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【RACE REPORT】マイナビ ツール・ド・九州 2024 Stage3 |福岡 141km
レース レポート
2024.10.17

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【RACE REPORT】マイナビ ツール・ド・九州 2024 Stage3 |福岡 141km

秒を争う総合成績を戦い、小石選手の渾身のエスケープ!岡選手のスプリント! チーム一丸で戦った最終ステージ

レース日程 2024年10月14日
レース型式 第3ステージ 福岡 141km
出場チーム 17チーム(WT 2チーム/PRT 2チーム/CT 13チーム)
出走 87名 完走85名
JCL TEAM UKYOメンバー:岡篤志選手、山本大喜選手、石橋学選手、小石祐馬選手、鎌田晃輝選手、アール
・ネイサン選手
JCL TEAM UKYO監督:ボアロ・マヌエレ監督
大会HP: https://www.tourdekyushu.asia/

Official YouTube:https://www.youtube.com/@tourdekyushu

JCL TEAM UKYO HP: https://jcl-team-ukyo.jp

最終ステージは1周14kmの湯川山周辺山岳を 9周回する141km。ボーナスタイムのかかったスプリントポイントが3回、山岳ポイントも 9周回の頂上に設置されている事からそれまでの各賞のポイント争い、個人総合成績のタイムの差により、様々な展開が予想されるコース。 JCL TEAM UKYOは5名が数秒でも獲得すれば総合上位にジャンプアップするチャンスの多い状況。また、アール選手は山岳ポイントで総合 3位につけている事から山岳ポイントの奪取も念頭にレースに挑みました。

レースは序盤から JCL TEAM UKYOが積極的な攻撃を仕掛けて始まりました。まず最初に動いたのはアール選手で、リアルスタート直後の山岳ポイントを先頭で通過し、プロトンに大きなプレッシャーをかけます。しかし、彼を追撃したプロトンが吸収すると、今度は山本選手がボーナスポイントがかかる最初のスプリントポイントに向けてアタックを試みました。しかし、直前で追走集団に追いつかれ、スプリントで飛び出したのは岡選手。彼は総合リーダーの Total Energiesのジャニエール選手と競り合い、2位でフィニッシュして 2秒のボーナスタイムを獲得しました。その後の山岳ポイントでは、再びアール選手が 1位で通過し、この時点で山岳リーダーとして暫定トップに立ちました。

そして、小石選手がプロトンからエスケープし、 6名のパックでリーディンググループを形成します。総合8位につけている小石選手と SHIMANOの入部選手以外は下位の選手たちだったため、プロトンはこれを容認。 40秒の差がつき、JCL TEAM UKYOにとって好展開となりました。一方、山岳リーダーを狙う KINANの山本選手が積極的に登りでペースアップを図るも、先頭グループは崩れることなく周回を重ねます。 2回目のスプリントポイントでは、シマノの入部選手に続いて小石選手が 2位で通過し、ボーナスタイムの 2秒を獲得。これにより、彼の暫定の総合成績をさらに上げ、 8位から上昇させることに成功しました。

エスケープグループ内でスプリント力のあるSHIMANOの入部選手を警戒していた小石選手は、山岳ポイントを狙う KINANの山本選手がアタックの機を逃さず反応し、登り区間で入部選手を切り離すことに成功。これにより、小石選手はハイスピードを維持し、先頭グループを3名に絞り込む展開を生み出しました。

しかし、後方から ROOJAIのカーター選手とVICTOIREのダイボール選手が強力な追撃アタックを仕掛けたことで、レース展開が大きく変わります。遅れていた入部選手を吸収し、追いついた彼らが小石選手の先頭グループに合流すると、入部選手が再び復帰。結果、3回目のスプリントポイントでは入部選手が先頭で通過し、小石選手と同タイムに並ぶ展開となりました。

後方のプロトンでは、 TOTAL ENERGIESが隊列を組み、ゴールに向けて一気にペースを引き上げます。残り2周に入るとEFがその動きに加わり、先頭のエスケープグループを飲み込みました。この瞬間を狙って飛び出したのは、ワールドツアー勢の5名。EFのネルーカー選手、TOTAL ENERGIESのジュガット選手とジャニエール選手、ASTANAのチャーム選手、そしてCORRATECのズバラーリ選手が非常に強力 な逃げを形成します。

この攻撃的なメンバーの動きにより、プロトンに残されたチームは追い上げを試みるも、 16秒のタイムギャップを埋めることができず、厳しい状況に追い込まれました。

このピンチの中、先頭に立って追走を始めたのは石橋選手、山本選手、そしてアール選手でした。彼らは岡選手のスプリントのために全力で先頭グループを追いかけ、直前でついに先頭集団を吸収します。一気にスプリント勝負に持ち込まれましたが、 ASTANAのスミルノフ選手が圧倒的なス プリント力、他の選手を寄せ付けないスピードで僅差のゴールスプリントを制しました。岡選手は 6位でゴールし、レースを終えました。

レース後ピットに戻った選手たち。レースに勝てなかった悔しさを噛みしめ、お互いが上位の可能性を持ちながらもメンバーの為に激闘した事を振り返り、称え合いました。

3日間のステージレース、表彰台に登ることはありませんでしたが、ワールドツアーチームに真っ向から対抗した JCL TEAM UKYO。しかしながら、小石選手の個人総合 7位、岡選手の個人総合11位の活躍で大きな UCI ポイントも獲得する事が出来ました。

最後まで JCL TEAM UKYOの応援ありがとうございました!

Stage3 FUKUOKA RESULT
DST 141km Ave 45km/h
1 SMIRNOV Ivan Astana Kazaqstan 3:07:44
2 JEANNIERE Emillien Total Energies +0:00
3 NERURKAR Lukas EF Educations +0:00
6 OKA Atsushi JCL TEAM UKYO +0:00
General Classification Overall
1 JEANNIERE Emillien Total Energies 8:52:34
2 NERURKAR Lukas EF Educations +0:14
3 SMIRNOV Ivan Astana Kazaqstan +0:23
7 KOISHI Yuma JCL TEAM UKYO +0:33
11 OKA Atsushi JCL TEAM UKYO +0:37
20 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +0:39
29 EARLE Nathan,37 ISHIBASHI Manabu,58 KAMADA Koki
山岳賞総合 2位 EARLE Nathan
チーム総合成績 3位