NEWS
BACK
【RACE REPORT】Tour of the Alps STAGE4
最難関ステージに苦しめられながらも 4名が最終ステージへ進みました！
大会期間:2024年4月15日(月)～19日(金)
カテゴリー:UCI 2.PRO
ステージ数：全5ステージ
総距離：708.4km
開催地:イタリア
出場:18チーム 105名出走 99名完走 (WT 9チーム PRT 7チーム CT 1チーム National 1チーム)
JCL TEAM UKYOメンバー：山本、小石、石橋、カルボーニ、ペゼンティ、
4/15 Stage 1 | Neumarkt/Egna – Kurtinig/Cortina 133.3km
4/16 Stage 2 | Salurn/Salorno – Stans 189.1km
4/17 Stage 3 | Schwaz – Schwaz 127km
4/18 Stage 4 | Leifers/Laives – Borgo Valsugana 141km
4/19 Stage 5 | Levico Terme – Levico Terme 118km
Stage4 Leifers/Laives - Borgo Valsugana (140.6km ▲3,914m)
今大会最もハードな山岳が設定されているのが第4ステージ。スタート直後の1000mアップのヒルクライムの後は、600mアップの登りが3本、特に3本目は勾配の厳しさがエレベーションマップからも想像できる山岳です。
総合逆転のチャンスに賭けての戦いが激化する第3ステージ。JCL TEAM UKYOは前日に総合成績を落としているカルボーニ選手とペゼンティ選手がエスケープに乗り、日本人メンバーはそれをフォローした後は完走をして次のステージに繋げるというのを目標に出走しました。
前日選手たちを苦しめた雨は止んだものの寒空の天候。選手たちはしっかりと着込み出走しました。この日は5km地点から山岳がはじまり、ここでしきりに動きをみせるのは全メンバーが総合で10分以上遅れているEF Education勢、中でもカーアー選手はこの日のレースを実質支配することになります。
最初の山からから仕掛けたカーアー選手、カルボーニ選手も作戦通り2名で追いつきますがペースが合わずドロップします。その後、プロトンからの追走で10名が追いつくと55km地点で2分のタイムギャップを奪います。
カルボーニ選手はプロトンに戻りペゼンティ選手と次の展開を待つ手段を選びます。プロトンを牽引するのは前日に総合リーダーとなったフアン ペドロ選手を守るLIDL TREK勢。
勝負所となる4本目の登りに向けぺースが上がります。ここで小石選手がプロトンからドロップ、リタイアに追い込まれます。
100km地点、勝負所となる4本目の登りで先頭グループから再び抜け出したカーアー選手、同調したBORA イギータ選手を振り切り独走をはじめます。そしてそれまでの先頭グループは追走のグループに追いつかれてメンバーを入れ替えることになります。
新たに構成されたメイングループは総合リーダーのフアンペドロ選手を含む9名の構成、先頭で独走しているカーアー選手は総合で38分遅れている事もあり、この独走を容認したままメイングループ内での総合争いが激化します。
カルボー二選手、ペゼンティ選手も比較的大きなグループでメインを追いかけますが、車がコースに進入するなどのアクシデントで大きくペースダウンを強いられてしまいます。
一方、独走を続けるカーアー選手は9名のメイングループと50秒の差で残り20kmに差し掛かり、総合成績を争うメイングループが牽制する間にその差をさらに最大2分まで広げ余裕を持った独走勝利を飾ります。メイングループは総合の変動がないままゴールを迎えます。
メイングループのゴールから14分後、ペゼンティ選手・カルボー二選手を含むグループがフィニッシュ。その後、規定のタイムオーバーの3分前に山本選手、石橋選手がグループでゴール、最終ステージに4名を送る結果となりました。
Tour of the Alpsの最難関ステージを戦い抜いた4名の選手たち、明日の最終ステージに全ての力を尽くします。引き続きJCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします。
石橋選手コメント
「最初の登りからペースが落ち着かない展開に引きあがったペースに一度千切れて、監督の指示で踏み続けてペースが緩んで追いつくことが出来た。前から落ちてきた選手を吸収して最後は大きなグループでゴールまでたどり着きました。最後はゴールできるなぁと胸をなでおろしました。走り切るだけでも価値を見出せる境地に達するレースとなりました。」
第4ステージ Result TOP3
DST 141.3km Ave 34.4km/h
1 Simon Carr EF Education 4:06:27
2 Michael Storer Tudor Pro Cycling +1:19
3 Ben O‘Connor Decathlon AG2R +1:19
59 PESENTI Thomas JCL TEAM UKYO +15:44
62 CARBONI Giovanni JCL TEAM UKYO +15:44
89 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +21:33
99 ISHIBASHI Manabui JCL TEAM UKYO +21:33
DNF KOISHI YUMA
個人総合成績 TOP3
1 Juan Pedro Lopez Lidl-Trek 15:30:23
2 Ben O’Connor Decathlon AG2R-La Mondiale +0:38
3 Antonio Tiberi Bahrain Victorious +0:48
43 PESENTI Thomas JCL TEAM UKYO +28:43
46 CARBONI Giovanni JCL TEAM UKYO +31:05
