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BACK【RACE REPORT】GP Industria & Artigianato 2024 Larciano – Larciano
UCI 1. PROクラスで小石選手の120㎞近いエスケープ! そして、カルボー二選手が価値ある10位! 山本選手、ペゼンティ選手もUCIポイント獲得圏内でゴールしました!
開催日程 2024年9月8日
開催場所 イタリア ラルシアーノ
ステータス UCI1.PRO ワンディレース 196㎞
出場チーム 18チーム WTx3 PRTx9 CTx5 NATx1
出走 124名 完走88名
JCL TEAM UKYO メンバー : 石橋選手・増田選手・岡選手・小石選手・山本選手・カルボー二選
手・ペゼンティ選手
監督:ボアロ監督
ヴェネツィア地方で4日間のステージレースを走ってきた選手たちは、そのままラルシアーノ地方に移動。このレースに出場しなかった山本選手とカルボーに選手も合流して当日を迎えました。予報ではレーススタート時刻頃から激しい雨が予想されましたが、幸いにも小雨がぱらつく天気。ワールドツアークラスの選手たちが揃う華やかなスタートラインに並びました。
レースはスタートして20㎞を過ぎぬうちに13名が抜け出す展開で始まります。ここに小石選手が乗ったことで、コンチネンタルチームの我々としては一歩先手の好展開となります。タイムギャップは最大で3分、プロトンをコントロールするのはUAEの選手たちが中心となる展開が100㎞付近まで続きます。先頭グループに乗る小石選手は冷静な様子で、チームから無線で指示される走りや補給のタイミングを着々とこなしていきます。
プロトンでは小石選手が抜け出している事で選手たちは次の展開に備えて動く準備をしながら走ります。一方、レースは山岳の周回を含むコースに入ると先行するグループも力の差が表情に現れ始めます。小石選手も足を削らないようにこの状況を乗り切るポジションでペダリングを続けます。
レースは後半、UAEに代りEF勢が先頭を引き出すと3分のタイム差は急激に縮まり始めます。次のシチュエーションがはじまる動きに先頭グループも力のある選手が踏み始めて登りで分解、小石選手も距離をあけてしまいます。プロトンもハイペースにメンバーが絞り込まれ、前方にはカルボー二選手、ペゼンティ選手が残ります。山本選手も一度は遅れますが踏みなおして復帰し走力をみせます。そして、小石選手が先頭から遅れはじめた頃に大雨が降り始め走行状況も一転。より厳しい展開が選手たちを苦しめます。
この悪天候にオーガナイザーが一周( 30㎞)の短縮を発表。追走グループは一気にペースはあげて前方を吸収、最終局面になります。最終回の山岳で独り10秒のリードを続けるのはUAEのマーク選手。この差を保ったままゴールまでのダウンヒルに入ります。カルボーニ選手は絞られた先頭グループに食らいつくファイト。ゴールに期待がかかります。雨のホームストレートに現れたのはマーク選手、大きく両手をあげて強さを誇示します。その12秒後方のスプリントでカルボー二選手がゴールに飛び込み10位、チームのオーダーを達成します。さらに1分20秒後、山本選手とペゼンティ選手が渾身の走りでUCIポイント圏内でゴール。ハードな試合を終えて安堵に包まれたメンバーの表情が印象的でした。
JCL TEAM UKYOはUCI 1.PROハイクラスの試合で展開に乗り上位に結果を残しました。これからの戦いに自信となる手応えを得た今回のレース。この経験を次に繋げていきます。
JCL TEAM UKYOの応援ありがとうございました!
カルボーニ選手のコメント: ブルガリアのレースでの落車以来、怪我の具合をみながら調整をしてきましたが、このレースで不安を払拭すること
が出来た。ここから始まる後半戦に力をみせていきたい。
GP Industria & Artigianato 2024 Result
Larciano – Larciano 168.8km(距離短縮) Ave
43㎞/h
1 HIRSCHI Marc UAE 3:55:12
2 SILVA Guillermo Caja rural +0:04
3 ULISSI Diego UAE +0:09
10 CARBONI Giovanni +0:12
34 YAMAMOTO Masaki +1:20
35 PESENTI Thomas +1:20
70 OKA Atsushi +3:09
79 MASUDA Nariyuki +4:52