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BACK【RACE REPORT】Tour of JAPAN STAGE3
小石選手のアシストを受け、カルボー二選手がステージ制覇! 個人総合&ポイントリーダーの座も獲得!
第3ステージは登りと平坦のバランスの取れたコース。登りの入り口は狭く、平坦では風による分断も考えられる位置取りが重要なステージです。
第2ステージの結果、マルチェッリ選手が総合2位+ポイントリーダーを獲得したJCL TEAM UKYO。この日は総合上位にいる小石選手が展開を作り、ライバルチームに牽引させることで総合狙いのカルボーニ選手とアール選手に有利な展開に持っていき、プロトンが終盤纏まればマルチェッリ選手のゴールスプリントも視野に入れてレースに挑みました!
レース序盤、2周目の山岳賞〈KOM〉を狙う動きで抜け出した 山岳リーダージャージを着るSIMANO 中井選手ら4名により最初のリーディンググループが形成されます。。
そして、プロトンの追走がこの4名をキャッチしたタイミングで活性化。強風の向かい風が加わりプロトンは大きく3つに分断されます。
前方に残る小石選手と山本選手、中間のグループにはリーダージャージのASTANA ウォーカー選手と彼をマークするアール選手やTERENGGANU クドゥス選手、そして後方にも有力な選手たちが取り残されるという波乱を帯びた流れとなります。
そして前方2つのグループが合流すると1名が飛び出します。この動きを無視する形で小石選手、カルボー二選手を含む7名が抜け出しレースが動きます。すでに先に逃げていた1名をパスするとプロトンとは1分近いリードを奪います。
追走するプロトンはリーダージャージのウォーカー選手自らが先頭に立つほどの緊迫した状況となります。ASTANA勢の番手には山本選手とアール選手がしっかりと位置取りすることで、次の展開に万全に備えます。
先行グループは小石選手がペースが落ちないように積極的にコントロールし、カルボーニ選手に有利に運びます。ここに同調するライバルはROOJAI カーター選手、KINAN ドリュー選手、TERENGGANU ブディアック選手。順調に逃げる彼らに対し、リーダーを擁するASTANA勢は徐々に追走にアシストを減らしていきます。
レースは残り1周半、タイムギャップ1分15秒程で逃げる先行グループから登りで小石選手がドロップ、丁度プロトンから単独ブリッチを試みるTERENGGANUの本命クドゥス選手と合流し番手につきペースを上げさせません。
残り1周プロトンのASTANA勢がこれ以上タイム差を詰められないと判断した他チームの選手たちがチャンスを狙い抜け出そうと試みますが、かえって追走のリズムが崩れて先頭とはタイム差が離れていきます。
いよいよ逃げ切りが濃厚になった5名の先行グループ。この中で唯一余裕を残すのはカルボーニ選手でした。登りの中腹に設置されたホームストレート、その手前の登りから先行するカルボーニ選手を捲れる選手はおらず、力の差を魅せてゴールに片手を突き上げます。
JCL TEAM UKYOの連日の優勝、今回は後方のプロトンとは1分33秒の差をつけたことで総合成績が大きく動いたステージとなり、見事カルボーニ選手が個人総合リーダーの座を手中にしました。
JCL TEAM UKYOのチーム総合力が試される明日からのステージに期待が高まります。引き続きJCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします!
明日から個人総合リーダーの証 "グリーンジャージ"を着用して走るカルボーニ選手。
カルボーニ選手のコメント
「非常に風が強く消耗するステージであったが、このレースをよく知るユウマ(小石選手)と逃げれたことが勝負する力を残して走れた要因だった。日本のレースで勝つことが出来た事は本当に嬉しい!」
Stage3 Result TOP3
DST 127km Ave 39.9km/h
1 CARBONI Jovanni JCL TEAM UKYO 5:55’10”
2 BUDIAK Anatolii TRENGGANU +0’00”
3 MOREY Drew KINAN Racing +0’03”
General classification After Stage3
1 CARBONI Jovanni JCL TEAM UKYO 5:55’10”
2 BUDIAK Anatolii TRENGGANU +0’14”
3 BETTLES Carter ROOJAI +0’17”
17 EARLE Nathan JCL TEAM UKYO +1’50”
24 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +1’57”
Point Leader CARBONI Jovanni
General Team ranking 1st place