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BACK【RACE REPORT】Tour of JAPAN STAGE5
難所とされる飯田ステージをJCL TEAM UKYOが完璧なコントロール! カルボー二選手の首位を守りました!
第5ステージは長野県飯田市の丘陵地を使用した厳しいアップダウンでのレース。総合成績に大きな影響を与えるコースです。昨年は中盤から抜け出した岡選手が見事優勝を果たしたのは記憶に新しいところです。
カルボーニ選手の個人総合首位をキープするJCL TEAM UKYO。山岳ポイントやスプリントポイントが多く設置されたこのコースで、それを狙う選手の動きをうまく利用しながら総合圏外の選手を逃がしてコントロールする作戦となりました。そして、今回の飯田ステージはJCL TEAM UKYOの第2の拠点としてホストチームとしてスタートしました。
レースは序盤からアクションをみせたのは宇都宮ブリッツェンの谷選手とASTANAのアギレラ選手。
この動きに重ねてプロトンから数名が抜け出しては合流・脱落を繰り返し2周目のスプリントポイントを過ぎて前方を固めたのは15名の選手たち。人数が多いことで後半に減らしていく展開を予想しJCL TEAM UKYOは石橋選手を中心に1分半のタイムギャップを保ってこの様子を伺います。
山岳賞リーダーのSHIMANO中井選手を中心に先行のグループはハイペースで進行しますが、5周目にはこの中からASTANAのヴィノクロフ選手がアタックし展開が変わります。
ヴィノクロフ選手の攻撃で先行グループは7名に絞られ、石橋選手とマルチェッリ選手が牽引するプロトンとは一時2分30秒近いタイムギャップが開きます。
JCL TEAM UKYOは前方が分断された事から山本選手と小石選手で追走体制を作り、この差をペースアップして縮めに動きます。これによりプロトンからも脱落者がではじめます。
JCL TEAM UKYOの追走は非常に強力で残り半周でレースを振り出しに戻します。しかしここで再度アタックに出たのがそれまで逃げていたASTANA ヴィノクロフ選手。この日一番アグレッシブな走りを展開し、残り300mでVICTOIRE ダイボール選手に捕まるも再びそれを振り切り優勝を果たします。
彼の優勝から9秒後にメイングループがゴールし、カルボーニ選手、アール選手がタイム差を大きく失わずに第5ステージを終えました。結果、総合順位に変動はなく、カルボーニ選手が首位をキープとなり当初のミッションを見事にチーム全体の力で成し遂げました。
明日は富士山をゴールするクイーンステージ。総合成績が大きく変動することは確実でカルボーニ選手、アール選手がここでの最高の結果を目指します!引き続きJCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします!
カルボーニ選手のコメント
「連日チームメイトが完璧な仕事で僕を守ってくれる。明日の富士山ステージに向けアドバンテージを保ったまま最高のシナリオでここまで来ている事に感謝したい。」
Stage5 Result TOP3
DST 120.9km Ave 39.6km/h
1 VINOKUROV Nikolas ASTANA KAZAQSTAN 3:02’43”
2 TONEATTI Davide ASTANA KAZAQSTAN +0’03”
3 DYBALL Benjamin VICTOIRE HIROSHIMA +0’03”
General classification After Stage5
1 CARBONI Jovanni JCL TEAM UKYO 12:04’51”
2 BUDIAK Anatolii TRENGGANU +0’15”
3 BETTLES Carter ROOJAI +0’18”
13 EARLE Nathan JCL TEAM UKYO +1’51”
26 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +2’30”