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【RACE REPORT】Memorial Marco Pantani
レース レポート
2024.09.16

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【RACE REPORT】Memorial Marco Pantani

ペゼンティ選手がコンチネンタルチーム最上位の12位! 山本選手、マルチェッリ選手も完走を果たす!

開催日程  2024年9月14日
開催場所  イタリア ロマーニャ州
ステータス UCI1.1 ワンディレース 194.5㎞
出場チーム 20チーム WTx8 PRTx9 CTx14
出走 166名 完走75名
JCL TEAM UKYO メンバー : 石橋選手・増田選手・岡選手・小石選手・山本選手・マルチェッリ
選手・ペゼンティ選手
監督:ボアロ監督

2000年前後に活躍したロマーニャ州の名クライマー マルコ・パンター二選手の没後20年を記念するワンディレース。マルトラーノをスタートし約35kmを経過するとレースは山岳に向かいます。レース中盤は21kmのサーキットを5周するレイアウト。勾配の変化が大きな峠は展開の生まれやすいシチュエーションです。160㎞を過ぎてからはアドリア海の港町セセナティコを5周回しゴールする195.4㎞。ワールドツアー8チームを含む20チームの戦い。レースステータスはUCI1.1、1位~25位に125点~3点のUCIポイントが付与される高配当なレースとなります。JCL TEAM UKYOは、バリエーションのある脚質が揃ったメンバー、コースも例年より山岳区間が低く設定されている事からマルチェッリ選手のゴール勝負も視野に入れた作戦で挑みました。

前日までの悪天候は涼しい好天に変わり、選手たちはリラックスした様子でスタートの時を待ちました。UCI1.1クラスでありながら、ワールドツアー8チームと豪華な顔ぶれが揃いました。特にUAEのヒルシュ選手は、現在ワンディレース4連勝中の波に乗った選手。前回のGPインダストリアルでも彼の力とUAEの総力を見せつけられた選手たちは、様々な思惑でスタートラインに並びました。

 

レースは序盤の平坦区間から抜け出したいメンバーが前方で攻撃を繰り返す展開が続きます。Movistarのロメロ選手とTotal Energies のフェロン選手が抜け出しに成功します。そこにジョイントしたいチームが活性化し、大きな差を開かずに山岳地帯へ進行します。VFグループのトルコ―二選手とEFのカー選手がブリッチに成功するとプロトンはこれを容認し、UAEのコントロール下で60㎞地点では2分のタイムギャップを保ちます。JCL TEAM UKYOは厳しい登りでポジションをキープするのに必死な様子です。

 

しかし、山岳周回の3周回目を越えて100㎞が経過するといよいよUAE勢がこの先行グループを捕らえにペースを上げ始めます。更に厳しくなるペースに脱落者が続出。クイックなコースに落車も起き、岡選手と石橋選手が巻き込まれてしまいます。そして、プロトンに残っていた増田選手、小石選手も登りの頂上付近で遅れ始めますが展開によっては戻れる位置で通過します。一方、リーディンググループの4名も2名が脱落し、いよいよ新しい展開がはじまります。

残り60㎞、UAEが先頭を捕らえるとカウンターで3名が抜け出しますTotalEnergieのベルチャール選手、UAEバロニッチ選手、TUDORのベルネール選手は最後の登り区間でプロトンと30秒差、ベルネール選手が脱落してからも2名で先行を続けます。小さくなったプロトンの前方で粘るペゼンティ選手と山本選手、後方でマルチェッリ選手が粘りますが、最後の周回を渾身の力で粘っている様子です。

プロトンは山岳地帯を抜けて海へ向かう平坦路へ入りますが、依然先行の2名は強力なスピードでにげつづけゴールの街の平坦の周回コースに入ります。30秒程度の差に追走をかけるのはCOFIDISとARKEA。ペゼンティ選手も前方に位置取り次の展開に備えます。一方、山本選手とマルチェッリ選手は少し遅れて周回路へゴールを目指します。

ラスト1㎞の直線、迫るプロトンはゴールスプリントの体制に入り、ゴール直前で2名を吸収。一気に横に広がり、スプリントが繰り広げられます。ここで車輪を挿したのはUAE ヒルシュ選手。なんとGPインダストリアルでの独走に続いてゴールスプリントも勝ち獲る強さを魅せました。ペゼンティ選手は12位と上位でゴー
ル、コンチネンタルチームとして最上位の結果を残します。彼らがゴールしてから2分30秒、マルチェッリ選手と山本選手がゴール。完走75名の厳しいレースを見事走り切りました。

イタリアの厳しいワンディレースでUCIポイントを獲得する活躍を魅せたペゼンティ選手このレベルのハードルの高さを感じながらも、走り切る事で大きな経験を積んだ山本選手明日は欧州遠征最後の1戦、Trofeo Matteottiに挑みます!

JCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします。

RESULT Memorial Marco Pantani
DST195.4km Ave43.23km/h
1 HIRSCHI Marc UAE Team Emirates 4:24:01
2 MILESI Lorenzo Movistar Team +0:00
3 ALBANESE Vincenzo Arkéa – B&B Hotels +0:00
12 PESENTI Thomas JCL TEAM UKYO +0:00
68 MALUCELLI Matteo JCL TEAM UKYO +2:33
70 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +2:33