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BACK【RACE REPORT】Tour of Oman STAGE3
大会期間:2024年2月10日(土)-14日(水)
カテゴリー:UCI 2.Pro 距離:76.5km
開催地:オマーン 出場:17チーム 116名
JCL TEAM UKYOメンバー:増田、山本、石橋、アール、カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ
監督:マネエーレ・ボアロ
ワールドクラスのスプリントトレインに立ち向かったJCL TEAM UKYO
第3ステージはゴール前のレイアウトが非常に厳しい登りで、総合順位を大きく入れ替えるシチュエーションであることから、バイクのギアを交換するなど対策を施して当日を迎えました。しかし、前日の大雨の影響でコースの一部が崩落し、急遽約90km行程を短縮した76㎞のコースレイアウトで行われました。
コースは広域の道路を使ったほぼ平坦のステージに変更。ゴール前の登り500mは8%勾配となっており、スプリンター向きのコースではありますが大柄なスプリンターにはやや厳しいレイアウトとなりました。JCL TEAM UKYOはマルチェッリ選手をメインにレースに挑み、距離も短いこの日はワールドツアーチームが力で纏めてくることを予想し、レースは動かずに待機して勝機を狙う作戦になりました。
スタートしてすぐに飛び出したのは、BORA パルツァー選手、ブルゴスBH デルガド選手、ルージャイ フォンサバス選手、オマーンナショナル アルワヒビ選手の4名。30秒ほどの差をつけてしばらく先行しますが、次第にプロトンが1分の差を容認します。
後方はリーダーチームのUAEがトレインを組んでコントロール。時折雨が降るものの前日のような激しさはありません。JCL TEAM UKYOは纏まって中盤のポジションをキープし、様子を伺う展開が続きます。
レースはマスカット市内を横断し、いよいよゴールが近づいてきます。
残り15kmを切ると先頭グループではBORA パルツァー選手が抜け出しグループが分断。そして、それまで追手の中心となるのはUAE勢でしたが、スプリントの機運が高まるとロット 、アスタナ、ジャイコが前方に出てきます。残り4kmではJCL TEAM UKYOも彼らの横に並び、増田選手、山本選手がマルチェッリ選手を守って先頭を走る彼らと肩を並べます。
道幅が広く各チームが横並びとなりさらなるペースアップを開始すると、マルチェッリ選手はジャイコアルウラの番手に入り、ペゼンティ選手はアスタナの番手に入りチャンスを伺います。ゴールまで200m、先頭に躍り出た選手たちが次々と登りのキツさに顔を歪ませ、力を失って落ちると後ろの選手と入れ替わる激しさの中でのスプリント勝負。
ゴールはクイックステップのマグニア選手、ランパーティ選手のワンツーフィニッシュで決着します。JCL TEAM UKYOはペゼンティ選手が先頭付近でゴールになだれ込み16位でゴール。カルボー二選手、アール選手、山本選手も同一集団でゴールし各々の総合成績を守りました。
チーム総合でも4位を維持し、明日の第4ステージに向かいます。
増田選手コメント
勝負するために役目を持ち流れを作る事はとても重要なこと。今日も結果として完璧ではないにしろトライ出来たことが僕らの成長に繋がると思うんです。帰りのバスの中で皆で振り返って議論をしましたが、そんな環境があるからこのチームで走る満足度も高いし活動の価値は大きいと思います。
ペゼンティ選手コメント
最後の200mは流れが激しくてポジションを失いそうだったから、ラインを右手に変えてレースをしたんだ。結果的にスプリンター達の少し後方でゴールすることができた。
ボアロ監督コメント
リザルトには繋がらなかったが、僕たちがトップチーム相手にチャレンジする姿勢は最も重要なこと。今日もそのシーンがみれたことに価値を感じています。残り2ステージ、厳しいステージになりますが僕らなら乗り越えられる。
Result TOP3
DST 76.5km Ave 42.2km/h
1 MAGNIER Paul 1h47’54”
Soudal Quick STEP
2 LUMPARTI Luke +00
Soudal Quick STEP
3 COQUAD Bryan +00
COFIDIS
16 PESENTI Thomas +00
JCL TEAM UKYO
45 CARVONI Giovanni +00
JCL TEAM UKYO
49 EARLE Nathan +00
JCL TEAM UKYO
61 YAMAMOTO Masaki +00
JCL TEAM UKYO
第3ステージまでの個人総合順位
1 LUMPARTI Luke 8h27’22”
Soudal Quick STEP
2 FISHER-BLACK Finn +00
UAE Team Emirates
3 ULISSI Diego +08
UAE Team Emirates
10 PESENTI Thomas +16
JCL TEAM UKYO
31 EARLE Nathan +22
JCL TEAM UKYO
32 YAMAMOTO Masaki +22
JCL TEAM UKYO