JCL TEAM UKYO

NEWS

BACK
【RACE REPORT】ALULA TOUR STAGE1
レポート
2024.01.31

SHARE

facebook twitter line

【RACE REPORT】ALULA TOUR STAGE1

大会期間:2024年1月30日(火)~2月3日(土)
カテゴリー:UCI 2.1   ステージ:第1ステージ  距離:149.5km
開催地:サウジアラビア 出場:18チーム 124名
JCL TEAM UKYOメンバー:小石山本アールカルボーニマルチェッリベゼンティ

山本選手がナショナルチャンピオンジャージで逃げを決め、 マルチェッリ選手がゴールスプリントで7位に入る好発進!

2024年、監督にボアロ氏、GMにボルピ氏が就任し、イタリアを拠点に新体制となるJCL TEAM UKYOの開幕戦 は“ALULA TOUR”で迎えました。

昨年までの“SAUDI TOUR”が名を改めた今大会、チームは2度目の参戦となりました。ワールドツアー9チーム、プロツアー5チーム、コンチネンタル3チーム、サウジ代表 1チームを含めた全18チーム、総勢124名で行われる全5ステージ 総距離811.2kmの行程。本日は149.5kmの第1ステージとなりました。

レース当日の朝、ボアロ監督による綿密なミーティングが行われました。そこでは、レースのターゲットと各選手の役割、好成績へ繋がる適切なアプローチを確認しました。

このステージは後半の周回コースに入るとフラットなゴールであることから、スプリンターのマルチェッリ選手をエースに指名。そしてチームが有利に展開するために序盤からの逃げに山本選手が入ってレースをコントロール、他の選手は山本選手やマルチェッリ選手が優位に運べるようにヘルパーとして働く役割で走ることになりました。

レースのスタート時刻は12時半、風は涼しいもの日射しの暑さが感じられる天候。シーズン最初のレースだけあり、直前までバイクのポジションをチェックする姿もみられました。シーズン最初のレースでは汗をかき易く、それが消耗の原因となるため、水分補給をこまめにスタッフで補給箇所を分散しながらレースに挑みました。

スタートしてすぐにレースが動きます。ファーストアタックで抜け出した4名のメンバーは、エウスカルディのズベルディア選手、サウジアラビアのイバライン選手とシャイカメッド選手、そして日本チャンピオンジャージを着る山本選手。

そして、ルージャイのペトルス選手が後方からブリッジに成功するとプロトンはこの動きを容認します。向かい風に協力しながら80km地点では2分のタイムギャップを稼ぐもイバライン選手がドロップ。

そして100km地点で数人が補給を摂っているタイミングでぺドルス選手がペースをあげ、グループは分断。ズベルディア選手が単独で彼に追いつき、山本選手は追走となってしまします。

前日のイメージ写真

一方、後方のプロトンではゴールスプリントに向けジャイコ・アルウラ、クイックステップらワールドツアーチームが追走体制に入ります。山本選手が逃げたことでプロトン内でのJCL TEAM UKYOのメンバーは終盤に向け、淡々と纏まった走りを展開してきました。

残り30km、最後の小周回を前に山本選手がプロトンに捕まると、メンバーがマルチェッリ選手が優位なポジションを作る連携を作ります。ラスト1周を強力にアプローチするのは小石選手とジョバンニ選手。Uターンと直角コーナーが続くレイアウトにベストなラインをマルチェッリ選手に導きます。

こうしてマルチェッリ選手はラスト300mのコーナーをレースの最前線に位置することに成功し、一気に横に広がったゴールスプリントに車輪を並べます。しかし、ワールドツアーチームのスプリンターが揃った戦いは、非常にハードな展開、前方を塞がれて7位でゴールとなりました。

全選手がナーバスとなる第1ステージでチームが一丸となって戦えたことは有意義な初戦となりました。明日は最長ステージとなる199.1kmの第2ステージ、引き続きJCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします。

マルチェッリ選手コメント

「レースはマサキがリードしてくれる作戦どおりの展開、長旅で序盤は脚がきつかったけど、彼が逃げていてくれたおかげで後半にはレースの強度になれることが出来た。最後はユウマ(小石選手)とジョバンニが交互に前に入ってエスコートしてくれたので、ゴール300m前には最前線に位置することが出来た!これが今シーズンの最初のレース、自分としてもチームとしても良い感触を得られたと思う。」

山本選手コメント

「去年以上に強い自分をシーズン最初のレースから感じられました。やはり、平地は身体の大きいぺドルス選手やズベルディア選手とは差がありました。もう少しアップダウンがあれば小さい自分には有利な逃げになりましたが、また次にトライできる気持ちになれました。最後に落車に乗り上げてしまい、総合成績は難しくなりましたがこれもチャンスに変えていきたいと思います。」

ボアロ監督コメント

「事前に指定したターゲットへみんながひとつになって頑張ってくれた。このハイレベルなレースで良い走りが出来たと思う。明日以降のレースはよりチームになって戦えると感じます。」

STAGE1 Result TOP3

DST 149km Ave 44.9km/h
1   VAN UDEN Casper           3h18’55”
Team dsm-firmenich

2   GROENEWEGEN Dylan +00
JAYCO ALULA       

3   MERLIER Tim                      +00
Sodal Quick Step  

7   MALUCELLI Matteo   +00
JCL TEAM UKYO        

23 CARBONI Giovanni        +00
JCL TEAM UKYO   

24 OKA ATSUSHI                       +00
JCL TEAM UKYO   

ALL RESULT

総合成績 TOP3

1   VAN UDEN Casper           3h18’55”
Team dsm-firmenich

2   GROENEWEGEN Dylan +04
JAYCO ALULA       

3   MERLIER Tim                      +06
Sodal Quick Step  

7   MALUCELLI Matteo   +10
JCL TEAM UKYO