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レポート

2024.02.01

【RACE REPORT】ALULA TOUR STAGE2

大会期間:2024年1月30日（火）～2月3日（土）
カテゴリー:UCI 2.1　　　ステージ：第2ステージ　　距離：199.2km
開催地:サウジアラビア　出場:18チーム 124名
JCL TEAM UKYOメンバー：小石、山本、岡、アール、カルボーニ、マルチェッリ、ベゼンティ

小石選手、岡選手がブレイクアウェイでレースを動かす！スプリントポイントを制した岡選手がジャージを獲得の活躍！

第2ステージは強い風とサファリパークの丘陵地を抜ける長いスパンのアップダウン、そして約200㎞の長丁場のレースとなりました。このステージに向けてボアロ監督からのオーダーは、「小石選手がブレイクアウェイでレースを動かし、スプリントでチャンスがあればステージ優勝はマルチェッリ選手が狙う。

そして、ペゼンティ選手とアール選手の個人総合成績を狙うためこのステージでタイムを失わない事」をターゲットとしました。多くの選手が僅差でひしめいている第2ステージ、厳しい展開が予想される中レースはスタートしました。

レースが動いたのは20㎞地点のボーナススプリントでのスプリント。この地点を通過後、ペースが揺らいだ隙をついて5名のライダーが飛び出しました。メンバーはエウスカルディズベルディア選手、ルージャイパンサ－ド選手、サウジアラビアシャイカハメッド選手、ウノＸヨハンセン選手、そして小石選手がリードアウトに成功します。、

ステージ優勝はマルチェッリ選手が狙う、そして個人総合成績を狙うペゼンティ選手とアール選手はトップ集団でゴールしタイムを失わないことがターゲットとなりました。強い追い風でリードを広げ、その差が最大で3分40秒となると、いよいよリーダーチームのDSMが纏まって追走にかかります。

80㎞地点を過ぎ、コースの進路が変わると強い風は一気に向かい風となり選手たちを苦しめます。小石選手らを追うプロトンもこの風でいくつかのグループに分断します。

しかし、絞られた追走が先頭をキャッチするとスピードが緩みプロトンは一体化。この緩急で落車が起こり、逃げていた小石選手が巻き込まれてしまいます。そしてレースは98㎞地点でエウスカルディアズパレン選手、トレンガヌミルティアデス選手、そして岡選手が飛び出すと後方からルージャイの2名が追いつき5名となります。非常に強い向かい風が吹く中、エスケープグループは身を低くして高いペースで展開。

後方のプロトンは残りの距離を図り一度ペースダウン、その差は最大で5分40秒まで広がります。落車で軽い怪我をした小石選手でしたがこの流れでプロトンの後方で落ち着いてコンディションを回復に務めます。

順調に逃げるエスケープグループは123㎞地点のスプリントポイントへ差し掛かります。すると、岡選手がこれを鋭い動きで捌いてトップで通過、もう一つの160㎞地点のスプリントポイントを獲ればイエロージャージとして大会で設けられているモーストアクティブライダー賞の可能性が見えてきます。

一方、後方のプロトンはゴール勝負に向けてスプリンターを擁するワールドツアーチームが纏まり追走に入る展開。スプリントポイントを前に40秒まで差が縮まるも、リードグループがこれを通過、岡選手が2度目の先着を果たします。しかし、その直後にレースは振出しに戻り、一気にスプリント勝負への展開の流れが強くなっていきます。