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BACK【RACE REPORT】Muscat Classic 2024
大会期間:2024年2月9日(土)
カテゴリー:UCI 2.1 総距離:174.3km
開催地:オマーン 出場:17チーム 119名 完走88名
JCL TEAM UKYOメンバー:増田、山本、石橋、アール、カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ
監督:マネエーレ・ボアロ
今年も決めた石橋選手のロングエスケープ! 各選手の好調さも伺えたMuscat Classic!
第2回目の開催となるオマーンのワンディレース Muscat ClassicにJCL TEAM UKYOは参戦しました。レースステータスはUCI1.1。コースはマスカット市内を抜けて郊外へ山岳地帯を2周する174.3kmです。登り区間の距離は長くはないものの、全体的に急勾配となっており、山岳地帯の細かいアップダウンもまた急激な勾配変化と急コーナーを繰り返すレイアウトです。
昨年石橋選手がスタートから140kmもの独走でレースをリードしたのは記憶に新しく、今年もまた同じコースで行われました。全17チームのうちワールドツアーチームが9チーム参戦するハイレベルなレースが予想されました。
事前のミーティングでは、昨年ロングエスケープを決めた石橋選手が最初の展開を作り、チャンスがあれば増田選手もエスケープを狙うポジション、アップダウンの連続となる残り65kmを各チームの勝負どころと考え、昨年好成績のカルボー二選手をリーダーにゴールを狙い、ペゼンティ選手、アール選手もまた上位を目指すことから、この3名の脚を後半まで温存させる事も重要なポイントとなりました。
増田選手や山本選手は彼らのヘルプに働き、スプリンターのマルチェッリ選手は翌日から続くツアーオブオマーンのスプリントステージの為に体力を温存という作戦となりました。
レースがはじまるとすぐに動きを見せたのは石橋選手。作戦通りの展開に持ち込むため力強くペダルを踏んでいくとこれに同調したのがトレンガヌ カヤディ選手とラカセク選手。プロトンはこれを容認し、60km地点で最大12分の差となります。プロトンではコフィディスが纏まってコントロールに入り、後半に向けて徐々にタイムを調整していく展開となりました。
80km地点でのプロトンとの差は8分。最初の山頂付近の補給地点では十分なカロリーが摂れるようにサコッシュに食料とボトルを詰めてスタッフが選手たちへ渡します。
一方、レースが100kmを越えると前方では2名が遅れて石橋選手が単独となります。プロトンの追走も激化し3分まで差が詰まるも、アップダウンの連続区間に入ると再びペースが落ち着きその差は5分45秒まで戻ります。
JCL TEAM UKYOの選手はこの上げ下げの激しい展開でも遅れることなく走れていることから、車から選手へ指示を出すボアロ監督も手ごたえを掴んでいる様子です。
残り40kmに近づくと、BORA ヘルツォグ選手が単独で追走を開始、30km地点で石橋選手と合流します。プロトンもレース終盤に向けて各チームが活性化、急激に人数を減らしながら残り15km地点で石橋選手を吸収します。
JCL TEAM UKYOは固まってエースを守りながら、ゴールへ向けて力を発揮していきます。しかし、レースは最後に一人抜け出したUAE フィン選手が独走で優勝。
4秒後の後方のゴールスプリントの中でペゼンティ選手、カルボーニ選手がゴール。最前線の戦いにエースを送り込みレースを終えました。上位25名までUCIポイントが付与されることから、合計6点のポイント獲得となりました。アール選手、山本選手、増田選手も先頭集団から大きく遅れずにゴールし、好調も感じるレースとなりました。
明日からはじまるツアー・オブ・オマーン、引き続きJCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします。
石橋選手コメント
「3名で協力して逃げていたので楽になるかと思いましたが、疲れましたね!昨年よりも長く逃げることが出来たのは手ごたえも感じました。明日からはじまるステージレースに向けて回復に務めます。
ボアロ監督コメント
石橋選手の果敢な走り、プロトンが分断する速い展開でも先頭グループで残る選手たちのコンディションの良さを感じました。選手たちの気持ちも一つになり明日からのレースが楽しみです。
Result TOP3
DST 174.5km Ave 39km/h
1 1 FISHER-BLACK Finn 4h27’43”
UAE Team Emirates
2 LUMPARTI LUKE +04
Soudal Quick STEP
3 CAPIOT Amaury +04
ARKEA
16 PESENTI Thomas +04
JCL TEAM UKYO
22 CARVONI Jovanni +04
JCL TEAM UKYO