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BACK【RACE REPORT】Tour of Oman STAGE4
大会期間:2024年2月10日(土)-14日(水)
カテゴリー:UCI 2.Pro 距離:105km
開催地:オマーン 出場:17チーム 113名
JCL TEAM UKYOメンバー:増田、山本、石橋、アール、カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ
監督:マネエーレ・ボアロ
マルチェッリ選手がロングエスケープ、アール選手がゴール直前まで逃げる好走!
第4ステージは当初予定されていたステージが豪雨による災害の影響により105㎞に短縮されました。新たに設定されたコースは105㎞。50㎞以降はマスカットクラシックやそれまでのステージで通った峠を通過するレイアウトとなりました。JCL TEAM UKYOは総合成績で35秒以内に4名〈ペゼンティ選手・山本選手・アール選手・カルボー二選手〉が位置していることもあり、総合順位を上げるチャンスでもあり、それを守るべきステージとなりました。
前日のミーティングでは序盤に総合上位4名は後半の展開に備え、増田選手、石橋選手、マルチェッリ選手は前半がアタックが頻発する展開であった場合は交互に対応するという作戦で挑みました。
レースがはじまるとすぐに動いたのはマルチェッリ選手。ジャイコアルウラ クイック選手、ウノ-X ラスムス選手と共にプロトンと15秒差で3名のリーディンググループを形成。ここにブリッチを試みる選手たちのアタックも頻発しますが、3名に追いつくことなく次第に差を広げていきま。ここでプロトンをコントロールするのはクイックステップです。先行の3名は総合でも6分以上遅れているメンバーであり、プロトンが容認すると最大で2分の差を広げます。そして、50㎞地点で平均44km/hというハイペースで交代しながら逃げ続けます。
3名は50㎞地点のAl Jabal峠(3.3km 平均勾配9.8%)に差し掛かると追走のプロトンに大きく差を詰められ、山頂では15秒まで縮まります。しかし、この登りでの追走で前日の勝者 クイックステップのマグニエル選手も遅れるなど、レースをコントロールしてきたクイックステップが踏み止めると再びマルチェッリ選手ら3名は1分差まで差を広げることになります。JCL TEAM UKYOはこの峠をプロトンでクリアし、後半の展開に進みます。
後半に入り、追走にUAEが加わると厳しいアップダウンが続く中、その差は徐々に詰まっていきます。残り15㎞付近、3名をキャッチするといよいよ最終展開となります。ラスト10kmのボーナスタイムの争いに向け逆転を賭けたUAEが攻撃に出ます。そして、フィン選手がトップで通過し総合成績を逆転、最後のゴールに向け約50名のプロトンは進んでいきます。ここで攻撃に出たのがアール選手。最後の登りをトップで通過しゴール前のストレートに渾身の走りを見せます。背後から迫るスプリント集団、アール選手は150mまで先行するとスプリントのラインにペゼンティ選手を見つけ、素早く従えて先頭で粘ります。ペゼンティ選手を100mで解き放つと同時に横一線に広がるゴールスプリント、6名の選手に飲まれ7位となりましたがペゼンティ選手が渾身の走りでアシストに応えました。スプリントを制したのはアルケアのカピオ選手。JCL TEAM UKYOは同一ゴールの集団に4名を残し総合成績を守りました。チーム総合成績も4位と厳しいステージでレースを動かし、手応えを感じる結果となりました。
明日の最終ステージの応援よろしくお願いします。
アール選手コメント
今日は惜しかった。でも自分自身ここまで調子を上げることが出来て、そして、チームメイトが素晴らしい活躍をしてくれてとても嬉しいです。
ボアロ監督コメント
このチームを誇りに思う。どのステージもワールドツアーチーム相手に戦う精神を持って挑んでいる。チームワークも雰囲気も最高です。
Result TOP3
DST 105km Ave 45.2km/h
1 CAPIOT AMAURY 2h17’35”
ARKEA
2 SCHELLING IDE +00
ASTANA
3 DE PRETTO DAVIDE +00
JAYCO ALULA
7 PESENTI Thomas +00
JCL TEAM UKYO
17 EARLE Nathan +00
JCL TEAM UKYO
第4ステージまでの個人総合順位
1 FISHER-BLACK Finn 12h32’48”
UAE Team Emirates
2 LUMPARTI LUKE +03
Soudal Quick STEP
3 ULISSI Diego +09
UAE Team Emirates
11 PESENTI Thomas +19
JCL TEAM UKYO
26 YAMAMOTO Masaki +25
JCL TEAM UKYO
29 EARLE Nathan +25
JCL TEAM UKYO