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【レポート】ツール・ド・九州 Stage1
開催期間：2023年10月6日（金）～9日（月・祝）
レースカテゴリー：UCI2.1（1クラス）
開催地域：福岡県、熊本県、大分県
出場チーム数 18チーム〈1チーム6名体制〉
JCL TEAM UKYOは２名が総合上位へ！明日の第２ステージに備える
第一ステージは、北九州をスタートし、世界遺産の街・大牟田をゴールに迎えるアップダウンに富んだコース。途中3度の山岳は特徴が分かれており、長く登り消耗する最初の峠（43.9㎞）に対し、2番目（90.9㎞）、3番目（138.8㎞）の峠は短いが勾配がきつくパワーの差で展開が変わるコースです。JCL TEAM UKYOは最初の峠は力を温存しつつも前方でこなし、2番目の登りでペースが上がる動きに同調して人数を減らし、最後の登りは下り切ってから1.5㎞程でゴールということでアタックを掛けて少人数で逃げ切りステージ優勝を狙う作戦でレースに挑みました。
北九州メディアドーム（競輪場）をスタートしたプロトンは最初の峠に向けてペースは速いものの比較的落ち着いた流れで進行していきます。序盤でVC福岡 横塚選手、シマノ 寺田選手、トレンガヌ アイマン選手が抜け出し、プロトンはこの動きを容認し2分近くの差で最初の峠を越えます。
岡選手が中盤でボトルをキャッチすると、この時点では選手たちは後方に固まって落ち着いて走っている様子が伺えました。その後、プロトンは平野に抜け徐々に前方3名との距離を詰めにペースが上がり始めます。90㎞付近の2番目の峠に差し掛かるとJCL TEAM UKYOは前方へポジションアップし、登りで一気に上がったペースに同調します。先行していた3名を飲み込み、更に100名近くいたプロトンはここで半分以下の人数に絞られました。
最後の登りは距離が短いため、少人数でリードを広げて行きたい選手がアタックを開始します。 ここで彼らの動きに反応よく飛びつくのは岡選手。プロトンに待機するアール選手とプラデス選手たちが不利にならないように動き続けます。こうして迎えた120㎞付近からはじまる最後の登りは、武山選手、増田選手を中心にプラデス選手をエスコートし、この流れから岡選手のペースアップを使ってプラデス選手が登り区間で単独で抜け出しに成功します。当初のプラン通りにレースは動いていましたが、アール選手を乗せた20名近い選手たちがゴールに向けて追撃に出たことでプラデス選手をキャッチして振出しに戻してしまいます。
レースは大集団のゴールスプリントとなり、前日のクリテリウムを制したチームブリジストンの兒島選手が勝利を飾ります。そして、タイム差なしでアール選手は9位、プラデス選手は14位でゴールでなだれ込みレースを終えました。JCL TEAM UKYOは2名を総合上位に残すことが出来ましたが、多くのライバルが総合僅差でひしめく明日の第2ステージは過酷なレースが予想されます。選手たちは回復に務め、万全の状態で第2ステージへ向かっていきます。引き続きJCL TEAM UKYOへの応援よろしくお願いします。
プラデス選手
「プラン通りの流れをチームメイトが作ってくれて、自分もそれに応えるために全力でチャレンジしました。最後プロトンにのまれてしまったのは非常に悔しいです。」
清水監督コメント
「思ったよりも中盤までのペースが遅く、2回目の山岳を終えてもプロトンが大きかった。そんな中でプラデスとアールを温存させて、最後の峠で攻撃し勝負に出ました。最終的には捕まりましたが、ライバルの選手たちの実力も把握できたのは収穫です」
Result DST 145km Ave 43.7km/h
第一ステージ
優勝 兒島直樹 チームブリヂストン 3:18:48.71
2位 サインバヤール トレンガヌ +0’00”
3位 レグイグイ トレンガヌ +0’00”
9位 アール ネイサン +0’00”
14位 プラデス ベンジャミ +0’00”
総合成績 TOP 3 [第一ステージ終了時点]
1位 兒島直樹 チームブリヂストン 3:18’35”
2位 サインバヤール トレンガヌ +0’07”
3位 レグイグイ トレンガヌ +0’09”
9位 アール ネイサン JCL TEAM UKYO +0’13”
14位 プラデス ベンジャミ JCL TEAM UKYO +0’13”
レースリザルト：福岡ステージ | 大会結果 | マイナビ ツール・ド・九州２０２３ (tourdekyushu.asia)
