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【RACE紹介】2025シーズン初のイタリアレース「トロフェオ・ライグエーリア」に参戦
競争力のあるメンバーでイタリアのクラシックレースに挑む
アルウラ・ツアーとツアー・オブ・オマーンで満足のいくシーズン前半を終えたJCL TEAM UKYOが2025年シーズンのヨーロッパカレンダーをスタートさせる。
JCL TEAM UKYOは3月5日に開催されるトロフェオ・ライグエーリア(Trofeo Laigueglia)に招待された。この1.Proカテゴリーのレースは今回で第62回を迎え、過去には伝説的サイクリストのエディ・メルクス(Eddy Merckx)も2度制したことがある。
JCL TEAM UKYOは、競争力のあるメンバーを揃えてレースに挑む。日本チャンピオンの小林海(Marino Kobayashi)が出場。さらに、ツール・ド・ルワンダのクイーンステージを制したばかりのエリトリア出身のナホム・ゼライ(Nahom Zeray)は、現在の好調を生かしてイタリアのクラシックレースで結果を狙う。アフリカのクライマーである彼は、今シーズン2戦目となる若手スペイン人タレントのマルク・カベド(Marc Cabedo)のサポートを受ける。
JCL TEAM UKYOのトロフェオ・ライグエーリアのメンバーには、さらに4名のイタリア人ライダーが加わる。アレッサンドロ・ファンチェル(Alessandro Fancellu)は、アルウラ・ツアーの総合8位という好成績を経て、上位を狙える状態にある。また、開催地に近いインペリア出身のニコロ・ガリッボ(Nicolò Garibbo)も地元レースで力を発揮するだろう。さらに、シモーネ・ラッカーニ(Simone Raccani)とスプリンターのアンドレア・ダマート(Andrea D’Amato)が、チームメイトのために重要な役割を果たすことになる。
レースは総距離190.7kmで、スタートとフィニッシュはライグエーリア(Laigueglia)に設定されている。アラッシオ(Alassio)郊外のスタート地点から最初の23kmは完全に平坦。その後、最初の登りであるオンツォ(Onzo)への上り坂があり、ここで逃げ集団が形成される可能性が高い。続く急カーブの多い長い下りは、集団にとってテクニカルな区間となる。
57km地点にはこのクラシックレース最初の山岳ポイント(KOM)がチーマ・パラヴェンナ(Cima Paravenna)に設定されている。ガルレンダ(Garlenda)から山頂までの登りは6.7km、平均勾配5.7%、最大勾配12%と厳しい。その後、ライグエーリアへ戻り、フィニッシュ地点を最初に通過する。
レースはカポ・メーレ(Capo Mele)を通過し、次の山岳ポイントテスティコ(Testico)へ向かう。この登りは7kmで、平均勾配4.6%。山頂は残り79km地点に設定されている。その後、再びチーマ・パラヴェンナを通過し、ライグエーリアへ戻る。
フィニッシュラインを2回目に通過すると、選手たちは最終周回コースに入る。各周回は10.8kmで、その中でも最初の2kmにあるコッラ・ミケーリ(Colla Micheri)の登りは、平均勾配8.4%、最大勾配14%と極めて厳しい。この登りを越えた後、テクニカルな下りと短いカポ・メーレの登りが待ち受ける。最後の1kmは最初は緩やかな下り、最後の500mは完全に平坦で、スプリントの展開も考えられる。
選手コメント
レースを前に控えアレッサンドロ・ファンチェル(Alessandro Fancellu)は次のようにコメントしている。
「調子は良いです。アルウラ・ツアーとツアー・オブ・オマーンの後、しっかりトレーニングを積みました。トロフェオ・ライグエーリアでは、勝負どころで前方にいることを目標にしています。スタートリストを見ると強豪揃いで簡単ではありませんが、良い結果を出せると思います。チームの状態も良く、ゼライがツール・ド・ルワンダでステージ優勝したことで彼のポテンシャルが示されました。JCL TEAM UKYO全体としても、レースの重要な場面で存在感を発揮できるでしょう。最終周回で2〜3人が勝負に絡めると確信しています。」
JCL TEAM UKYO トロフェオ・ライグエーリア出場メンバー
– マルク・カベド(Marc Cabedo)
– アンドレア・ダマート(Andrea D’Amato)
– アレッサンドロ・ファンチェル(Alessandro Fancellu)
– ニコロ・ガリッボ(Nicolò Garibbo)
– 小林海(Marino Kobayashi)
– シモーネ・ラッカーニ(Simone Raccani)
– ナホム・ゼライ(Nahom Zeray)
スポーツディレクター
– マヌエーレ・ボアロ(Manuele Boaro)
– 田村遥(Tamura Haruka)