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BACK【RACE REPORT】Tour of Oman STAGE1
大会期間:2024年2月10日(土)-14日(水)
カテゴリー:UCI 2.Pro 総距離:868km 距離:181.5km
開催地:オマーン 出場:17チーム 119名
JCL TEAM UKYOメンバー:増田、山本、石橋、アール、カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ
監督:マネエーレ・ボアロ
ゴールスプリント勝負でマルチェッリ選手が8位! 好連携でゴールスプリントに挑んだ第1ステージ
第1ステージはマスカットから150km程離れた郊外のマナをスタートし、90kmを過ぎてマスカットの中心部へ下り基調にゴールへ向かう181.5km。レースの展開を動かす中間スプリントポイントが63.5km/117.6km地点に設置されており、レースの展開を見極めながらJCL TEAM UKYOはスプリンターのマルチェッリ選手を主軸にレースを戦います。
また、マスカット市内に入ってからの残り10kmは横風の影響を大きく受けるシチュエーション。スプリントまで体力を温存するポジションやクラッシュに注意しマルチェッリ選手を最前線に送り込む必要があり、シビアなコントロールを必要とするレースとなりました。
レースがスタートするとすぐに数名がプロトンを抜け出します。メンバーはプロツアーのブルゴスBH ペレグリ選手を筆頭にコンチネンタルに2チーム、オマーンナショナル2名の5名の構成。プロトンがこれを容認すると50km地点でタイムギャップは約3分に開きます。
そして、63.5km地点のスプリントポイントではペレグリ選手が先着、プロトンはUAEをメインにタイムギャップをコントロールしながらレースが進行します。この展開にJCL TEAM UKYOは固まって体力を温存させながら動き出すタイミングを待つ状態となりました。
後半戦に入っても先頭とのタイムギャップは2分~3分を保った状態で続き、117km地点の2回目のスプリントポイントはルージャイのゾルザキス選手が先着。
一方、1回目を獲ったペレグリ選手は2位で通過したことでボーナスタイムを稼ぎプロトンに戻りレースを優位に進めます。そして、レースも1時間も切りプロトンは活性化、タイムギャップも徐々に縮まっていきます。
レースは残り15km、マスカット市内に差し掛かるといよいよレースは振出しに戻り各チームのゴールスプリントに向けたトレインが組まれます。JCL TEAM UKYOも監督の指示のもと風の影響の少ないラインをキープしながら先頭付近に固まりポジション争いに加わります。
比較的道幅が広く各チーム同士が相手を飲み込みながら激しいポジション争いが繰り広げられ、ゴール500m手前を右折すると一気にエーススプリンター達が前面に押し寄せます。
マルチェッリ選手もアスタナのシリツァ選手の番手を取りスプリント体勢に入りますが、左右を塞がれ抜け出すラインをギリギリまで攻め続けます。ラスト100mで頭一つ抜けたのはジャイコ・アルウラのユアン選手、渾身のスプリントで他を寄せ付けない強さで優勝。
マルチェッリ選手は最前列に割り込めず8位でゴールとなりました。ペゼンティ選手、カルボーニ選手、山本選手も同タイムでゴールし初日を終えました。
トップレースの最前線にエーススプリンターを送る仕事を果たしたメンバーでしたが、ゴールへの壁は厚くマルチェッリ選手も悔しそうな表情で戻ってきました。
明日からはじまるアップダウンのコースに備え選手たちは回復に務め、レースを戦っていきます。
マルチェッリ選手コメント
ゴール前に風で右に寄るのをうまく捌いて最前列で戦いたかったが、悔しいけど前を奪えなかった。僕の為に動いてくれたチームメイトに感謝している。
ボアロ監督コメント
トップ10以内は期待していた部分。強くなければここに入れないので、もう一つ前へという気持ちも含めてマルチェッリ選手のスプリントを評価したい。
Result TOP3
DST 181.5km Ave 41.3km/h
1 EWAN Caleb 4h23’28”
JAYCO ALULA
2COQUADO Bryan +00
COFIDIS
3 KRISTOFF Alexsander +00
UnoX
8 PESENTI Thomas +00
JCL TEAM UKYO
29 CARVONI Jovanni +00
JCL TEAM UKYO