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BACK【RACE REPORT】全日本選手権個人タイムトライアル
鎌田選手がU23カテゴリーで日本チャンプに! エリートカテゴリー4位に山本選手、小石選手は惜しくもメカトラで9位!
全日本選手権個人タイムトライアルは、昨年同様日本CSCにて行われました。自転車レースで頻繁に使用されるこのサーキットは、長く厳しい登坂とテクニカルなダウンヒルが特徴です。
今年は個人タイムトライアルは5kmサーキット(右回り)で行われる事となり、昨年とは異なるコースレイアウトとなりました。詳しくは昨年の特徴であったホームストレートのUターン区間が無くなった事により、テクニカルなセクターが減り、登坂力と安定したペースを持続できる選手に有利なコースへ変更されました。
U23カテゴリー
クライマーとTTスペシャリストが混ざったメンバー編成。明け方から降り始めた雨は次第に強くなり、ホームストレートでは強い向かい風が吹く中でのスタートとなりました。
レースは鎌田選手を含む強豪選手がWAVE2での出走。WAVE1の走りを確認しながらスタートの時を待ちました。
WAVE 1ではTTを得意とする伊藤選手が序盤の周回を8分前後で刻んだことから、鎌田選手はこのタイムを参考に周回イメージを組み立てます。
そして午前10時にWAVE2がスタート。鎌田選手の前走者には好調でロードレースでもライバルとなる林原選手がスタート。その1分後に鎌田選手が出走しました。
最初の周回を8分1秒と好走で迎えた走りは安定して誤差の少ないタイムを刻み続け、林原選手を捕らえると力強さを増していきます。
最終周を7分55秒で駆け抜けると、昨年の覇者シマノレーシング寺田選手と32秒の差をつけ優勝。自身初の個人タイムトライアルのタイトルを見事に奪取しました。
鎌田選手コメント
「序盤から調子の良さを実感しており、終始安定したラップタイムで走り切ることができました。明日はロード2連覇、TTとの二冠がかかってるので気を抜かずに臨みたいです。」
U23 カテゴリー RESULT TOP3
DST 25.0 km (5.0 km × 5周) Ave
1 鎌田 晃輝 JCL TEAM UKYO 39:56.46
2 寺田 吉騎 シマノレーシング +0:32.19
3 林原 聖真 明治大学 +1:15.12
ELITEカテゴリー
U23のレースが終わり、WAVE1の出走時刻の13時30分が近づくと雨風は更に強まりタイムトライアルの結果に直結する厳しいコンディションになりました。
WAVE1では岡選手が出走、入念にウォームアップして挑んだもののリズムが噛み合わない様子で苦しみます。最も悪天候となったこの組で強力な走りを魅せたのはキナンレーシング 宮崎選手。8分を切るペースをしっかりとまとめ上げてトップに立ちます。
WAVE2は、EFエデュケーションの留目選手と山本選手に注目が集まる組となりました。
雨は緩んだものの風は吹きさらすコンディションの中スタート。山本選手は下りのタイトなコーナーでもDHバーを握り最速のラインを描きます。そして登りでは力強くキレのあるダンシングで安定したペースを生み出します。
結果は宮崎選手に続く暫定2位。好走を魅せてくれました
この日最も天候が落ち着いたのがWAVE3。新城選手、金子選手など有力どころが揃った組にディフェンディングチャンプの小石選手が最終走者として登場します。
落ち着いた面持ちでスタートを切りますが、1周目の周回を終える手前でメカトラブルが発生。バイク交換に時間をとり40秒ほど失ってしまう痛手を負います。再びペースを戻すにも、シビアなタイムで刻む有力選手との差は埋められず9位のタイム。
暫定2位に位置していた山本選手も優勝した群馬グリフィン 金子選手、BAHRAIN 新城選手に抜かれ4位という結果となりました。
ELITE カテゴリー RESULT TOP3
DST 30.0 km (5.0 km × 6周) Ave
1 金子 宗平 群馬グリフィンレーシングチーム 46:52.96
2 宮崎 泰志 キナンレーシングチーム +0:51.55
3 新城 幸也 BAHRAIN VICTORIOUS +1:15.77
4 山本 大喜 JCL TEAM UKYO +1:34.86
9 小石 祐馬 JCL TEAM UKYO +3:08.35