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【RACE REPORT】Muscat Classic 170,3km
レース レポート
2025.02.08

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【RACE REPORT】Muscat Classic 170,3km

ゼライが最後の登りでアタック!先頭集団に残りスプリントで14位に。

開催日:2月7日
コース:Al Mouja Muscat > Al Bustan
参加チーム : 18 teams (9 WT, 5 PT, 3 CT, 1 NT)
出走選手数 : 117人
JCL TEAM UKYOメンバー: アレッサンドロ・ファンチェル, マルク・カベド, アンドレア・ダマート, ニコロ・ガ
リッボ, 石橋学, 増田成幸, ナホム・ゼライ・アラヤ
JCL TEAM UKYO監督:MANUELE BOARO
レース公式サイト : https://www.tour-of-oman.com/en

JCL TEAMUKYO公式サイト : https://jcl-team-ukyo.jp/

Muscat Crassicはオマーンの首都マスカットでの最終周回コースが決戦の場になると予想されていた。
レースはアル・ムージ・マスカットをスタートし、序盤は完全に平坦。レース中盤には最初の登りとしてブーシャル・アル・アメラト(ジャバル・ロード: 3.5km・9.2%)が現れる。その後、ハムリヤ( 900m・10.1%)、アル・ジッサ( 1.1km・10%)、ワディ・アル・カビール( 2.1km・7.3%)の3つの登りを含む最終周回コースへと入る。最終周回ではワディ・アル・カビールを登る必要はなく、アル・ジッサを越えた5.5km後がフィニッシュ地点となる。

JCL TEAM UKYOの戦略は、最も重要なレース終盤に向けて体力を温存することだった。エースはファンチェルであり、彼が最後まで有力選手とともに走れるよう、ゼライとガリッボがサポートし、場合によっては自ら逃げを試みる役割を担った。

スタート直後、ボー・ウォリン( U-NOX)、モハマド・ザリフ、ファン・エンゲレン(共にTerengganu)の3人が逃げを決め、メイン集団はこれを許容。逃げグループは最大7分のリードを得たが、メイン集団は徐々にペースを上げて追撃を開始。最初の登りブーシャル・アル・アメラトでは、ファン・エンゲレンがウォリンとザリフを振り落とし単独で逃げ続ける。メイン集団ではグルパマ-FDJがペースを引き上げ、逃げのタイム差を管理。JCL TEAM UKYOの選手たちはエネルギーを温存しながら、重要な終盤に備えた。

残り40km地点でウォリンが捕まり、ペースアップにより新たなアタックが発生。ハムリヤの登りでは、ロレンツォ・ジェルマーニ(FDJ)が単独アタックし、その後レインデルリンク(Soudal)、ヴァイン(UAE)、ハーパー(Jayco)が追走し、先頭4人の逃げグループを形成。この動きによりメイン集団のペースも上がり、集団は分裂。最終の決戦となるアル・ジッサの登りでジェルマーニが遅れ、メイン集団はさらに縮小。最後の登りでは、JCL TEAM UKYOのナホム・ゼライが力強いアタックを仕掛ける。一時的にリードを築き、先行する逃げグループを追った。しかし、下り区間でメイン集団が猛追し、ゼライは吸収され、小集団でのスプリント勝負へ。25人の集団スプリントとなり、最速のフィニッシュを決めたリック・プルイマーズ( Tudor Pro Cycling Team)が優勝。ジェンテ・ビアマンス( Arkea-B&B Hotels)が2位、ヘノク・ムルブラン( XDS Astana Team)が3位となった。ゼライは最後の登りで大きなアタックを仕掛けたものの、スプリント勝負では本来の得意分野ではなく、14位でのフィニッシュとなった。しかし、シーズン初戦としては好調な走りを見せた。

ゼライのコメント
「今日は調子がとても良かった。残り6km地点の最後の登りでアタックを試みたが、集団のスピードが速く、下りで捕まってしまった。スプリントでは全力を尽くしたけれど、僕はスプリンターというよりクライマーだから難しかった。それでも、自分のコンディションには満足している。」

JCL TEAM UKYOは2月8日から12日まで開催されるツール・オブ・オマーン(全5ステージ)に出場する。

引き続き応援よろしくお願いします!

 

Muscat Classic Final Result:
1. Rick Pluimers (Tudor) in 4h16’50”
2. Jenthe Biermans (Arkea-B&B Hotels) s.t.
3. Henok Mulubrhan (XDS Astana Team) s.t.
14. Nahom Zeray (JCL Team Ukyo) s.t.