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【RACE REPORT】Settimana Internazionale Coppi e Bartali STAGE5
増田選手が抜け出して決まった7名のロングエスケープ！ゴールスプリントでカルボー二選手が4位！3名が10位以内に入る健闘！
大会期間:2024年3月19（火）～23日(土)
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ数：全5ステージ
開催地:イタリア
出場:21チーム (WT 4チーム PRT 8チーム CT 9チーム)
JCL TEAM UKYOメンバー：カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ、石橋、鎌田、小石、増田
3/19 Stage 1 Pesaro > Pesaro 108.8km ▲1511m
3/20 Stage 2 Riccione > Sogliano al Rubicone 156.5km ▲3293m
3/21 Stage 3 Riccione > Riccione 134.5km ▲2598m
3/22 Stage 4 Brisghella > Brisighella 150.2km ▲2288m
3/23 Stage 5 Forli > Forli 157.5km ▲2993m
Stage5
Stage5 Forli > Forli (157.5km ▲2993m)
第5ステージは内陸の街Fortiをスタートし、最初の山を越えてから25km地点から4km▲250mと2km▲150mの連続する登り初めのキツイ2つの峠が1周25kmに含まれる周回を5周回した後、競技場でゴールを迎える157.5km。
最終日にして獲得標高3000mという非常にハードなレイアウト。第4ステージ終了時点での個人総合成績でカルボーニ選手が9位、ペゼンティ選手が11位につけているJCL TEAM UKYO。トップとの約30秒の差を挽回する戦いに挑みました。
前日ミーティングでは、リーディンググループには増田選手、鎌田選手。他メンバーはカルボーニ選手とペゼンティ選手のフォローに回り最終局面で二人が良い位置で立ち回れるように務めます。
特に地元のマルチェッリ選手がメンバー達に細かな道の形状などを伝え、ミスのないように動くというのが作戦となりました。
レースがスタートするとすぐに単独で抜け出したのが増田選手、この動きを皮切りにCorratec モナコ選手、Q36.5 ファンセル選手、Polti ゴメス選手、VF-Group タロッズィ選手、Mg.K.Vis カローリョ選手が合流します。メンバー全員が総合成績で15分以上遅れていることから、プロトンはこの動きを容認。
ここにTudor のレイチェンバック選手が単独で追いつくと30km地点ではプロトンと2分のタイムギャップを稼ぎます。一方、プロトン前方では総合上位勢を擁するVisma、Lotto、UAEが道幅一杯に並び、次の展開を生ませない進行でコントロールします。
154kmで11回の峠を登るハードステージ、横風も非常に強かったこともあり増田選手がエスケープに入ったことはJCL TEAM UKYOにとって好展開となります。
落ち着いた展開が中盤も続きましたが、100kmを過ぎたところで追走のプロトンが動き出しタイム差が急速に縮まります。この流れに先頭グループも活性化します。8回目の峠の中腹でQ36.5 ファンセル選手、増田選手がアタック。残り50kmの展開に変化をもたらします。
後方からUAE バックス選手、Q36.5 ハゲン選手が先頭グループにブリッチに成功。前方ではQ36.5 ファンセル選手が単独でリードを続けます。
終盤抜け出す増田選手
ファンセル選手
残り30km地点、ファンセル選手を先頭グループが吸収すると入れ替わりでチームメイトのハゲン選手が飛び出します。追走グループのペースも上がり最後の峠では増田選手らを吸収。
増田選手は130km近くリードする大活躍
いよいよハゲン選手を追うペースアップで絞られたメイングループという構図で最終局面を迎えます。30名程に絞られたメインにはカルボー二選手、マルチェッリ選手、ペゼンティ選手が残り、チームとして理想の展開を迎えます。
ラスト20km、一度マルチェッリ選手が登りで遅れますが、単独で再び追いつきゴールへの平坦路に入ります。メイングループは残り数キロで先行していたハゲン選手を飲み込みForliの街中に突入。スプリント体制に入ります。
残り300m、ゴールとなる自転車競技上に先頭に入ったのはカルボーニ選手、渾身の力で先行勝負に出ます。しかし、ゴール50m手間でLotto ベルクモエ選手 EF ネルルカール選手に捲られると惜しくも失速、4位でゴールに飛び込みます。
優勝はベルクモエ選手、ペゼンティ選手、マルチェッリ選手も8位と9位に入ります。悔しい表情のカルボー二選手でしたが、この日のチームランキング1位を獲得し、全ステージを終えました。
この日大活躍した増田選手、鎌田選手、石橋選手、小石選手と全員がコッピバルタリを完走。全5ステージ総距離690.8kmの戦いを終えお互いの健闘を称え合いました。
5日間のコッピバルタリ、 JCL TEAM UKYOの応援ありがとうございました！
カルボーニ選手コメント
「前ステージを通して自分の新しいレベルに達せたことが嬉しい。今日は長いステージだったがチームメイトの素晴らしい働きもあり頑張ることが出来た。このチームの雰囲気、スタッフの質、選手たちのレベル、全てに満足している。 」
ボアロ監督コメント
「チームは全ステージ良いレースにチャレンジ出来たと思う。日本人選手たちのコンディションも高いレベルにあることが確認できたし、プロ初戦の鎌田選手も立派にやってくれた。このチームの存在がコッピバルタリにしっかりと刻めた思う。」
第5ステージ Result TOP3
DST 154.5km Ave 40.1175km
1 BERCKMOES Jenno Lotto Dstny 4:20:25
2 NERURKAR Lukas EF Education +00:00
3 DE PRETTO Davide JAYCO ALULA +00:00
4 CARBONI Jovanni JCL TEAM UKYO +00:00
8 PESENTI Thomas JCL TEAM UKYO +00:00
9 MALUCELLI Matteo JCL TEAM UKYO +00:00
コンチネンタルチームランキング 1位 CARBONI Jovanni
チームランキング 1位 JCL TEAM UKYO
最終個人総合成績 TOP3
1 BOUWMAN Koen TEAM VISMA 17:35:44
2 RYAN Arche EF Education +00:09
3 ULISSI Diego UAE Emirates +00:10
9 CARVONI Jovanni JCL TEAM UKYO +00:34
10 PESENTI Thomas JCL TEAM UKYO +00:36
55 MASUDA Nariyuki JCL TEAM UKYO +24:22
69 MALUCELLI Matteo JCL TEAM UKYO +40:21
82 KOISHI Yuma JCL TEAM UKYO +49:19
103 KAMADA Koki JCL TEAM UKYO +1:06:59
109 ISHIBASHI Manabu JCL TEAM UKYO +1:13:36
チーム総合ランキング 9位
