまった。残り2周で逃げが吸収され、JCL TEAM UKYOのゼライ、ファンチェル、ガリッボはメイン集団に残った。残り21km付近で ニールソン・ポーレス(EF Education)がアタックし、スカローニ(Astana)、モルガド、アユソ(共にUAE)が追走し4人のグループとなるも落ち着かずに何度もアタックがかかる展開。 Colla Micheriの登りでアユソがアタックしスカローニだけが食らいつく。ポーレスとストーラー(Tudor)が下りで合流し4名の先頭グループ形成される。最終周回でもアユソが再びアタックしスカローニのみが反応、しかし、ポーレスとストーラーが再び追いつき、4名でのスプリント勝負へ。スプリント勝負を制したアユソ(UAE)が優勝となった。

JCL TEAM UKYOの選手たちは3周目の終盤で遅れ、ゼライが最後まで粘るも、足を攣り36位でフィニッシュ。トップチームとの差を痛感させられるレースとなった。

ナホム・ゼライのコメント
「今日は自分の日ではなかった。ステージ優勝したルワンダのレース直後にイタリアへ飛び、すぐにレースに出た影響もあったのか、途中で頭痛を感じ、最後は足が攣ってしまった。残念だけど、次のレースに向けてしっかりトレーニングしていくよ。」

TROFEO LAIGUEGLIA 2025 Result
1. Juan Ayuso (UAE Team Emirates – XRG) in 4h46’36”
2. Christian Scaroni (XDS Astana Team) s. t.
3. Michael Storer (Tudor Pro Cycling Team) s. t.
36. Nahom Zeray (JCL Team Ukyo) +1’57”