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BACK【RACE REPORT】Tour of JAPAN STAGE2
レースをコントロールし続けたJCL TEAM UKYO マルチェッリ選手が圧倒的なスプリントで優勝! ポイント賞ジャージも獲得する快挙!
第2ステージは山岳賞も設定された本格的なロードレース。高低差100m程の登りは序盤からハイスピードで展開し、プロトンを縦に伸ばしながらライバルを絞っていくコース。
昨年は最終回の逃げから抜け出した岡選手が2位。ゴールスプリントにもなりやすいレイアウトです。
JCL TEAM UKYOは、第1ステージを終えて総合3位のマルチェッリ選手、彼が得意とするスプリント勝負へのコントロールをメンバー全員で行う作戦で挑みました。
レースは序盤、抜け出しをはかる選手たちで活性化して進行。そして、KINAN ライアン選手のアタックをきっかけに動き始めます。Blitzen 武山選手 ・SHIMANO 中井選手・Roojai コンフォブ選手が追いつくとプロトンはこれを容認。1分程の差を開かせて展開を落ち着けます。
ここでコントロールの要となったのが石橋選手。リーダーチームのASTANA勢と協力して、他チームが動けない絶妙なペースで牽引します。この働きで、JCL TEAM UKYOはマルチェッリ選手を守りプロトン前方をキープするポジションを得ます。特に下りや要所で狭い区間のあるこのコースは、プロトンにいても位置取り次第で体力を失うレイアウト。力のない選手が周回ごとに削られていきます。
一方、前方4名は2回設置された山岳賞を狙う動きで進行、ここではSHIMANO 中井選手が2度ポイントを先着する活躍で山岳リーダーを手中にします。
そして、レースは残り1周となりプロトンを牽引し続けた石橋選手が仕事を終えると、小石選手が猛烈なペースで前方との差を縮めに入ります。山本選手、カルボー二選手はマルチェッリをサポートし、総合を狙えるネイサンは安全な位置をキープします。そして、プロトンは先行の選手たちを吸収することに成功、最後の駆け引きに入ります。
レースはラスト500mを単独で抜け出すウォーカー選手、JCL TEAM UKYOは小石選手、山本選手の牽引でその差を縮め、カルボー二選手の牽引のタイミングで少しラインを外したマルチェッリ選手。
一瞬気持ちを落ち着けて最終コーナーをSHIMANOのトレインを利用して再びスプリントへのスイッチを入れることに成功し、迫りくるゴールラインへ猛進し先行していたウォーカー選手をゴール直前でかわし勝利を確信。大きく手を広げた後、ポーズを取って2024年の初勝利をアピールしました。
ゴール後、いち早く求めたのはアシストしてくれた仲間たち。この日、非常に長い時間プロトンをコントロールした石橋選手のゴールを全員で待ち、チームで勝ち取った優勝を称え合いました!マルチェッリ選手の優勝で総合2位とポイントリーダージャージ、そしてUCIポイントを7点獲得しました。
マルチェッリ選手のコメント
「今年何度も味わった2位。その度に勝つことにモチベーションを上げてここまで来ました。今日はとてもハードなコースで、最後のスプリントも苦しい場面があったけど、持ち直して最高の結果を出すことが出来た。チームメイト全員に感謝したい!」
Stage2 Result TOP3
DST 103.6km Ave 38.5km/h(Winner)
1 MALCELLI Matteo JCL TEAM UKYO 2:41’13”
2 WALKER Max ASTANA KAZAQSTAN +0″00
3 IMAMURA Shunsuke JAPAN National +0″00
General classification After Stage2
1 WALKER Max ASTANA KAZAQSTAN 2:44’15”
2 MALCELLI Matteo JCL TEAM UKYO +0’04”
3 CAVANAGH Ryan KINAN RACING +0’10”
6 CARBONI Jovanni JCL TEAM UKYO +0’16”
18EARLE Nathan JCL TEAM UKYO +0’20”
Point Leader MALCELLI Matteo
General Team ranking 2nd place