JCL TEAM UKYO

NEWS

BACK
【RACE REPORT】Tour de 熊野 STAGE1
レース
2024.05.11

SHARE

facebook twitter line

【RACE REPORT】Tour de 熊野 STAGE1

第1ステージから攻撃の姿勢で挑んだJCL TEAM UKYO 岡篤志選手が2位、山本大喜選手が3位に入りました!

大会期間:2024年5月10日(金)~12日(日)
カテゴリー:UCI 2.2
レース形式:ステージレース(全3ステージ)
チーム数:16チーム 94名出走 83名完走
JCL TEAM UKYOメンバー:山本増田佐藤小石鎌田

大会HP:https://www.tourdekumano.jp/
ライブ配信:https://www.youtube.com/channel/UCq6qnWDQa2s4hP7IyO3KtRg

和歌山県の東部に位置する自然豊かな熊野の大地を存分に活用したテクニカルなコースプロファイルが特徴で、平井川を上流へ登り古座川を河口へ降りていくコースは前年度と少しレイアウトが変わります。

レースは42.9kmを3周回する126km(アプローチ区間も含む)、1周回のほぼ中間に位置する地点である平井峠の頂上に山岳賞ポイント(標高236m)が3回設置されていることから、ハードなレース展開が予想されました。

JCL TEAM UKYOは前年度覇者の岡選手、2位の山本選手をエースナンバーに、ライバルに有利なレースメイクを小石選手と増田選手、鎌田選手で行い、ルーキーの佐藤選手はレースを学びながら最終展開では岡選手のスプリントのフォローに入る作戦で挑みました。

第1ステージのコースの特徴として狭い箇所と広い箇所、そしてテクニカルなコーナーが点在する為、レースは序盤からアタックが起こっては距離を詰める展開を繰り返すハイペースで進行します。

JCL TEAM UKYOは逃すと危険な選手たちの攻撃には増田選手、小石選手の徹底したチェックで対応します。更に小石選手が執拗なハイペースをメイクすることで、一度遅れたグループが戻れない厳しい展開をメイクします。鎌田選手や山本選手も彼らが乗り切れない時にはチームの作戦をフォローしながら進行します。

そして、最初のボーナスタイムがかかったスプリントポイントを岡選手が奪取する事に成功しレースは中盤戦へ入っていきます。

第1ステージの山岳は比較的緩い勾配の為、高トルクをハイピッチに保ち続ける高速クライム。KOMに向けてはMATRIXの小林選手が非常に良い動きを見せますが、小石選手と増田選手、山本選手も鋭い走りで抗戦の姿勢でレースを展開します。しかし、ここはプロトンに残るライバルチームもは大きく崩れることなく進行し中盤を終えます。

この日好調の小石選手と増田選手は自ら攻撃を仕掛ける場面も多く、80km地点のボーナスタイムがかかったスプリントポイントは小石選手が先着しタイムを稼ぎます。そして、この動きが吸収されれば増田選手がアタックと、ライバルたちに休む隙を与えぬ鉄壁の体制を作り続けます。

レースは3回目の山岳を終えると30名程にメンバーは絞り込まれ、残り25kmを迎えます。ここでも増田選手が前方の展開に反応してライバルたちの先行を許さないレースを展開します。

 

レースはいよいよクライマックス。ゴール前に単独で抜け出した選手をスプリントトレインで捕らえながら、残り300mでは山本選手が自ら先行してロングスプリントを仕掛けます。

勢いよく伸びた山本選手のスプリントは残り50mまで先頭で粘りますが、最後は番手から力強く捲ったCCACHEのカーター選手が優勝。岡選手も左サイドから捲るも届かず2位、山本選手が3位という結果になりました。

惜しくも優勝は逃しましたが、JCL TEAM UKYOは岡選手、山本選手が総合2位、3位を獲得しただけでなくボーナスタイムを獲得した小石選手が総合4位につける活躍で上位でレースを終えました。

明日の第2ステージ、JCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします!

そして、3周目の登りの手前でカルボー二選手がアタック、一気に岡選手のグループに追いつき形勢を入れ替えます。

プロトンからカルボー二選手に追いついたのは4名、UAE モルガード選手、KERN  パラ選手、EUSKALTEL ボウ選手、POLTI バイス選手。残り2周の登りでは先行していた2名を抜き去り新たにリードグループを形成します。後方プロトンとの差は1分、ペゼンティ選手が前方で待機し次の展開に備えます。

岡選手コメント

「前半から続いた速い展開にも身体が良く動き、ボーナスタイムも稼ぎながら最終局面に備えました。小石さんや増田さんが非常に良く動いてくれる中で、自分は前方でポジションをキープすることが出来ました。最後はあと少し長ければスプリントが伸びて勝つ可能性があったと思いますが、優勝したカーター選手のタイミングが絶妙でした。総合もスプリント賞も2位なので明日以降で状況を逆転していきたいと思います。」

山本選手コメント

「このところのトレーニングでロングスプリントの力もついてきているのを感じていました。自分が先に仕掛けることで岡選手にもチャンスを生みやすいと思い、今日は思い切ってトライしました。あと少しで届いたという悔しさはありますが、いままでにない自分が見えたのは収穫。明日もチーム一丸で戦っていきたいと思います。」

ボアロ監督コメント

「2位はとにかく悔しい。山本選手の番手に岡選手がついていれば勝てたと感じている。素晴らしいメンバー、勝てるメンバーだからこそ勝負に拘っていきたい。」

第1ステージ Result TOP3

DST 126.7km  Ave 43.4km/h

1  CARTER John            CCACHE X PAR KUP      2:55:05
2  OKA Atsushi               JCL TEAM UKYO            +0:00
3  YAMAMOTO Masaki  JCL TEAM UKYO            +0:00

DNF SATO Koryo  JCL TEAM UKYO

個人総合成績

1  CARTER John            CCACHE X PAR KUP      2:54:05
2  OKA Atsushi               JCL TEAM UKYO            +0:01
3  YAMAMOTO Masaki  JCL TEAM UKYO          +0:06

4  KOISIHI Yuma           JCL TEAM UKYO             +0:07

チーム総合成績 2位