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BACK【RACE REPORT】Tour de 熊野 STAGE2
山本選手が単独アタック!ゴール直前まで逃げ続ける大健闘! 4位に入った岡選手が個人総合リーダージャージを獲得!
大会期間:2024年5月10日(金)~12日(日)
カテゴリー:UCI 2.2
レース形式:ステージレース(全3ステージ)
チーム数:16チーム 83名出走 74名完走
JCL TEAM UKYOメンバー:山本、増田、小石、鎌田、岡
大会HP:https://www.tourdekumano.jp/
ライブ配信:https://www.youtube.com/channel/UCq6qnWDQa2s4hP7IyO3KtRg
昨年とはレイアウトを変えた第2ステージ。コースのメインとなるのは標高292mの第2カテゴリーの山岳『丸山千枚田』。その名の通り小さな田んぼを段に重ねた風光明媚な名所で、棚田を通るつづら折れの斜面を選手たちが登っていく様はまさにアジアのロードレースの美しさがそこにあります。
今年はこの峠を4度通るレイアウトとなっており、厳しい山岳とクイックな下り坂が連続するコースはレースを厳しくします。この周回で絞り込まれたメンバーがゴールまでの起伏で総合成績を左右する戦いを繰り広げるのが魅力のコースです。
JCL TEAM UKYOは第1ステージで総合2位につけている岡選手をエースに、危険なメンバーの逃げには増田選手、鎌田選手が対応しコントロール。終盤の展開は上位に残る小石選手と山本選手が積極的に動きながら上位を狙い、ゴールスプリントで岡選手が力を発揮するフォーメーションでレースに挑みました。
レースは山岳賞を狙うMATRIX勢の動きをチェックしながら小石選手、増田選手を中心としたコントロールで前半を展開。大会のメインとなる丸山千枚田の周回では、増田選手が強力なペースで他の選手の動きを封じ、ライバルを絞り込んでいく状況を作ります。
山頂の山岳ポイントではMATRIXの小林選手やVC福岡のプラデス選手が鋭い動きをするものの、彼らに大きな差を開かせずにチーム一丸でコントロール。追手になると厳しい状況を生むこの周回コースでレースを優位に運びます。
増田選手の渾身のリードは後半まで続き、メイングループは3周目には30名程に絞り込まれます。ROOJAI バドサイカン選手、TERENGGANUのクドゥス選手、VC福岡 プラデス選手、VICTOIR キンテロ選手やカーター選手など強力なメンバーは残りますが、彼らのアシスト選手達の多くを削ることに成功。
そして4周目、峠の麓からTERENGGNU クドゥス選手とMATRIX 小林選手、VC福岡 プラデス選手がアタック。強力なメンバーのエスケープとなりますが、クドゥス選手の登りの強さにプラデス選手がドロップ。小林選手も厳しい表情となる中、JCL TEAM UKYOは落ち着いて追走の距離をはかりコントロールを続けます。
そして、丸山千枚田の周回を終えるとクドゥス選手は独走態勢に入ります。メイングループとの差は40秒、小石選手、山本選手、岡選手が強力に追走をかけてギャップを縮めると、VICTOIREのダイボール選手が単独ブリッジを試みるアタックを敢行。
この流れを許さないJCL TEAM UKYOは追走を強め、残り8kmで全ての先行選手を捕らえます。このタイミングで攻撃に出たのは山本選手。全力のペダリングで15秒のタイムギャップでリードし続けます。追走するのはMATRIX勢、彼らの後ろで岡選手が脚を休めスプリントに備えます。山本選手のステージ優勝も見えてくる展開にゴール前の観客も湧きます!
ゴールまで残り僅か、登り基調の区間で山本選手のリードは徐々に縮まり、惜しくも残り200mで遂にスプリント体勢に入ったメイングループに吸収されてしまいます。ここで鋭い勢いでスプリントで飛び出したのはプラデス選手とキンテロ選手、この動きに岡選手も反応しますが捲ることは出来ずに4位でゴール、優勝は登りのスプリントを得意とするプラデス選手に軍配があがりました。
しかし、第1ステージのリーダーが遅れたことから総合トップは岡選手が獲得、総合成績のジャンプアップを達成しました。メイングループ内でゴールした山本選手は総合2位を獲得、小石選手も4位をキープし総合上位をJCL TEAM UKYOが固める形でレースを終えました。
山本選手コメント
「多くのチームが僕らをマークする中で、増田さんと小石さんのリードで危険な展開を防ぐことができました。最後に単独で勝負を賭けたのはチームの為にも自分の為にもライバルたちに対して優位に運べるベストな展開でした。捕まってしまったのは悔しいですが、岡のリーダーはもちろん僕らで総合上位を占める結果で終えられたのはよかったです。」
岡選手コメント
「リーダーチームのコントロールがない状態で、増田さんが強力にレースを支配してくれました。自分も脚を使いましたが、マサキの独走でライバルチームに引かせる展開を作りゴールに備えることができた。しかし、スプリントで勝つには期待する程足が動かなかったのは個人的に悔しいですが、総合優勝の可能性を繋げることができました。」
第2テージ Result TOP3
DST 107.7km Ave 39.2km/h
1 PRADES Benjami VC FUKUOKA 2:44:39
2 QUINTERO Leonel VICTOIRE HIROSIMA +0:00
3 CAVANAGH Ryan KINAN RACING +0:00
4 OKA Atsushi JCL TEAM UKYO +0:00
12 KOISHI Yuma JCL TEAM UKYO +0:00
個人総合成績
1 OKA Atsushi JCL TEAM UKYO 5:39:35
2 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +0:05
3 GHEBREMEDHIN Kudus TERRENGANNU +0:06
4 KOISIHI Yuma JCL TEAM UKYO +0:07
チーム総合成績 1位