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【RACE REPORT】Giro della Romagna
レース
2024.04.22

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【RACE REPORT】Giro della Romagna

岡選手が混戦を抜け出しエスケープ! カルボーニ選手が逃げ切りの4位に! UCIポイント80点を獲得しました!

大会期間:2024年4月21日(日)
カテゴリー:UCI 1.1
レース形式:ワンデイレース
総距離:196km
開催地:イタリア
出場チーム:20チーム(140名出走 62名完走)
JCL TEAM UKYOメンバー:山本小石鎌田カルボーニペゼンティマルチェッリ

1910年に初開催された歴史的なプロレース。今回は13年ぶり86EditionとしてGiro dell Romagnaが開催されます。UCI ステータスはUCI1.1。1位125ポイント~25位3ポイントが付与される大会となります。

スタートから129.1kmは街を繋いで8の字にめぐる平坦基調のレイアウト。その後、1周12kmのうちBagnolo 290mを頂上とする3.7km高低差212m、Ave5.7%の峠を5周回。トータルで196kmのワンディレースです。

UCIステータスは1.1、優勝者には125点~25位まで3点が付与される高配点のレース。

JCL TEAM UKYOはこのコースをよく知るスプリンターのマルチェッリ選手、展開力のあるカルボー二選手を軸に前半の逃げには岡選手や小石選手を展開させる作戦で挑みました。

レースは序盤から抜け出そうとする選手たちのアタックの応酬に対し、ワールドツアーチームのUAE勢が逃がすと不利になるメンバーがいれば潰しに行くという展開が続き、最初の1時間を平均速度51.7kmを記録するハイペースで進行します。

JCL TEAM UKYOも山本選手、小石選手、マルチェッリ選手が攻撃に出ますが決め手にならず、7名のアタックに飛びついた岡選手が70km地点でプロトンとの距離を開きます。

15秒ほどの見える範囲で様子を見られたのち逃げのメンバーがコンチネンタル選手のみということもあり、プロトンはこれを容認。最大で3分の差が開いていきます。

レースは120km地点から山岳を含む周回コースに突入します。この時点でかなりのハイペースで逃げていた先頭集団は選手の力の差によりリズムが乱れてきます。

2周目に入ると8名のグループからBeltrami アゴスティナキオ選手とGeneral store ディアート選手が抜け出しグループは分断、一方プロトンはPOLTI勢がペースアップに入り急激にタイム差が縮まります。厳しい勾配の上り坂でのペースアップでプロトンも分解。先頭付近に残るのはカルボーニ選手とペゼンティ選手のみとなります。

そして、3周目の登りの手前でカルボー二選手がアタック、一気に岡選手のグループに追いつき形勢を入れ替えます。

プロトンからカルボー二選手に追いついたのは4名、UAE モルガード選手、KERN  パラ選手、EUSKALTEL ボウ選手、POLTI バイス選手。残り2周の登りでは先行していた2名を抜き去り新たにリードグループを形成します。後方プロトンとの差は1分、ペゼンティ選手が前方で待機し次の展開に備えます。

残り10km、5名の先頭グループはハイペースを保ち活性化するプロトンの追撃と同じペースを保ちレースはクライマックスへ。ホームストレートに現れた5名はスプリントのタイミングをお互いにはかりながら近づくゴールへ気持ちを高めます。

カルボーニ選手もラインを読みながら先行選手の駆けだしにスプリントを合わせます。残り150m、意を決したUAEのモルガード選手がスプリントを開始、追い抜こうと選手たちは横に広がりますがそれを譲らずにトップで駆け抜けます。カルボーニ選手は4位、死力を尽くしましたが敵わずゴールとなりました。

続くプロトンのスプリントはペゼンティ選手が5番手でゴールし10位に入ります。グルペットで山本選手も完走を果たしレースを終えました。

ポディウムには届きませんでしたが、レースを動かし続けたJCL TEAM UKYO。UCIポイントの配点は高くカルボーニ選手は60点、ペゼンティ選手は20点を獲得し、チームに大きな貢献をしてくれました。伝統あるレースを山本選手も走り切り前半戦の欧州遠征を締めくくりました。

JCL TEAM UKYOの応援ありがとうございました。次戦は舞台を日本に移してTour de KUMANO≪UCI2.2≫に参戦となります。

 

カルボーニ選手コメント

「チームは前半からよく動いてくれて、自分は理想の展開に持ち込むことが出来た。最後のスプリントはナーバスになってしまい勝つことが出来なかったが、良いレースをしたと感じている。ここまでレースを組み立ててくれたチームメイトに感謝している。」

岡選手コメント

「なかなか差が開かない状態で逃げ続けて非常に苦しみましたが、作戦通りの走りでチームにひとつ貢献することができました。最後は周回が短く足きりとなってしまいましたが、やり切れた事は次に繋がると思います。」

Result TOP3

DST 196km  Ave 43.547km/h

1 MORGADO Antonio       UAE Team Emimrates    4:30:03
2 BOU Joan                       Euskaltel – Euskadi        +0:00
3 BAIS Mattia                    Team Polti Kometa      +0:00

4 CARBONI Giovanni       JCL TEAM UKYO   +0:00
10 PESENTI Thomas       JCL TEAM UKYO      +0:58
58 YAMAMOTO Masaki   JCL TEAM UKYO            +8:29

DNF OKA Atsushi / KAMADA Koki / KOISHI Yuma / MALCELLI Matteo