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【レポート】Le tour de Langkawi #Stage8
最終ステージは上野選手が逃げに挑戦！8日間のステージを走り切る
ステージ最終日の今日は、レースが始まるといつもに増して積極的にアタック合戦が行われます。23名に及ぶ逃げグループが形成されるも、山岳ポイントを前に、どのチームも引けを取らず、再び集団は一つになります。
23kmを過ぎた地点で、上野選手、マレーシアナショナルチーム、リニンスターの３名で小さなグループを形成します。逃げる３名は、集団との差を広げようとしますが、メイン集団がこれを容認しません。25kmの地点でメイン集団に吸収されます。
なかなか逃げを許さないメイン集団でしたが、45kmを過ぎた地点でアスタナ、エウスカルテル、山岳賞ジャージを着用するチューダーの選手など有力選手を含む14名のグループが形成されます。メイン集団との差は、1分15秒まで広がります。
65kmの補給地点を少し過ぎたあたりで山本選手がクラッシュ。すぐに立ち上がりレースへの復帰を申し出ましたが、ヘルメットを損傷しており、頭を打っている可能性が強いため大事をとってレースをおります。
90km地点で、先頭集団にいた数名の選手がさらにアタックを仕掛けて逃げの展開を作ります。メイン集団との差が2分25秒まで開いたところで、個人総合リーダーの選手を率いるEFエデュケーションが先頭集団を捕えようと集団をコントロールし始めます。そこに、今日の展開を集団スプリントに持ち込みたい他のチームも協力し、じりじりとタイム差を縮めていきます。
残り7kmの地点で、先頭集団に残っていたチューダーの２名の選手がさらにアタックをかけて逃げ切りを目指します。しかしながら数的不利な状況となった先頭２名は、猛追してきたメイン集団に吸収され、集団スプリントへ。JCL TEAM UKYOは、クレダー選手がスプリント目指してゴールに飛び込みますが、惜しくも10位でレースを終えました。平均スピード47kmという高速な展開の中、上野選手も積極的に逃げにトライしたり、大仲選手もチームメイトのために何度も補給を運び、各々の役割を全うしたレースとなりました。
８日間にわたるLe tour de Langkawiは第８ステージをもって終了となります。この後も、まだツール・ド・九州やジャパンカップなどレースは続いていきます。引き続きJCL TEAM UKYOへの応援をよろしくお願いします。
上野選手コメント
「今日は最終ステージということで、出し切る思いでレースに挑みました。今日は逃げる、という思いを持ってレースに挑み、本当に逃げることができました。そこからはかなりきつい展開でしたが、なんとか完走することができて嬉しいです。このステージレースが始まる前は不安な気持ちが多かったのですが、いざ走ってみるときつかったけれど、とても楽しくて、一日一日がとても充実した日々になりました。」
大西監督コメント
「8ステージのツールドランカウイが終わりました。別のレースとの2チーム体制で、年々ハイレベル化が進む今大会に病欠もあり5人で参戦する事になりました。それぞれの持ち味や課題をよく加味し前半は今までに経験が無いほど温存して後半に備えました。
5人中4人が日本人選手という選手構成で、今後日本のチームとして、日本人がこのレベルで走る事に対しても課題をそれぞれ見つけることが出来たと思います。
これからもさらなる挑戦を続けてまいりますので引き続き応援をよろしくお願いします。」
